以前の記事 ( → こちら
) で水野美紀さんと < ザ・ジェーン・タイチー > についてご紹介した際に、必然的にその発生元である書籍扱いの季刊誌 『 jane, ( ジェーン ) 』 についても少し触れたのですが、その正体 ( ) が偶然判明しました。
下の写真は 2002 年から 2007 年に刊行された雑誌 『 ターザン 』 の記事を再編集したものを中心として発行された 『 Tarzan 特別編集 Jane [ ジェーン ] 』 ( vol.4 / 2007 年 11 月 発行 / マガジンハウス社) になります。
そうです。
『 jane, ( ジェーン ) 』 という雑誌スタイルの書籍は、実は若い女性向けを意識して 『 ターザン 』 から派生したものだったのですね。
知りませんでした・・・、というかまったく気がつきませんでした。
上の写真の vol.4 が発行された 2007 年には、 Jane の後ろの “ , ” もなく “ J ” も大文字でまだ現在のスタイルが確立していなかったようですが、その後に現在のような形に落ち着いたもののようです。
大きさを較べてみると、現在発行されているものの方がやや大きくなっているようですが、グラフィック重視のフィットネス系という内容は当然の事ながら一致しています。
実は上の 『 Jane vol.4 』 を私が以前に買ったのは下の記事が掲載されていたからで、このたった見開き 2 ページの為だけに税込みで 838 円も払って 『 Jane vol.4 』 を購入してしまいました。
上の写真の記事は、クンダリーニ・ヨーガを公開した事で知られているインド人のグル、ヨギ・バジェン ( ヨギ・バジアン ) 師のアメリカ人女性のお弟子さんのセンターを取材したものなのですが、世上多くのヨーガ関係の記事はあり、クンダリーニという言葉も比較的に目にする機会はあるものの、このヨギ・バジアンというグルのお名前やヨギ・バジアンのクンダリーニ・ヨーガに関する記事を目にする機会はあまり無いのではないかと思います。
ヨギ・バジアンのクンダリーニ・ヨーガの具体的な内容に関してなら、おそらくはそうとは知られずに最近では < 火の呼吸 > という名称でその筋の方には結構知られるようになってきてはいるのではないかとも思うのですが、それでも < 火の呼吸 > という具体的なテクニックの名前ばかりが前に出てきて、ヨギ・バジアンのクンダリーニ・ヨーガという部分はあまり前面には出てきていないようにも感じます。
< 火の呼吸 > というのはヨギ・バジアンのクンダリーニ・ヨーガの体系における重要なテクニックであると同時に、小山さんが教えているヨーガの体系なわけでもあるわけですが、小山さんが教えているヨーガの体系における基本はヨギ・バジアンのクンダリーニ・ヨーガにおける < 火の呼吸 > にあるわけで、その意味では現在ではヨギ・バジアンのクンダリーニ・ヨーガはかなり一般に普及してポピュラーになったという事も出来なくはないとは思います。
とは言ってもその体裁は、どちらかと言うとオタクが興味を持ちそうな内容でなんかむさ苦しく ( ) 、若いお嬢さんがたにはあまり受けなさそうな気がしなくもありません ( 小山さんご本人は 「 オタクは嫌いだ 」 だなどと発言されているようなのですけど
) 。
ですが、やはり < 火の呼吸 > というシステムは < 小山さんのヨーガ > という印象が一般的なような気もしますよね ( 小山さんご本人はある雑誌情報によればヨギ・バジアンの弟と友達らしいのである程度信用できるようには思いますが ) 。
ヨギ・バジアンの伝えたクンダリーニ・ヨーガの技法というのは、様々なヨーガのアーサナをとった状態で < 火の呼吸 > と呼ばれる特殊な呼吸法を行なう事を中心として構成されているらしいのですが、オウム事件による < 日本ヨーガの失われた十年 > 期以前の第一期のヨーガ普及期には、現在も新興宗教業界の一大勢力として権勢を誇っている K 師率いる某 A 教団 ( の前身だったかもしれません ) がヨギ・バジアン師ご本人を日本に招聘して自教団信者さんたちを対象として様々な伝授を行なったことがある事などが知られています ( 私は信者経験がないので直接は知りませんでしたけど・・・ ) 。
具体的には下のようなポーズを取った状態で < 火の呼吸 > と呼ばれる独特の呼吸法を行なう事によってクンダリーニの活性化を図ったりするらしいです。
ただ、このようなものは結構シンドイ部分もあったりしますので、お洒落が好きな日本の若いお嬢さんなどにはたぶん向かないかとも思いますし、軟弱なオカルト・オタクにも < 火の呼吸 > をこなすだけのパワーはおそらくない事でしょう。
そんな場合には、下のようなポーズで 「 サ・タ・ナ・マ 」 という四つの音節を唱えながら、親指を各音節ごとに人差し指 → 中指 → 薬指 → 小指と接触させながら瞑想する、などという方法もあるそうです。
厳密にはこの 「 サ・タ・ナ・マ 」 にも一定のチャンティング・メロディーがあるらしいのですが、とりあえずはメロなしで実践しても害はないし、ある程度の効果はあるのではないでしょうか?
実際にヨギ・バジアンの伝えたクンダリーニ・ヨーガを正式に習いたい場合には、おそらく日本では小山さんの教える < 火の呼吸 > 系の教室が一番の近道なのではないかと思うのですが、・・・、軟弱者な私はなんか怖そうなので二の足を踏んでしまいました ( もっとも、若いお嬢さんならたぶんやさしく教えてもらえるんじゃないかと思います ) 。