You Tube に面白い映像が投稿されていました。


 清田益章、秋山眞人、堤裕司という 20 世紀を生きたオカルト・キッズなら誰もが知っている 20 世紀のオカルト業界を代表する三人の隠秘能力者の日常を追跡取材したテレビ・ドキュメンタリーで、 1998 年の 2 月 24 日にフジ・テレビ系で放送されたもののようです ( 下の画像は六分割の内の Part 3 です ) 。



森達也『職業欄はエスパー』(1/3)

 スプーン曲げの超能力野郎に U F O を呼ぶ男、そして日本ダウジング協会の設立者にして日本のダウジング業界 ( なるものがあったとして ) のパイオニア・・・とそれぞれの専門とするジャンルや方向性は異なっているのですが、彼らが 20 世紀の日本オカルト業界をリードした隠秘能力者にしてオカルティスト ( 叫び ) 、あるいはエスパーであった事は確かなのかなと思います。



森達也『職業欄はエスパー』(1/4)

 Part 4 のオカルティストたちの宴会のシーンには空中浮揚で有名なヨーガ行者の成瀬さんが出てくるのですが、その事にはまったく触れられずスルーされてただのおっさん扱いなのが凄いですね 目 ( Part 1 でも出てきていたのですが、 Part 1 は音声が消去されてしまっているので、成瀬さんに対するコメントの有無は不明です ) 。


 清田益章、秋山眞人、堤裕司といった三大エスパーの前では空中浮揚をこなす日本最高のヨーガ行者でさえもただの髭のオッサンでしかないのでしょうか?


 三人の中では個人的には堤裕司さんがなんか冷めて達観しちゃった印象があって一番好きなんですけど、清田さんあたりはなんかまだ熱すぎるというか無理してる感じが強すぎる印象を受けます。秋山さんはそんな二人の中間くらいなポジションの商売人というかビジネスマンな感じで、このドキュメンタリーが制作された 1998 年の当時にアパート暮らしだった堤さんに対して、秋山さんが結構裕福そうな一戸建てに居住されていたようだったのが印象的でもありました。


 大道芸の練習をしながら休みの日にはピエロの扮装をして人前で道化を演じるという堤さんのその姿に純文学な香りをそこはかとなく感じてしまいます。


 もっとも、ある意味において知的で一番冷めている印象の堤さんでさえもコンバット・ナイフを常時携帯している ( ような時もあったらしいです、ソースは You Tube ではありませんが・・・ ) というくらいですから、やっぱりオカルティストという人種にはどこか屈折したものがあるのでしょう。


 それにしてもこの番組が制作放映されたのが今からちょうど 12 年前の 1998 年という事ですので、今頃彼らはどうしているのかが少し気になります。


 清田さんは去年あたりに、 MX テレビの番組なのか水道橋博士の 『 博士の異常な鼎談 』 という番組に出演されていたようで、その時の映像も You Tube に投稿されていました ( ちなみに、この 『 博士の異常な鼎談 』 にはあの苫米地伝法阿闍梨さまも出演されていて、その回の映像も You Tube には投稿されていました ) 。


前編 1/32/33/3

後編 1/32/33/3

 この時にはかなり丸くなったような印象をうけなくもないのですが、基本的に彼は世間に対して拗ねて捻くれてしまったような印象が強いように感じますね。


 秋山さんは近年でも 「 秋山眞人の霊魄鑑定 マインド・アンティーク博物館 」 ( 『 あなたが体験した怖い話 』 連載 ) という実話系ホラー漫画雑誌に掲載されている漫画のモデルとしても活躍されているみたいですし、本業は道教の導師だなどという噂も一部ではあるようです ( 下の画像は、少し古くなりますが、秋山さんをモデルにした実話漫画が掲載されていた実話系ホラー漫画雑誌 『 あな怖 』 です ) 。


$ドワンのブログ-あな怖-2007-11
『 あなたが体験した怖い話 』 2007 年 11 月号

 堤さんについては You Tube ではこの 『 職業欄はエスパー 』 の投稿以外はヒットしませんでしたが、グーグルで検索してみると 『 堤裕司 監修 驚異のダウジング占い 』 などというサイトがヒットしてきて、そのサイトの監修者紹介によればダウジング技能検定などということもやっておられるようですし、それ以外にもネット占いの会社などで活躍されているみたいです。


 1998 年の当時で秋山さんと堤さんには小さな女のお子さんがいらっしゃったみたいなのですが、その子たちも今はもう中学生か高校生くらいにはなっているんですね。


 彼女たちがいったいどんな中学生や高校生になっているのかと野次馬根性がつい湧いてしまうのは無教養な大衆の悪い癖・・・ 叫び


 あっ !?


 でも、どうせならもう一人この方もユニットに加えて 20 世紀を駆け抜けた < エスパー四天王 > とでもして特集してみてはどうでしょうか はてなマーク



 超能力ならぬ高能力・・・。


 ある意味斬新な発想の転換という気がしなくもありませんが、このエスパー伊藤さんも高能力に覚醒する前はスーツかなんか着て確かオカルトの研究会のようなことをやってた時代もあったような気がしますが・・・。


 ブログの記事などを読むと時には意外とまじめなことが書かれていたりもして、根はまじめな人なのかもしれませんねはてなマーク