※日本教育再生機構メルマガより引用。


教 育 再 生 メールニュース
【第299号】平成26年9月8日(月)
発行:一般財団法人日本教育再生機構 事務局
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  『教育再生』9月号発刊しました!
大相撲からみる日本 舞の海秀平(大相撲解説者)
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本日、『教育再生』9月号を発刊しました!

■ 《特別インタビュー》
  舞の海秀平(大相撲解説者)
    聞き手:八木秀次(日本教育再生機構理事長)
  
舞の海 先の大戦で、出撃していく特攻兵が家族にあてた手紙が残っていますよね。境川部屋では厳しい稽古が終わった後に、それを聞かせるのです。皆土俵に座って、シーンとしたなかで聞いているのですが、中にはぽろっと泣いている力士もいます。
 私は、ここから始めるべきではないかと思います。つまり、小学生でも、中学生でも、今自分がここにいる奇跡に感謝するということからです。お父さんお母さんがいて、おじいちゃんおばあちゃんがいて、その世代の人達は戦争にいった人がいて、多くの方々が亡くなったということ。そのことに思いをはせることから、今の自分の存在のありがたさを思い、そこから周りの人達への感謝、大切にする心が生まれると思います。日本人横綱への道は、ここからなのではないでしょうか。

※致知出版社メルマガより引用。


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

「偉人たちの一日一言」 

~致知出版社が贈る人生を養う言葉~

発行:致知出版社 書籍編集部

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 代々語り継いでゆきたい日本の歴史の真実が詰まった決定版、
『子々孫々に語り継ぎたい日本の歴史』。

 輝かしい日本の未来を築くためには、
 歪んだ歴史観から脱し、日本に誇りを持つことが
 最重要課題とも言えるでしょう。

(終戦記念日特集はこちらから
 → http://www.chichi.co.jp/kiji/shusen/index.html


───────────────────────
 一日一言 平成26年8月13日(水)
───────────────────────


 マッカーサーは、アメリカ議会の上院の
 軍事外交合同委員会という公の場で
 日本の侵略戦争を取り消している。

 あれは侵略戦争ではなかった。
 日本が戦争を始めたのは主としてセキュリティのためであった、
 安全保障(自衛)のために行われた、と言っている。

 つまりこういう言い方です。

  Their purpose, therefore,
  in going to war was largely dictated by security.


 『子々孫々に語りつぎたい日本の歴史』(中條高徳、渡部昇一・著)
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  ♪戦争と日本人の原点を考える13冊「終戦記念日特集」はこちら♪
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  * * * * *


渡部 東京裁判の見直しなんて、
   何も知らないで言っていれば無知だということです。
   知っていれば、はったりですよ。

   今、東京裁判の見直しをやったら大変なことになります。
   ウエッブ裁判長もキーナン主席検事もあとになると後悔して、
  「東京裁判は誤りであった」
  「東京裁判は公正なものではなかった」
   と言っているんですから。


中條 何より一番の最高責任者、マッカーサーが言っているじゃない。

渡部 マッカーサーは、アメリカ議会の上院の
   軍事外交合同委員会という公の場で
   日本の侵略戦争を取り消している。

   あれは侵略戦争ではなかった。
   日本が戦争を始めたのは主としてセキュリティのためであった、
   安全保障(自衛)のために行われた、と言っている。

   つまりこういう言い方です。


    Their purpose, therefore,
    in going to war was largely dictated by security.


   この言葉は、侵略戦争を唱えるやからには意外に効果的なんです。

中條 これを国会にいる人たちが最大限に主張すればいいのになあ。

渡部 このことを報道したテレビ局とマスコミは今もってありません。

   だから、私はマッカーサー一代記を
   NHKのゴールデンアワーでやれと言っているんです。

   その番組の最後には、このマッカーサー演説を入れてほしい。

   一回NHKでそれを流せば、
   日本の左翼の言論は全部根拠を失います。


   というのは、左翼の言論は
  「東京裁判で日本は犯罪国家として断罪された」
   というところにすべて乗っているからです。

   日本は侵略国家だと言った、
   その根拠は東京裁判にしかないんですから。

   しかし、東京裁判の権威とは国際法に則ったものではなく、
   マッカーサーの権威にすぎないんですよ。

   そのマッカーサーが日本の侵略を取り消しているのだから、
   これで第二次大戦が侵略戦争であったかどうかという問題には
   決着がついている。

中條 むしろ日本人の中で
  「侵略」と「進出」の意味の違いもわからないまま、
   軽々しく侵略と言っているのがまずい。

渡部 マッカーサーの言葉は本当に効きます。
   今からでも遅くはない。
   この一点を繰り返し主張していかなくてはいけません。
  


 『子々孫々に語りつぎたい日本の歴史』(中條高徳、渡部昇一・著)
  → http://online.chichi.co.jp/products/detail.php?product_id=1013

