致知出版社の人間力メルマガ 2018.8.2
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「特攻隊は犬死だった」と高校時代の歴史教師が
ニヤニヤしながら話した姿が著者を決意させた。

「日本の歴史を見直し、戦後史を書き換えたい」
──その思いは30歳の時に叶う。
米国で占領期の機密文書が公開されたのである。

直ちに渡航した著者は、
約250万頁にもわたる英文を調査。
さらに30年を経た年にも追加調査を行い、
数々の新事実を発見した。

本書 『日本が二度と立ち上がれないように
アメリカが占領期に行ったこと』 には
「教育勅語」が廃止された理由や
日教組誕生秘話、ウォーギルドインフォメーションプログラムの
全貌など、戦後史の盲点が詳細に記されている。

特に興味深いのは、日本文化論として名高い
『菊と刀』の存在だ。

日本人には本性に根差す伝統的軍国主義・
侵略主義があるとした同書の誤った認識が
占領政策に絶大な影響を与えたというのだ。

占領から70年以上いまも我が国は
戦後レジームから抜け出せずにいる。

その鍵を握るのは本書に示された占領期の真実にある。


…………
目 次
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序 章 敗者を裁いた占領軍の目
第一章 中国の『菊と刀』ブームの実態と歴史的背景
第二章 「義眼」の原点にあったルース・ベネディクト『菊と刀』
第三章 ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム
    ──その源流と展開
第四章 今、日本の子供と親に何が起こっているのか
第五章 「義眼」からの脱却に向けて──親学の推進と転機
第六章  「日本再生」への取り組み──「義眼」から脱却するために
終 章 占領文書二百五十万ページ研究への挑戦と成果



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  \メルマガで大反響!!/

『日本が二度と立ち上がれないように
 アメリカが占領期に行ったこと』

 高橋史朗・著

定価=本体1,800円+税


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来る8月15日は、
平成最後の終戦記念日です。

先人たちはいかなる思いで戦い、
何を守ろうとしたのか──。
そして、先人の思いを継ぐ私たちは、
どのようにいまを生きるべきなのでしょうか。

真の歴史を学び、正しい歴史を
後世に伝えていくことは、
この時代を生きる私たちの
使命と言えるでしょう。

致知出版社では、真実の歴史を明らかにし、
日本人としての誇りを
取り戻すことができる12点を厳選。

自らの見識を養うだけでなく、
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※江崎道朗氏FBより引用します。私たちが日本人本来の心の有り様を取り戻す為の大事なご指摘なので、ぜひお読み下さい。

 

 

GHQがもたらした「神棚なき核家族」

10年ぐらい前に、神社界向けの新聞「神社新報」に書いた拙文。東日本大震災を契機に、神社やお寺との関係を見直す地方自治体が増えていることを、私が積極的に支持する背景には、このような歴史的背景があります。

●町内会による「神宮大麻の頒布」を禁じたGHQ
 神棚を祀る家が減少してゐる。その原因として、戦後の核家族化や住宅事情の変化が挙げられてゐるが、それではなぜ戦後、核家族が増えたのか。その背後には、GHQの占領政策があるのである。

 昭和二十年十二月十五日、日本を占領したGHQは、「神道と国家の分離」を命じた神道指令を出した。この神道指令に基づいて、すべての教科書から神道や神社に関する記述が削除され、学校行事として神社を訪問することも禁止された。しかも昭和二十二年三月に制定された教育基本法では、「宗教的情操」教育は事実上禁止され、身近に存在する神社のことも、家にある神棚のことも一切タブー視する教育がまかり通つてきた。

