私たち日本人は日本や中華人民共和国、あるいは台湾などは漢字という共通の文字 ( 中華人民共和国は簡体字という独特の変化を遂げてしまっていますが ) を持っているので、中国語をしらなくてもなんとなく雰囲気を予想する事ができたりすると考えがちだと思います。


 しかし、台湾で < 心霊音楽 ドクロ > と呼ばれているらしい音楽を私たち日本人がその字面から予想する事は極めて困難なのではないでしょうか。


 下の動画は台湾でなにやら心霊音楽と呼称されているらしいジャンルに属するものらしいのですが、日本語的には全然心霊ではありませんよね ( これは良い意味でですけど ) 。



佛教歌曲-黄思婷-聆听

 前半の中国語 ( 台湾語 ? ) の歌詞はよく分からないのですが、幻想的な間奏に続く後半部では梵語を音写したチベット語による観音菩薩の根本真言 ( 長呪 ) が歌われているのが分かります ( 華人の中にはこれをチベットの大悲呪などと勘違いしている人も多くいるようですが、チベットにも日本や中華と同じ大悲呪が伝わっていますので、これは大悲呪とはまったくの別物です ) 。


 仏教の伝統的な真言・マントラをそのまんま歌詞として歌ってしまうというなんとも大胆でアヴァンギャルドな一面はあるものの、上の曲を聞いてみると台湾などの中華圏において < 心霊音楽 > というのは、なにやら仏教系のヒーリング・ミュージックというようなものの事を言っているという事になりそうですね。


 似たようなヒーリング・ミュージックっぽいものでもエンヤなどはなんか聞いた後にネガティヴな感覚が残ってしまうのですが、このような心霊音楽にはあまりそういう感覚がないような気もして良さげです。


 ちなみに台湾と言えば先日、私の知人がツアーで台湾へ行った際のお土産として面白いお菓子をくれたりもしました。


$ドワンのブログ@アメーバ-蓮の実

 なんでも < 蓮の実 > なのだそうで、食してみるとかなり甘めの味付けではありますが意外と美味しかったりもします 。


 某仙人もこんなお菓子を口にしながら心霊音楽などを楽しんでいたのでしょうか?


 台湾というものなかなか良いものです。