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★動機欄は「偉人メルマガを読んで」をお選びください。

※クライン孝子氏のメルマガより引用。


■集団的自衛権についての「閣議決定」をカトリックの教えから精読。



■集団的自衛権についての「閣議決定」をカトリックの教えから精読。

◆親しくしていただいております野村かつよし氏より「集団的自衛権」について
◆今回内閣は、
◆(いわゆる「共通善」で、憲法解釈変更というなら、正にこの点にあります。
◆そのうちに報道陣も、野党も、気付くでしょうし。國民には勉強の機会になる
◆我が国が他国を攻めると心配する人が、他国が我が国を攻めることは心配せず
◆私はカトリック教会の教えと、今回の「閣議決定」内容を照合。矛盾なし
http://www.nomusan.com/jiji/140709.html
◆今回のWカップ決勝は、前教皇と現教皇の、母国同志の戦いになりました
======================

◆親しくしていただいております野村かつよし氏より
「集団的自衛権」につきまして
敬虔なカトリックの立場=視点から「目からうろこ」の
解釈をお送りいただきました。
さっそくご紹介いたします。
<<横浜の野村でございます。
いつも広い視野からの貴重な情報を与えて下さって、
感謝致しております。

さて私はちょっとした必要があって、今回の、
集団的自衛権についての「閣議決定」
を精読しました。
日本国憲法で何が一番重要なのか、ということが、
正面から取り上げられたのだと思います。
それを何となく「九条」と思ってきました。
◆今回内閣は、
「われらの安全と生存」(前文)「生命、自由、幸福の追求」(十三条
の保持を、政府の最重要責務であると語ったのです。
◆(いわゆる「共通善」です)
憲法解釈変更というなら、正にこの点にあります。
(自由圏世界では常識と思います)
解釈変更というよりも「支点」の変更です。
十三条を支点として九条を見るということです。

これが本質でした。
◆総理も官房長官も繰り返しこれを語っていますが、
この位置が、国会審議に向けた政府の基点になるでしょう。
ステージが変わったのです。
◆そのうちに報道陣も、野党も、気付くでしょう。
國民には勉強の機会になるでしょう。

印籠の紋章が、「九条」から「共通善」に替わったのです。
それが今回の「憲法解釈変更」の意味であり、意義であると思います。

随分昔に2chで発見した卓抜な表現があります。
曰く「鍵をかけるからドロボウが入るのだと考える人々」
◆曰く「我が国が他国を攻めると心配する人が、
他国が我が国を攻めるとは心配しない」
そうした人々を相手の論戦が始まりますが、国民にとって
良い勉強の機会になると思います。

私はカトリック教◆会の教えと、今回の「閣議決定」内容を
照合してみました。矛盾を何一つ発見できませんでした。
http://www.nomusan.com/jiji/140709.html

◆末尾ですが、今回のWカップ決勝は、前教皇と現教皇の、
母国同志の戦いになりました。〈筆者註:あら!ホント!〉
楽しみにしております。

=野村かつよし=>>

◆◆水島総】「言志」ついに復刊![桜H26/4/21]
http://www.youtube.com/watch?v=-e8_8svJ6w0&feature=youtube_gdata
「言志」18号 
http://ch.nicovideo.jp/ch132/blomaga/ar418736?cc_referrer=ch
=欧州におけるドイツの「完全復活」に続くは日本である=
クライン孝子
◆◆「表現者」57号予告
http://www.fujisan.co.jp/product/1281687591/?gclid=CKLAhd74uLYCFYLwzAodWm8A4A
連載 「情報戦略ー余りにも大きな日独間の隔たり」
-情報機関の作成にノロマの限りであった日本-
クライン孝子
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
40余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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・ 上記につきクライン孝子名抜きのメルマガの転載・発言は固く
 お断りいたします。
(なお「クライン孝子」および「クライン孝子の日記」
と明記されていれば、転載・発言は大いに結構! 歓迎いたします)
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 「クライン孝子のホームページ」 http://www.takakoklein.de
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メルマガ発行者: クライン孝子 (フランクフルト在住 )
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

※「致知」2014年5月号より引用。仲村俊子氏(沖縄防衛協会初代夫人部長・沖縄対策本部顧問)の言葉。中村氏はアメリカ統治下の沖縄で、祖国復帰のために人生を懸けた方です。