 かうした「神道」排除教育と連動して、「神棚」排除の社会政策、住宅政策が推進されてきたことはほとんど知られていない。

 GHQは神道指令に基づいて行政による神宮大麻の頒布を禁じたばかりでなく、昭和二十一年十一月には「町内会・隣組等による神道の後援及び支持の禁止について」といふ通牒を出させ、町内会等を通じて神宮大麻を頒布することも禁止した。民間任意の私的団体に過ぎない町内会を通じての神宮大麻頒布まで禁止したのは、政府による特定宗教の圧迫行為であり、現行憲法違反だ。この通牒の影響で、神宮大麻の頒布があたかも悪いことであるかのやうな風潮が生まれることになつた。

●神棚なき核家族をもたらした公団アパート
 それに追い討ちをかけたのが、戦後の住宅政策であつた。戦時中、米軍の空襲によつて焼失した家屋は実に二百六十五万戸。海外からの引揚者分も含めると、四百五十万戸の住宅が不足した。そこで、GHQのもとで昭和二十六年に公営住宅法が制定され、2DKを基本間取りとした51C型といふ公営アパートが全国各地に建設されるようになつた。

 実はこの51C型の設計理論を主導した建築家が、西山卯三と浜口ミホといふ社会主義者たちなのである。彼らは、戦前の住宅を、家長の支配する「封建的住宅」だと非難した。そして封建制を打破するといふ名目で、「家」の格式を表現する座敷や床の間、そして神棚や仏壇を排除し、代わつて寝室や台所といつた居住空間を重視する欧米風の間取りを採用することを提唱。しかも「若い夫婦を大家族から解放する」(つまり世代断絶を図る)といふ名目で、三世代同居を否定し、核家族を標準家族とする2DKの鉄筋集合住宅の建設を訴えたのである。

 西山卯三らのこの提案が採用され、行政主導で、神棚・仏壇なき2DKの公営アパートが大量に作られ、核家族化が推進されることになった(2DKでは三世代同居は物理的に無理だ)。最新の台所設備を備えた公団アパートは、若い人々にとつて憧れのライフ・スタイルとなり、民間の建設会社も競つて2DKアパートを建設するやうになつた。

 しかも、戦後の神道排除教育を受け、祖父母とも同居していない若夫婦が、欧米風の2DKに、わざわざ神棚や仏壇を祀るはずもなかつた。神道指令と政教分離の影響で、隣近所の人々も、神棚を祀るよう勧めることは何となく憚られた。
 神棚を祀らない核家族が急増したのは、人為的な占領政策の結果なのである。

●日本再建は神棚の普及から
 残念ながら、このような「神棚なき核家族」の増加の悪影響は、絶大だ。
 日本人は伝統的に、神棚や仏壇に手を合はせて、神々に感謝し、ご先祖様に恥じない生き方を精一杯しようとの覚悟を日々重ねてきた。そしてご先祖様に日々手を合はせる親たちの後姿を見て、子供たちも「自分の人生は、ご先祖様から預かつたものである。自分もご先祖様に恥じない立派な生き方をしなければ」といふ人生観を育んできた。

 かうした、「父母もその父母もわれなりきわれを愛せよわれを敬せよ」(二宮尊徳)といふ人生観が、戦後のGHQの教育政策、社会政策によつて継承されなくなつてしまつた。祖孫一体の永続生命体であつた家族が、食べて寝るだけの単なる生活共同体へと劣化してしまつたのだ。家庭から教育力が失はれたと言はれるが、食べて寝るだけの生活空間に、子供たちの人生観を高める力があるはずもない。

 しかし、まだ間に合ふ。国民の大半は今なほ、何も教えられなくても初詣に行き、七五三のお参りを欠かさない。神々への祈りが重要なことは肌で判つてゐるのだ。とするならば大事なことは、我々の側が、子育てに悩む親たちに「子供たちをまつとうに育てたいと願ふならば、神棚を祀つて親自身が毎日、神々とご先祖様に祈りを捧げるべきだ」と、アドバイスする勇気を持つことではないだらうか。

 家庭に祈りの場を持つこと、すなはち神棚の普及こそが、子供をまつとうに育て、立派な家庭を築き、ひいては日本を再建する柱である。そのやうな確信を堂々と打ち出す時を迎へたのである。若い人々への神宮大麻頒布をためらつてはなるまい。

