「 根性ってモンが足りてねぇな、兄ちゃん。そんなんじゃ誰 も満足しねぇぞ!! 」鎌池和馬 『 とある魔術の禁書目録 』
SS② p.51.
( 2010 年 15版/アスキー・メディアワークス )
「 見せてやるよ、本物の根性ってヤツを!! 大それた理由なんかいらねぇ。曲がらず腐らず正面を行く男は、赤の他人だろうが何だろうが、傷つけられた女の子のために立ち上がる事ができるんだ!! 」『 とある魔術の禁書目録 』
SS② pp.218-219.
上に引用した言葉は科学サイドの頂点に君臨している学園都市に七人いるレベル 5 の第七位、最弱のレベル 5 こと
かつての日本にはあって今の日本が失ってしまったもの、それを一言でごく簡単に表現してしまうと削板のいう根性というものになるのではないかと思います。
今の日本の陥っている惨状というものは今の日本人が削板の言葉で言うところの根性なるものを失ってしまったからこそと言うべきものでしょう。
但し、ここでひとつ誤解すべきでないのは、削板のいう根性とは決してかつての日本にあったモーレツなどというものではないという事で、削板のいう根性とはある種の美学や美意識のようなものであり矜持であり、理非曲直をわきまえて筋を通すという事なのであって、それは理非曲直も筋もまったく顧慮することなく美学や美意識のカケラさえもないモーレツとはまったく異なったものなのではあります。
根性のない人間とはどういった人種かといえば、例えばちょっと支持率の数字が良かったからといって調子に乗って消費税 10 %などと喚き散らして、そのあげく選挙で惨敗するやあれは誤解だったなどと言い逃れをするような恥を知らぬブレ菅の如き輩が最近の旬な根性なしの例として挙げる事が出来るでしょう。
イラ菅だのダマ菅だのという内はまだましで、ブレ菅まで堕ちたらもう七回生まれ変わっても度し難しと言うべきでしょうか。
例えば、高速道路を無料にすると約束して政権をとったのならば、何がなんでも、国会議員の定数を半分にし、国会議員の給料を十分の一にして、クソ役人の給料を半分にして、税金を湯水の如くに呑み込み、一千万円以上の給料をすでに受け取りながら、赤ちゃんのオムツを買う金がないから給料をもっとあげろと喚き散らす無能なスチュワーデス ( 今はキャビン・アテンダントっていうのが世間の流行みたいですね ) や無能なパイロットをムダに飼っている日航に垂れ流す税金を回収してでも高速道路を無料にするという事が根性を見せるという事であり、ブレないという事なんです。
そうでなければ、もう一度選挙をやり直すしか正しい選択肢はないにも関わらず、権力の座に恋々とする醜悪な政治屋どものどこに根性を、かけらほども見る事ができると言うのでしょうか。
こんな連中を誅する事もせずにエヘラエヘラしている大半の国民ももちろん根性なしですし、一千万円以上の給料をすでに受け取りながら、赤ちゃんのオムツを買う金がないから給料をもっとあげろと喚き散らす無能なスチュワーデスや無能なパイロットをムダに飼っている日航に税金を垂れ流し、借金棒引きの平成の徳政令を指をくわえてただ見ている国民も根性なしです。
志士はおらず、根性を失ったこの国はもはや立ち上がる力を失ってしまい、ただ息絶える日を待つだけと言うべきなのでしょう。