私は自分の子や孫を愛しています。だからこそ国を守りたい。この国あってこそ家族があり、幸せがあるのです。私はこのことを若い方に分かっていただきたい。

家族を愛しているから沖縄を愛し、日本を愛するのです。国家愛と家族愛は一つ。日本なくして、自分の幸せも家族の幸せもありません。私たちは国と1つなのです。

大鳥居の柱にハングルで「犬畜生」 靖国神社で許し難い蛮行を確認 5.28  246万6000余柱の英霊が眠る靖国神社(東京都千代田区)で、何者かによる許し難い蛮行が確認された。神社の入り口に立つ大鳥居の柱に、ハングルで相手を中傷するような落書きがされていたのだ。他の神社でも、ハングルで日本や日本人を罵倒するような絵馬が奉納されており、インターネット上にはこれらの画像がアップされている。一体、誰が日本人の魂を傷付けようとしているのか。  


落書きが見つかったのは、東京メトロ九段下駅側から靖国神社の本殿へと続く参道の入り口に立つ大鳥居(第一鳥居)。高さ25メートルに達する鋼管製のもので、国内最大級の規模を誇る。1974年に再建されたもので、21年の創建当時は「空を突くよな大鳥居」とも歌われた。  


その由緒ある鳥居の左側の柱を見ると、ハングルらしき文字が浮かび上がっているのが確認できた。  韓国での取材経験が豊富で、ハングルにも詳しいノンフィクションライターの高月靖氏は「これは明らかにハングルだ。最初の文字は、韓国のインターネット用語で『笑い』を現す。そこに『病人』とか『できそこない』を意味する文字が続き、『犬畜生』と書こうとして途中でやめた跡もある」と解説する。  


いずれも韓国のネット社会で流布するスラング(隠語・俗語)で、相手を中傷する際に使うという。落書きは、堅い鋼管に刻み込むように書かれ、上から黒い塗料のようなものでなぞったような形跡もある。  


靖国神社の広報担当者は「ハングルというのは過去にあまり例がないが、鳥居への落書き被害は珍しくない。別の木の鳥居にガリガリやられることも多く、『またか』という感じです。気が付けば消しているようにしていますが…」とため息をつく。  靖国神社では、2011年12月に韓国系中国人が、菊花紋章が取り付けられた神門(しんもん、高さ約13メートル)の木製扉に火をつけたり、13年9月には韓国籍の男による放火未遂の被害に遭っている。  


それだけに今回も、いたずらがエスカレートしないよう、同神社では、器物損壊などで被害届を出すことも検討しているという。  


犯人の素性や目的は不明だが、実は同種の落書きは別の場所でも発見されている。  前出の高月氏は07年12月、東京・西新宿にある東京都庁の45階展望室(地上202メートル)でも、ハングルの落書きを確認している。  「窓枠の部分にひっかいたような傷で、『日本征服記念』と書かれていた。ご丁寧に『06 08 10』と日付まで記載していた」(高月氏)  


これについて、都庁の広報担当者は「気が付けば消すようにはしているが、完全に修復するのは難しい」と語る。  このほか、ネット上には、ハングルで日本や日本人を貶める内容が記された「反日絵馬」の画像が複数アップされている。  


どこの神社かは確認できないが、「独島(島根県・竹島の韓国名)は韓国領、お前ら海に沈め!」「地震起きて死ね」「日本沈没」「日本征伐」「過去を反省しろ 中韓を見習え」などと、あらゆる罵詈雑言が書き込まれている。  こうしたなか、長崎県・対馬での具体的被害が分かった。対馬には、伝統があり、社格の高い神社が多数あるが、この中のいくつかでハングルによる「反日絵馬」が確認されているという。  


対馬観光物産協会の担当者は「地元の方が奉納した『学業成就』などの絵馬に、ハングルで落書きされたという話はある。2000年に対馬と韓国・釜山を結ぶ定期航路ができたころから増えた。私は『死ね』とか『海に沈め』などという絵馬は確認していないが、『独島は韓国のものだ』というものは見た。ハングルで注意書きをしても、あまり効果がない。神社としては『もともと奉納した人の願いがあるので』と、対処に困っているようだ」と語る。  


ネット上に投稿された「反日絵馬」の日付を見ると、06年や07年が目立つ。06年といえば、当時の小泉純一郎首相が終戦記念日(8月15日)に靖国参拝を断行した年であり、韓国で反日ムードが高まった時期にあたる。  


ハングルというだけでは、犯人の素性は分からない。日本人の愉快犯という可能性もある。ただ、不届き者の愚かな行為を許してはならない。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140528/dms1405281820011-n1.htm

◆致知出版社の「人間力メルマガ」-----2013年12月23日 ◆



本日、12月23日は天皇誕生日。
第125代の明仁天皇陛下は
満80歳となられました。


ところで、皆さんは
普段、天皇陛下がどんなことをなさっているのか、
どんなお気持ちで日々過ごしていらっしゃるのか、
ご存じでしょうか。


それらは一般にはほとんど知られていません。


天皇皇后両陛下の侍従長として、
10年半にわたり、お仕えしてきた
前侍従長・渡邉允さんが語った
両陛下の知られざるご日常、
胸に秘めたる思いとはいかなるものか――。


