さて、前回の記事 ( → こちら ) では英国の女性歌手であるケイト・ブッシュが実はゴールデーン・ドーン黄金の夜明け 団 ) 系の魔法使い ( 魔女 ) だったのではないか、という疑い ( w ) があるという話をしたのですが、この世にはたして 《 魔女 》 は実際にいるのでしょうか?


 こんな深遠なる問いを私たちに投げかけているものが、こちら・・・。

Uminekodvd1 7 th Expantion 『 うみねこのく頃に 』

 ご存知の方も多いとは思いますがこれはいわゆる 《 同人ゲーム 》 というジャンルに属するもので、実質的にはゲームというよりも 《 サウンド・ノベル 》 と言った方が正確なのでしょうが、前作 『 ひぐらしのく頃に 』 に続いて 7 th Expantion さんによって製作されているシリーズです。すでに前期 4 エピソードはアニメ化もされて放映され、小説版や解説本、エピソード・コミックにアンソロジー・コミックとメディア・ミクスな展開がされている真っ最中の作品で、私も最初はテレビ・アニメの視聴からこの世界に入って、原作を購入するとともに小説版やコミック ( 特にアンソロジー系がお勧めです ) と買い進めているところです。


 原作のゲーム版に関しては夏と冬のコミケにあわせて新作が発表される形で、去年暮れの 2009 年の冬のコミケで最新作の 『 エピソード 6 』 が発表されました。

 私はコミケなどには行ったことがありませんし、ゲーム自体もそれほどやる方ではなく、サウンド・ノベルにいたってはこの作品がはじめてだったのですが、サウンド・ノベルがこれほど嵌まれるものだとは思いもしませんでした。


 『 うみねこのく頃に 』 という作品に関してはあらすじや概要を説明するのは極めて困難というか不可能ですので、実際に作品を購入して自ら体験する事をお勧めするしかないと思うのですが、この作品においてはゲーム内空間における幻想ゲームをテーマとして魔女の存否を論ずることが一つの表面的なテーマとして設定されていて、この魔女は存在するかどうかという極めて深遠なるテーマについて私も深く沈思黙考しつつ、様々な資料に当たって検討してみることにしてみました。


 そしてその結果、ついに私はこの世に 《 魔女 》 が存在する動かぬ証拠を発見してしまったのです。

4150_3

 ・・・、あっ、これは違います。これは私の ( 心の ) です。魔女が存在する証拠はこちらです 汗汗

3300 現代社会の一隅で魔術を行う魔女たち

 上の写真は現代・・・、と言ってももうすでに 20 年以上も前の話になってはしまいますが、それでも現代のアメリカはサンフランシスコに生身の身体をもって実際に存在し活動していたという現代の魔女たちのツーショット写真です。


 ・・・、そう、魔女はこの世に実際に存在していたんですね。


 写真に向かって右の女性がバベッタ、左の女性がバベッタの友人のジャネット。バベッタは三代にわたって 《 白魔術の家系の直系の子孫 》 だということです。

 魔女バベッタの手元をアップにしてみたのが下の写真になります。


4

 この長く伸ばして赤いマニキュアを塗った毒々しい爪はまさに魔女そのもの、まったくネイル・デコが施されていないのは時代のせいなのでしょうか。現代ならこの長く伸ばした爪は赤いマニキュアではなくキンキラキンなネイル・デコで飾られているところでしょう。


 実際に存在する魔女にその姿を見せ付けられてはその存在を否定することなどできようはずもありません。

2 その妖艶な肢体を床に横たえ我々を誘惑する
魔女バベッタ

 私は 『 うみねこのく頃に 』 を観てからこの世界には実際に魔女が存在するのではないかと疑いはじめ、各地の研究家を訪ね歩き、国家機関が密かに収拾していた機密文献の数々を渉猟しつつ様々な極秘資料を比較検討していく中で、 『 うみねこのく頃に 』 の中で使われていた禁断の魔法の秘密の数々の一端を解明することに成功しました。