 

 

Subject: 「日本て、どんな国?」と聞かれたら   伊勢正臣

■1.「日本て、どんな国?」

 最近、ある大学で非常勤講師として日本文化論の講義を担当させていただくようになった。文化論を理屈として講義しても面白くないだろうから、なるべく学生諸君に課題を与えて考えてもらうように心がけた。そこで講義の冒頭に「皆さんが外国に行ったり、日本で外国人旅行者と出会って、日本てどんな国?、と聞かれたら、どう答えますか?」と質問した。

 40人ほどのクラスで、留学生も7,8人いた。答えとして、「安全な国」「清潔な国」「皆が親切」などと肯定的な評価がほとんどだったのは嬉しく聞いた。しかし日本に来たばかりの韓国客や、まだ日本を見たことも無い人々に対して、このように感覚的、定性的な答えを出しても、あまりパンチは効かないだろう。

 それよりは、なるべく定量的な、かつ聞いた人が自国と比べられるような答えの方がインパクトがある。例えば、私が最初にイタリアに赴任した時に、日本で習ったイタリア語がどれだけ通じるかのテストを兼ねて、運転手に「日本の天皇は125代目だ」と語った。

 運転士は大変驚いて、「マンマ、ミーア!」と言った。「私のお母さん」という語義だが、日本語に訳せば「ひぇー」というところか。これは10秒で日本の凄さを言い表す殺し文句なのである。


■2.先入観の裏をかく

 最近、扶桑社から出版された『英語対訳で学ぶ日本 歴史と文化の1111項目』[1]は、外国人に日本を伝えるための好書である。今回はその中から、「日本て、どんな国?」という質問に答えるための面白いトピックスをいくつか紹介しよう。

 日本というと小綺麗に盛り付けされた日本料理など、細やかな美的イメージでとらえる外国人が多いが、その先入観の裏をかいて、スケールの大きな建造物などの話をするのも、ご愛敬だろう。たとえばこの本では仁徳天皇陵について次のように説明している。

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 仁徳天皇陵(大仙古墳)は、全長486m、高さ35m、三重の濠を含めた総面積は約46万m2という巨大な前方後円墳である。面積では、秦の始皇帝陵およびエジプトのクフ王のピラミッドを凌ぐ世界最大である。[1, p30]
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 約46万平方メートルと言っても、ピンとこないだろうから、例えばヨーロッパ最大のサッカースタジアム、約10万人を収容できるスペインのカンプ・ノウと比べるてみよう。カンプ・ノウは敷地面積5万5千平方メートルというから、その8倍以上である。欧州最大のサッカースタジアム8個分の面積と言えば、その巨大さが想像できよう。


■3.英語学習に適した英訳

 この部分の、英訳も見ておこう。

__________
The tomb of Emperor Nintoku (Daisen Kofun) is a giant keyhole-shaped burial mound, 486m in total length, 35m in height, and 460,000m2 in overall area including the triple moat around the outside.
In area, Emperor Nintoku's tomb is the largest in the world,surpassing Qin Shihuangdi's tomb and the pyramid for the pharaoh Khufu in Egypt.[1, p31]
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 前方後円墳を「a keyhole-shaped burial mound」というのは初めて知ったが、「鍵穴の形をした墳墓」と言う意味で、英語国民には簡単に理解できるだろう。そのほか、やや難しい単語には「moat (モ’ウト:堀)」などと注釈もついている。

 このような聞き慣れない専門用語や固有名詞はあるものの、英文としては平明な文体で、そのまま暗記してしまえば、英作文の力がつく。英語で自分の考えを主張するには、短い言い回しをオウムのように繰り返すよりも、このような中身のある論理的な文章を丸暗記した方が効果的である。