┌──────今日の注目の人────────┐



  「一年を通して働きづめの両陛下」
         

     
     渡邉允(前侍従長)


     ※『致知』2013年7月号
        特集「歩歩是道場」より


└─────────────────────┘


両陛下は毎朝6時にはお目覚めになり、
お二方で吹上御苑の森の中を散歩なさっています。
驚くべきことに、ご病気の時を除いて、
この6時起床を変えられたことはありません。


普通はその日の予定に合わせて起床時間を決めたり、
休みの日は遅くまで寝ていたくなるものでしょう。


しかし、1年を通じてその時間を変えない
という規律を自らに課しておられる。
そこに私は、陛下の一貫した
強靭な意志力を垣間見る思いがします。


私が毎朝9時に出勤すると、
両陛下は既に書斎に入られ、
いつもお仕事をされていました。


両陛下の1日は
本当にお忙しいものです。


例えば、まず午前中、
宮中三殿で宮中祭祀を執り行われた後、
午後は宮殿に行かれて社会福祉関係者の拝謁や
認証官任命式(国務大臣その他の官吏を任命し、
辞令を交付する儀式)がある。


その後、新しく着任した
外国大使夫妻のためにお茶会をなさり、
夜は御所で、近く訪問予定の国の歴史について
学者の話をお聴きになる。


通常、夜10時半が御格子(陛下が御寝になること)
となっていますが、
たいてい両陛下はそれ以後も、
翌日の行事のための資料や
式典で読まれるおことばの原稿に目を通したり、
外国の国王王妃にお手紙を書かれたりされているようです。


このように朝から晩まで
次々と性質の異なるお仕事に取り組まれており、
それが1年を通して続くことになります。


両陛下がお出ましになる大きな行事や式典は、
休日や祝日に行われることが多いため、
5日働いて2日休むという生活のリズムもないのです。
 

そこまでしてご公務に邁進される陛下の根底にあるもの――
それは「国民のために」という思いにほかなりません。


陛下のその思いが一つの形として
具現化される場が「宮中祭祀」です。
宮中祭祀とは、
陛下が国家国民の安寧と繁栄を
お祈りになる儀式のこと。


陛下の1年は、元旦朝5時半から
執り行われる「四方拝」で始まります。


外は真っ暗、しんしんと冷えている中、
白い装束を身にまとい、
神嘉殿の前庭に敷かれた畳の上に正座され、
伊勢神宮をはじめ四方の神々に拝礼される。


その後、宮中三殿に移られ、
「歳旦祭」を執り行われます。
宮中三殿とは賢所、皇霊殿、神殿の総称で、
それぞれ天照大神、歴代天皇と皇族の御霊、
八百万の神々が祀られています。
そこで五穀豊穣や国民の幸福をお祈りになるのです。


陛下が執り行われる宮中祭祀は
年間20回程度ありますが、
その中で最も重要とされる祭祀が
11月23日の「新嘗祭」です。


その年に収穫された農産物や海産物を
神々にお供えになり、
神恩を感謝された後、
陛下自らもお召し上がりになる。


夜6時から8時までと
夜11時から深夜1時までの2回、
計4時間にわたって執り行われ、
その間、陛下はずっと正座で儀式に臨まれます。


我われも陛下がいらっしゃるお部屋の外側で、
同じように2時間正座を続けるのですが、
これは慣れている人でも難儀なことです。


私は毎年夏を過ぎると
正座の練習を始めていました。


ある時、陛下のもとに伺うと、
居間で正座をしながら
テレビをご覧になっていたことがありました。


やはり陛下も練習をなさっているのかと思ったのですが、
後からお聞きしてみると、陛下はこうおっしゃったのです。


「足が痺れるとか痛いと思うことは一種の雑念であって、
 神様と向き合っている時に雑念が入るのはよくない。
 澄んだ心で神様にお祈りするために、
 普段から正座で過ごしている」


その取り組み方一つとっても、
専ら肉体的な苦痛を避けたいと思っていた私とは
まるで次元が違うと感服した瞬間でした。


元旦の「四方拝」「歳旦祭」に始まり、
春分の日の「春季皇霊祭」、
秋分の日の「秋季皇霊祭」、
天皇誕生日の「天長祭」など、
宮中祭祀の多くは国民の祝日に行われています。


つまり、私たちが休んでいる時に、
陛下は国民の幸福をお祈りされているのです。
そのことを私たちは忘れてはなりません。


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826 「反日」で漢字まで追放した韓国
■■ Japan On the Globe(826) ■■ 国際派日本人養成講座 ■■

