3月になりました。日々暖かくなっていきますね。

★桃の節句(3/3)
 《ちらし寿司》
  ちらし寿司そのものに、ひな祭りのいわれがあるわけではありませんが、えび
  (長生き)、れんこん(見通しがきく)、豆(健康でまめに働ける)など縁起
  のいい具が祝いの席にふさわしく、みつば、玉子、にんじんなどの華やかな彩
  りが食卓に春を呼んでくれるため、ひな祭りの定番メニューとなりました。
  すし飯の酢にはカルシウムの吸収を高める・疲れを取る・食欲を増進させる・
  防腐作用などの優れた効能があり、栄養成分の吸収を高める働きにも優れてい
  ます。

 《はまぐりのお吸い物》
  3月は磯遊びの季節なので、海の幸を供えました。また、はまぐりなどの二枚
  貝は、対の貝殻しか絶対に合わないことから貞操を象徴し、何事にも相性の良
  い結婚相手と結ばれて、仲睦まじく過ごせることを願っています。
  はまぐりは栄養価の高い貝で、鉄、カルシウム、リンなどのミネラルやビタミ
  ンB群、タウリンを多く含んでいます。

★春分(3/21)
 《ぼた餅》
  春のお彼岸に作るぼた餅は、牡丹の花に似せて丸く大きく作られ、秋のお彼岸
  には萩の花に似せて小ぶりで楕円形に作られるため、おはぎと呼ばれています。
  ぼた餅はこし餡、おはぎはつぶ餡ともいわれる所以は、小豆の収穫期が秋のため、
  おはぎの時期は皮がやわらかいので皮ごと潰すつぶ餡にし、ぼた餅の時期は皮が
  かたくなっているためこし餡にするといわれています。皮には食物繊維などが多
  く含まれているので、栄養価を考えたらつぶ餡にした方が有効です。小豆は疲れ
  やむくみを取る働きに優れています。