@Late-onset and long-lasting irAEについて(European Journal of Cancer 2021;149:153–164)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0959804921001696
35.2% (112/318)でlong-lasting (≥ 6 months)、治療開始後1年以上経過してからのirAEは6.9%。
なおGrade ≥ 2のneurological irAEはわずか3.1% (10/318):aseptic encephalitis, Guillain-Barré syndrome, polyneuro-radiculitis, peripheral neuropathy, neuro-Sjogren syndrome。しかしhypophysitisはendocrineに含まれておりその頻度は不明。long-lastingの頻度はendocrine, skinで高い。
【感想】
治療開始から1年以上経過してのirAEというのもなかなか診断に踏み切るのが難しそう。「これってやっぱりirAEなのでは…?」と後になって改めて診断された、というものも含まれているのでは。irAEによる下垂体炎は頻度も高く長期間持続する内分泌障害を来すはずなので、個別に示してほしかった。
@腸間膜・腹膜のIgG4RDのreview(Abdom Radiol (2021). https://doi.org/10.1007/s00261-021-03037-4)
腸間膜に単発あるいは複数の腫瘤を形成するパターンや結核性腹膜炎のようなびまん性に腹膜のinvolvementを示すパターンあり。Omental cake様に見える症例まであるし、sclerosing mesenteritisも生じうる(提示症例では石灰化が目立つ)が、これらは当然悪性腫瘍との鑑別が問題となるので組織診断が必須。
【感想】
IgG4RDの稀なパターンの知識が追加された。が、病理的に他の原因だったりしないのかは心配(リンパ腫の病理がアミロイドーシスとして返ってくることがあるように)。
@Cowden syndromeにおけるNeuroimaging abnormalities(Neurology: Clinical Practice 2018;8(3):207–213)
頭部MRIの撮像された22/44例のうち、11 (50%)でLhermitte-Duclos disease, 4 (18.1%)でmeningioma, 13 (59.1%)でdevelopmental venous anomaly, …などなど。50歳未満の患者でmeningiomaに加えてその他の異常を認めたらCowden syndromeを考慮すべき、と。