The Globe Now : 「反日」で漢字まで追放した韓国

 漢字・ハングル混じり文は「日本帝国主義の残滓」として、漢字まで追放してしまう激情ぶり。

■転送歓迎■ H25.12.01 ■ 44,668 Copies ■ 3,770,288Views■

__________
JOG Step 韓国問題-現代編 開講中 受講者1,000人突破
http://blog.jog-net.jp/201309/article_9.html

 過去の国際派日本人養成講座の記事を整理して、毎週順次お届けします。「韓国はなぜこうなのか」を体系的に学べます。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

■1.ハングル表示で待たされる

 先日、関西空港からパリへ飛び立とうとした処、手荷物検査場の入り口に、各便の出発ゲート番号を示す電光掲示板があったので、自分のフライトを再確認しようとした。ところが、その表示がハングルで、なかなか日本語に切り替わらない。「なんでハングルまで表示する必要があるんだ」と不愉快な思いをしながら待たされている時間は実に長く感じた。

 ようやく日本語に表示が変わって、手荷物検査と出国処理を終えて、ゲートまで往復するシャトル便に乗ろうとすると、そこにもゲート番号を表示する電光掲示板があった。一人の男性白人客がそれを眺めながら、じっと待っている。その時の表示は中国語だった。

 英語表示を見るには、最悪、日-韓-中と3倍もの時間、待たされることになる。急いでいる客だったら、いらいらして「こんな空港、二度と使ってやるものか」と思うだろう。

 外国人用の案内は英語だけで良い、というのが国際常識である。中国語、韓国語を入れて「おもてなし」をしているつもりだろうが、他の国々の人々にはかえって迷惑をかけている、という事に気がつくべきだ。近隣諸国を大切にというなら、台湾の正漢字、フィリピンのタガログ語、ベトナム語、タイ語、マレー語、インドネシア語などの表示はなぜ、しないのか。

 世界には無数の言語があるから、各国民を平等に扱おうとすれば、結局、実質的な国際コミュニケーション言語である英語で表記するしかない、というのが国際社会の智恵なのである。


■2.日本語そのままの用語

 ハングルで書かれると日本人にはチンプンカンプンなのだが、もともと朝鮮半島は漢字圏だったので、漢字で書いてくれれば、理解できる用語は多い。

 窓口(チャング)、改札口(ケーチョング)、入口(イブク)、出口(チュルグ)、乗換(ノリカエ)、踏切(フミキリ)、横断歩道(ヒンタンポド)、手荷物(ソハムル)、大型(テーヒョン)、小型(ソヒョン)、受取(スチュイ)、取扱(チュイグプ)、取消(チュイソ)、割引(ハルイン)、行方不明(ヘンバンプルミヨン)、弁当(ベントー)

 何の事はない。漢字で書いてくれれば、旅行者も大抵の用は済みそうだ。しかし、なぜ、こんなに日本語と似た単語が使われているのか。豊田有恒氏は著書『韓国が漢字を復活できない理由』で、こう述べている。

__________
 韓国の漢字熟語は、中国起源でなく、日本統治時代に日本語からもたらされたものである。明治以来、欧米の文物の摂取に熱心に取り組んだ日本は、論理、科学、新聞など多くの訳語を案出した、これらの訳語が、韓国ばかりでなく、漢字の本家の中国でも採用されていることは、よく知られている。[1,p17,a]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 たとえば鉄道関連用語は、日本人が欧米の鉄道を導入する際に案出し、日本統治時代に朝鮮において鉄道が敷かれるのと同時に移入された。だから、同じ用語が使われるのは、当然なのである。

 多くの用語は、日本語から漢字のまま移入され、韓国語の漢字の読み方で読まれた。だから、日本語の音読みに近い。窓口(チャング)は日本語の音読みなら「ソウコウ」、受取(スチュイ)は「ジュシュ」、行方不明(ヘンバンプルミヨン)は「コウホウフメイ」と、似通っている。ただ乗換(ノリカエ)、踏切(フミキリ)などは、どういうわけか、日本語の訓読みがそのまま残っている。


■3.韓国で使われている漢字語の8割以上が日本製

 豊田氏は、現在、韓国で使われている漢字語の8割以上が日本製だと指摘している。特に、日本統治時代に政治、科学技術、企業経営、スポーツなどの近代化が進んだので、それらの分野の専門用語はほとんどが日本語起源である。

 たとえば、科学、数学の分野では:

 科学(カハク)、化学(ファハク)、物理(ムルリ)、引力(イルリョク)、重力(チュンニヨク)、密度(ミルド)、組成(チョソン)、体積(チェジヨク)、加速度(カソクト)、電位(チョヌイ)、電導(チョンドウ)、元素(ウォンソ)、原子(ウォンジャ)、分子(プンジャ)、塩酸(ヨムサン)、算数(サンスウ)、代数(テースウ)、幾何(キハ)、微分(ミブン)、積分(チョクブン)、函数(ハムスウ)、、、

 経営関係では:

 社長(サジャン)、専務(チョンム)、常務(サンム)、部長(ブジャン)、課長(カジャン)、係長(ケジャン)、打合(ターハブ)、手続(スソク)、組合(チョハブ)、株式(チョシク)、売上(メーサン)、支払(チブル)、赤字(チョクチャ)

 韓国は、これらのすべての用語を日本語から借用し、それで近代科学技術を学び、近代的な企業経営を始めたのである。


■4.漢字廃止で同音異義語のオンパレード

 科学技術から企業経営、交通や法律・政治まで、近代的用語がほとんど和製漢字語で取り入れられているのに、漢字を廃止して、ハングル表記するとどうなるか。

 日本語と同様、韓国語は複数の漢字が同じ読みを持つから、同音異義語のオンパレードとなってしまう。

 たとえば、長、葬、場はすべて「ジャング」なので、会長、会葬、会場はすべて「フェジャング」と同じ発音になる。「会長が会葬に会場に来た」は、「フェジャングがフェジャングにフェジャングにきた」となってしまって、これでは文脈から判断するのも難しい。話し言葉ならまだしも、書き言葉でこれでは、物事を正確に伝えるには大きな障害となる。

 神社も紳士も「シンサ」なので、「ヤスクニ・シンサ(靖国神社)聞いたことある?」と聞かれた若い女性が「偉人かな」と答えたそうな。「ヤスクニ紳士」と間違えたのだ。確かに日本人にとっての偉人を祀った神社ではあるのだが。


■5.ひらがなだけの文章の読みにくさ

 したがって、書き言葉から漢字を追放したら、日本語をひらがなだけで書くような事態になる。たとえば、こんな具合である。

__________
 おそんふぁさんに よると、かんこくじんは せかいいち、どくしょりょうの すくないこくみんで、かんこくとうけいちょうの ちょうさでは へいきんどくしょりょうは 5.3さつ/ねん。どくしょばなれが してきされる にほんじんでも ねんかんやく19さつ。かんじはいしが しゅよういんで、はんぐるだけでは、ひらがなだけの ほんを よむような もの。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 こんな文章は、よほど忍耐強い人でなければ読み通せないだろう。しかも読むスピードは何分の一かになってしまう。

 漢字交じりで書けば、上記の文章は:

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 呉善花さんによると、韓国人は世界一読書量の少ない国民で、韓国統計庁の調査では平均読書量は5.3冊/年。読書離れが指摘される日本人でも年間約19冊。漢字廃止が主要因。ハングルだけでは平仮名だけの本を読むようなもの。
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 重要な言葉は漢字になっているので、漢字だけ追えば、だいたいの意味はとれる。ここが日本語の仮名漢字まじりの優れた処で、逆に中国語のように全部漢字だったら、こうはいかない。

 それにしても、こんな平仮名だけの本を年5.3冊も読むのは日本人には到底できない事で、逆に韓国人の個人的能力、意思力はすごいのではないか、と考えてしまう。


■5.漢字は「日帝の残滓」

 それにしても、なぜ韓国はこんな便利な漢字利用をやめてしまったのか。

 漢字使用を制限したのは、戦後すぐの1948年、李承晩大統領による「ハングル専用法」である。米軍占領下で日本が抵抗できないのを見透かして、勝手に李承晩ラインを引いて竹島を奪った大統領である。徹底的な反日教育を実施して、「電信柱が高いのも、ポストが赤いのも、みんな日本が悪いとされる」と揶揄されるほどであった。

「ハングル専用法」は、「大韓民国の公文書はハングルで書くものとする。ただし、当分のあいだ必要な時には漢字を使用することができる」とした。政府の公文書のみを対象にしたものであったが、それでも、「当分のあいだ必要な時には」という留保をつけているのは、漢字抜きは無理があると分かっていたからだろう。

 日本統治時代は漢字・ハングル混じり文が推奨されていた。したがって漢字は「日本帝国主義」の残滓のように誤解され、排斥の対象となった。逆に、ハングルは民族のシンボルとして祭り上げられたのである。

 実際に歴史を良く調べれば、それまで教養のない女子供の使う「牝文字」「わらべ文字」などと軽蔑されていたハングルを普及させたのは日本統治時代の教育だったのだから、ついでにハングルも「日帝の残滓」として追放すべきだった。そうなると韓民族は文字を持たない民族になってしまうのだが。