■4.始皇帝陵と仁徳天皇陵の違い

 大きさよりも大事なのは、この墳墓がどのように造られたかだ。秦の始皇帝は巨大な墓や万里の長城の建設に人民を酷使し、それが原因の一つとなって、秦王朝はわずか15年で滅亡してしまった。仁徳天皇陵は全く異なる。

__________
 この墓は、土の総量だけでも10トントラック25万台分といわれ、1日2000人が働いたとしても、約16年間を要する大土木工事だった。『古事記』『日本書紀』によると、仁徳天皇が善政を行ったため民から慕われ、工事に当たっては老いも若きも力を合わせた。

 仁徳天皇は村々の疲弊を憂慮し、これを救済するため3年間徴税をやめ、その結果自身の生活が困窮しつつも、民の暮らしが回復したことを喜んだという伝承がある。後の天皇は御製で仁徳天皇をたたえた。[1, p30]
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 人民を独裁権力で酷使して造った墳墓と、人民が君主を慕って力を合わせて造った墳墓と、性格がまるで違うのである。中国の皇帝は人民を自分の「私有財産」と考えて搾取するから、その反乱にあって国が長続きしない。長続きしても数百年毎には、大規模な内乱が起こって王朝が交替する。

 中国5千年と言うが、現在の中華人民共和国は70年足らずの歴史しかない。その前の清朝も3百年足らず、しかも満洲族の王朝で、漢民族はその下で植民地支配を受けていたに過ぎない。


■5.高さ96mの高層木造建築

 もう一つ、日本の国柄を物語る巨大建築物が出雲大社である。古代日本の優れた土木建築技術を窺うこともできる。

__________
 平安時代の出雲には高床式の建物が聳(そび)え立っていた。その高さは48m(地面から床までの高さ30m)、加えて、前面に長さ
109mの長大な階段があった。それが出雲大社の本殿である。

 出雲大社の祭祀を代々掌(つかさど)ってきた家に伝わる史料によれば、出雲大社の神殿は、上古は約96m、中古は約48m、現在は約24mとあり、一番細い柱でも約3mの太さだという。[1, p56]
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 96mと言えば、現代のビルでも20数階に相当する。それほどの高層木造建築が、はるか神話の時代に建てられていたのである。そして、その由来にも日本の国柄がうかがわれる。

__________
 この巨大な本殿は、神話に見える神々の約束に由来する。日本の国土を開発した大国主(おおくにぬし)の命が、天照大神を中心とした神々に臣従する前提としてつくられたのが出雲大社であり、その約束に従って、大国主命は皇室と国家の繁栄と安泰を祈る役割を引き受けたのである。[1, p56]
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 日本国の統一に際して、国土開発に功のあった大国主の命が皇室に「国譲り」をし、皇室の先祖は大国主のために出雲大社を創建された。以来、大国主の命はそこから皇室と国家の繁栄と安泰を祈ってきたのだった。このような平和的な国家統合がわが国の特徴であった。

 こうして唯一の王朝のもとで、平和と繁栄を享受してきたからこそ、わが国は巨大な古墳や神殿を数多く作り、それらを維持できたのである。この点は、いくら国が大きくとも、数百年ごとに王朝の交代に伴う内乱を繰り返してきた中国とは大きな違いがある。


■6.「身分や地域を超えた国民的歌集」

 世界最大と言えば、「万葉集」も世界最大の歌集と言えるようだ。しかも、7、8世紀の歌を集めた、世界最古の歌集とも言われる。最古、最大というだけでなく、その性格がまた日本の国柄を表している。

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 歌の作者は、天皇から農民や防人(さきもり)、貧しい人々にまでおよぶ。年齢や地域も様々であり、男女の差別もない。
内容も、国を見渡すようなものから、恋の歌や日々の生活を述べたものまであり、当時では世界に類例を見ないほど多彩である。身分や地域を超えた国民的歌集が完成していたということは、そのころの人々が、共通の言葉を使い、感動を共有することができたことを示している。[1, p50]
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 日本以外の国では、詩は専門詩人が作り、国民の中のごく一部の教養階級がそれを味わうものだ。ところが日本では、農民や兵士に至るまで、和歌を作っている。そして良い和歌を作るには、作歌の技術よりも良き真心が大切だ、と考えられていた。

