@膵癌と自己免疫性膵炎をtomoelastographyで鑑別する(European Radiology 2021;31:3366–3374.)
- 膵癌の方が自己免疫性膵炎よりもstiffnessもfluidityの高く、膵癌の上流の膵実質にもstiffnessの上昇が認められた。
- 腫瘍でも炎症でも上昇するstiffnessよりも、fluidityの方が視覚的には有用そうだが、AUC valueはstiffnessが3人のreadersいずれにおいても勝っていた。
※ちなみにLewis antigen-negative individuals (人口の約5-10%)は膵癌があってもCA19-9正常のことが多い。(※CA50, SPan-1などのI型糖鎖はLewis antigen-negativeでも陽性になるため使用できる)
【感想】
- 膵癌なのか膵炎なのかがconventional MRIで鑑別困難な症例でMREの診断能をぜひ試してみたい。(この論文のfigureに使用されている膵癌・自己免疫性膵炎はさすがにT2WIのみで鑑別できてしまいそう)
@頸髄損傷後のwallerian degenerationはしばしばroutine T2WIで見える(European Radiology 2021;31:2923–2932.)
- 頸髄損傷患者において、受傷部位よりも頭側のdorsal columnに71.4% (25/35), 頭側のlateral spinothalamic tractの37.1% (13/35), 尾側のlateral corticospinal tractの57.1% (20/35)に異常T2WI高信号が認められ、異常信号は撮像範囲内の全長に及んでいた、と。
- retrograde degenerationは認められなかった。
【感想】
- これは気付かなかったので今後注視したい。より空間解像度の優れたシークエンスでどう見えるか、そもそもいつ頃から見えるものなのか、などは今後の課題。