■6.朴正煕大統領の反日ポーズとしての漢字追放

 漢字排斥をさらに推し進めたのが、韓国中興の祖とされる朴正煕大統領だった。朴大統領は国民の大反対を押し切って、日韓基本条約を締結したが、日本寄りと見られることを避けるために、反日姿勢として、1970年前後に教育カリキュラムから漢字を追放した。

 しかし、これは朴大統領の反日ポーズだったようで、片腕だった総参謀長の李在田が会長となって、「韓国漢字教育推進総連合」が作られ、まずお膝元の軍隊で漢字教育を復活させた。また、学界、言論界からの訴えを入れるという形で、中等教育で漢字教育を復活させた。

 しかし、その後、ハングル派の巻き返しもあって、漢字教育をやったり、やらなかったり、と朝令暮改が続き、漢字教育を受けた世代と受けていない世代が斑(まだら)のようになっている。

 いずれにせよ、漢字・ハングル交じり文は「日帝の残滓」という反日イデオロギーだけで、漢字追放までしてしまうのだから、その激情ぶりは凄まじい。


■7.日本語追放による「純化」

「反日」政策としての漢字追放は、さらに日本語起源の漢字語追放にまで進む。韓国の「国語審議会」の「国語純化文化委員会」が「日本語風生活用語純化集」を作って、700語ほどの「日本語っぽい」単語を韓国語風に「純化」しようとした。日本語は「不純」だというわけである。

 たとえば「売切(メージョル)」は、「みな売れること(ターバルリム)」、「改札口(ケーチャルグ」は「票を見せるところ(ピョ・ポイヌン・ゴッ)」、「踏切(フミキリ)」は「越えるあたり(コンノルモク)」という具合だ。日本語で言えば、漢語を大和言葉で置き換えよう、という事である。

 したがって、「改札口を通って踏切を渡った」を「純化」すると、「票を見せるところを通って、越えるあたりを渡った」となる。

 いくら「反日」を信条とする愛国的韓国人でも、毎日、こんなまだるっこしい会話はしていられないだろう。折りに触れて、こういう「純化」が試みられているが、不毛の努力に終わっているようである。


■8.「漢字・仮名交じり文が、日本人の教養と民度を高めた」

 韓国での「反日」を動機とした漢字廃止、和製漢語廃止を見ていると、「漢字・仮名交じり文が、日本人の教養と民度を高めた」という豊田氏の主張もよく理解できる。

 たとえば、英語で"Cetorogy"という単語があるが、その専門の学者でもなければ、アメリカやイギリスの一般人は知らない単語である。しかし、これを日本語で「鯨類学」というと、中高生以上なら、「鯨に関する学問」だろう、と想像がつく。”Apiculture”も同様だ。普通の米英人にはチンプンカンプンの単語だが、日本語で「養蜂業」と言えば「蜂を飼う仕事」だと推測できる。

 このように、漢字の造語能力をフルに活用して、一般大衆にも近づきやすい形で、近代的な学問、政治、科学技術の体系を構築してきたのが、幕末以降の我が先人たちの努力であった。

 中国や朝鮮は、その日本語を通じて、近代的な学問を学んだ。たとえば、「中華人民共和国憲法」の中で、中国語のオリジナルな単語は「中華」しかない。それ以外の「人民」「共和国」「憲法」は、みな日本語からの借用である。どうりで人民主権も、共和政治も、立憲政治も、いまだに身についていないはずだ。

 朝鮮では、日本統治時代に漢字・ハングル交じり文が普及して、せっかく近代化のステップを踏み出したのに、「日帝の残滓」というイデオロギー的激情で、それを自ら拒否してしまった。

 その千鳥足ぶりと比較すると、我が先人たちの偉大な見識と努力が、改めて見えてくるのである。それを知らずに、電光掲示板でハングルや中国語で表示することが国際化だ、などという浅慮では、ご先祖様が草葉の陰で泣いていよう。

 日本語で正確かつ論理的に、そして礼儀正しく丁寧な読み書きができない日本人がいくら外国語を流暢に話しても、国際社会に通ずる人間にはなれないのである。

(文責:伊勢雅臣)


■リンク■

a. JOG(221) 漢字と格闘した古代日本人
 外来語を自在に取り込める開かれた国際派言語・日本語は漢字との国際的格闘を通じて作られた。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog221.html

b. JOG(320) 子どもを伸ばす漢字教育
 幼稚園児たちは喜んで漢字を覚え、知能指数も高まり、情操も豊かになっていった。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h15/jog320.html

c. JOG(425) 白川静 ~ 世界をリードする漢字研究者
 白川静のような碩学を持つ日本こそが、東洋文化の最終リレー走者としての使命を持つ。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h17/jog425.html

■参考■(お勧め度、★★★★:必読~★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

1. 豊田有恒『韓国が漢字を復活できない理由』★★★、祥伝社新書、H24
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4396112823/japanontheg01-22/

■本号へのおたより

■将行さんより

 漢字排斥は残念ながら、日本でも進行しているとおもいます。新聞を読んでいて「牽引」を「けん引」などと記載していることに強い違和感を感じるのは私だけでしょうか?