 まずは下の写真を見てください。

Uminekogohu1 火星の 5 の魔法円

 これは、 『 うみねこのく頃に 』 の中でマリアージュソルシエールの創造の魔女こと真理亜が浜辺のピクニックでの際に無能なバトラーこと戦人とジェシカに賦与した火星の魔法陣の護符です。

Uminekogohu2 太陽の 7 の魔法円
Uminekogohu3_2 月の 1 の魔法円

 上の二つの図形はともに 『 うみねこのく頃に 』 の下位世界における魔術による惨殺事件の現場に残されていた謎の印象ですが ( ex.エピソード - Ⅰの第 3 話では太陽の 7 が、同第 4 話では月の 1 が使われていました ) 、この二つの印象も含めてこれらの図形は実はすべて中世ヨーロッパにおいて発達した 『 グリモワール 奥義書 ) 』 と呼ばれる文献群の中でも特に 『 ソロモン王の鍵 』 と呼ばれていたグリモワール ( 奥義書 ) に記述されていた秘密の魔法陣だったのです。


 ソロモン王と言えば、前回の記事で紹介したケイト・ブッシュの 『 THE RED SHOES 』 には 「 The Song of Solomon 」 という楽曲も収録されていたのですが、これが何らかのメッセージになっていたのでしょうか 叫び

 これらの決して世間に明かしてはならないグリモワール ( 奥義書 ) の秘密を暴露し、現代に実際に存在する魔女であったバベッタを写真入りで独占スクープしたメディアがこちら・・・。

Tz841 月刊 『 トワイライトゾーン 』 1984 年 1 月号

 この雑誌は現代に実際に存在する魔女バベッタの存在を世間に暴露するとともに、中世期ヨーロッパから時を超えて現代の闇の世界に密かに伝えられてきた中世ヨーロッパの秘密の魔道書たるグリモワール ( 奥義書 ) の秘密をも漏洩させてしまった恐ろしい雑誌です。


 20 世紀の識者たち ( 叫び ) の間では密かに 『 T Z 』 という通称で呼ばれていたとも言われるこの謎のオカルト雑誌 『 トワイライトゾーン 』 は、この号以降もたびたび魔女バベッタの記事を掲載し、一時はオカルト雑誌業界の帝王ともいわれるあの 『 ムー 』 と肩を並べて二大巨頭体勢時代を築きあげたとも言われているらしいのですが、魔女の存在を世間に暴露し決して明かしてはならない秘密の魔道書たるグリモワールの秘伝を漏洩した記事が西洋魔術世界の怒りに触れたらしく、 21 世紀を迎えた現在ではもうすでに雑誌は廃刊となった上に、その雑誌を発行していた出版社自体も倒産してしまったと伝えられています。・・・、まことにもって恐ろしいことです 叫び


 天機漏らす可からず・・・、って言っても漏らされてしまった以上は可からずではなかったのですが、そんな屁理屈が闇の勢力に通用するわけもありません。さらに、・・・、まことにもって恐ろしいことです 叫び


 実はこの現代に生きた魔女バベッタがかつてこの日本にも来訪し、それのみならずあるバラエティ系のテレビ番組にも出演した事があるという噂を耳にしたので、早速その方面に明るい友人にその際の映像の入手を依頼していたのですが、その依頼をしてまもなくその友人とは音信普通になってしまいました 叫び


 友人の身に何事も起こっていなければ良いのですが。


 私が噂に聞いたところでは、そのバラエティ番組に出演した魔女バベッタは番組の中で当時人気だった四人の女性芸能人さんに白魔術の祝福を与えたというのですが、その番組放映後に、その四人の女性芸能人さんたちは中の一人を除いてみな不幸のどん底に突き落とされてしまったかの如き人生を送られたという話もありました。


 これは一体なにを意味しているのでしょうかはてなマーク


 ・・・。

 ・・・。


 それにしても、原作ゲームの 『 うみねこのく頃に 』 、今年の夏のコミケでは 「 エピソード 7 」 の発売になるわけですが、この春あたりから走りこみをはじめて体力をつけ、夏にはコミケ・デビューでもしようかと考えている今日この頃なのでありました。