 昔は常用(当用)漢字に指定されていなくても、一般に定着した熟語はすべて漢字表記するのが常識でしたが、今は熟語の一部を常用漢字でないという理由だけでひらがなで書く愚行が進行しています。

 伊勢様の指摘されている「千鳥足」ぶりが日本にも伝染してしまったように思え、嘆かわしく思います。

■伊勢雅臣より

「けん引」では意味も想像できませんね。こういう表記に対する違和感を大事にしたいものです。


■学さんより

 今回のテーマも興味深く読ませていただきました。韓国が漢字を廃止したことが学際分野でも問題になっているという指摘は聞いておりましたが、まさか反日が直接的原因だったとは・・・大変驚きました。

 今回感想を送りたいと思ったのは、伊勢様が空港で経験されたエピソードについて。成田や羽田の国際便ターミナルでこのような経験はありませんでしたが、私が同じ驚きと苛立ちを感じたのは都内の京王電鉄の車内でした。

 仕事のため慣れない京王線に乗った私は、目的地の駅までどのように行くべきか、どの駅で普通電車に乗り換えるべきか迷い、車両内の電光掲示板を見ておりました。しかし中国語やハングル語の表示時間が長く、ちょっと目を離した隙に日本語を見落とすとまた延々と掲示板をにらみ続けなければならない・・・

 沿線に中国人や韓国人が多く住んでいるからなのかも知れませんが、乗客の大多数は日本人だろうし、外国人でもアルファベット表記で十分に対応できるはずです。

 乗客へのサービスというものをはき違えているのではないかと思いました。京王電鉄の社員には是非JOGを読んでいただき、本当の国際化・国際人とはなになのかを考え直してもらいたいと思います。

■伊勢雅臣より

 京王電鉄の社員の方、こういう声をぜひ社内で上げて下さい。

■泉幸男さんより

 10年前になりますが、ソウルで朝のワイドショーを見ていたら農家のおばあちゃんへのインタビュー中継放送がありました。

 おばあちゃんが“タマネギ”という言葉を使った途端、インタビューしていたアナウンサーは焦りにあせって、「ヤンパ、ヤンパ、ヤンパといいますね」と韓国語で言い換え単語を何度も言っていました。

“タマネギ”という日本語起源の単語は、放送禁止用語になっていたのでしょう。言い換えの“ヤンパ”の“ヤン”は漢字の“洋”の韓国語読み。“パ”は韓国固有語でネギのことです。

“フミキリ”、“ノリカエ”、“ベントー”のような単語は同じ流儀で次々に置き換えられ、今の韓国語からは(少なくとも文章語からは)消えています。若い世代は使わないはずです。

 会長、会場、会葬が同じ発音になってしまうというのは同音異義語の分かりやすい例ではありますが、補足すると、韓国語は日本語よりも母音・子音の数が多いので、漢字の音読みの同音字は日本語に比べると少なめです。つまり、漢字熟語の同音異義は日本語よりは少なめです。記者、汽車、帰社は、キジャ、キチャ、クィサという別の発音になります。

 漢字を廃止しても韓国語がなんとかもっているのは、そのせいです。

 また、韓国語は分かち書きをします。貴誌で、文章をひらがなで分かち書きなしで連ねて書いてみせ、「たとえて言えばこれが韓国語だ」というのはフェアでないと思います。

 いずれにせよ、漢字の知識をもった世代が消えつつありますので、韓国語も膨大な漢字熟語起源の単語の言い換えがさらに進んでいくでしょう。

 漢字は日常的に目にしていないととてもマスターできないので、中等教育に漢字を取り入れたとしても韓国・朝鮮に漢字は帰ってこないでしょう。韓国・朝鮮にとって悲劇的な文明喪失でした。それもまた「日本人のせい」というファンタジーを、十年後には聞かされることになるかもしれませんよ。

■伊勢雅臣より

 同音異義語については、韓国語は日本語より母音・子音が多いのですが、日本語では訓読み、重箱読み(じゅうばこ、音+訓)、湯桶読み(ゆとう、訓+音)と自在な読み方で同音異義語を避けています。このあたりの伝統的な智恵は日本らしい所です。

 ひらがな書き、および、韓国語のカタカナ表記に関しての誤りを指摘いただきました。確認できたものについては、訂正してあります。ありがとうございました。

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