 良い歌なら身分や貧富、男女を問わず集めたという事は、人間の外形的な違いよりも、真心を重視する、という文化的伝統の現れなのである。

 これに続いて、同書ではもう一つ大事な点を指摘している。

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 すぐれた歌をつくれば、立場に関係なく歌集に採用されるという伝統は、今日にも引き継がれている。たとえば、毎年、新年に皇居で行われる「歌会始(うたかいはじめ)の儀 」には、すぐれた歌をつくった中学生や高校生が招待されることも珍しくない。[1, p50]
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 皇室が125代も続いているのと同様、国民の歌を通じて真心を通わせるという伝統は、万葉集以来、今も歌会始で続いている。この伝統の継続性は、世界でも類を見ないものであろう。


■7.「古くからのものと新しいものがたくみに共存」

 伝統の継続性のもう一つの表れは、老舗企業が多いということだ。

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 日本には創業200年以上の企業が3500社ほどあると言われている。この数は2位以下のドイツ、フランス、イギリスなどを大きく引き離している。創業100年以上の企業となると、製造業だけでも4万5000社ほどあり、さらに創業1000年以上の会社もある。これほど老舗の多い国は他にはない。[1, p218]
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 この点も、なぜかと問えば、わが国の国柄に行き着く。

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 これは日本人が、外部環境の変化に対する柔軟な適応力と進取の気性を発揮して、歴史の荒波を乗り越えてきたことの証(あかし)ともいえる。内乱や外国との戦争もあったが、異なる民族が入り乱れての動乱は起こらなかった。日本は、外国の植民地になったこともない。日本人の精神のありかたが今日まで変わることなく続いている。

 老舗に限らず、日本は古くからのものと新しいものがたくみに共存している。古いものが否定されることなく、新しいものとたくみに融合しているのが、わが国の歴史の特色ということができる。[1, p218]
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 最先端の現代文明が、神話地代からの伝統文化と共存している事は、世界でも珍しい現象であって、これに魅了される外国人訪問客も少なくない。世界の多くの国々は、現代文明と伝統文化の両立をいかに図るかという難題に苦しんでいる。日本社会は、それが不可能でない事を示しているのである。


■8.なぜ天皇は125代も続いてきたのか

 伝統の継続性の根幹は、やはり皇室に行き着く。同書は「日本人と天皇」の項で、次のように述べる。

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 現在、君主制を敷く20数か国のうちで、日本はその歴史が最も古い。天皇をさかのぼれば神話に行き着く。実年代は今も不明だが、始まったのはおよそ2000年前と言われている。19世紀には「エンペラー」(emperor) と呼ばれる統治者が世界に10人ほどいたが、次々に失われ、現在は日本の天皇ただ一人となった。[1, p232]
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 人類史上の奇跡とも言うべき事実だが、同書はその理由を次のように簡潔に説明している。

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 しかし天皇は歴史上、強大な権力を誇ったのは一時期のことで、そのほとんどは権力を持たず、権威のみを有してきた。実力を有した貴族や武将たちが天皇に取って代わることはかつて一度もなく、彼らは天皇から統治の正統性を与えられる地位を選んできた。

 このような立場で天皇が存続し得たのは、存続を願う多くの国民によって支えられてきたからである。天皇は自ら神々を祭り、常に民の幸福と国家の平安を祈ることを務めとしてきた。その結果、人々の尊敬を失うことなく古代から現代にまで至ったのである。[1, p232]
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「天皇は自ら神々を祭り、常に民の幸福と国家の平安を祈ることを務めとしてきた」という点は、拙著第5弾『日本人として知っておきたい 皇室の祈り』[a]で、歴代天皇の事績を踏まえて論じているので、参照いただきたい。

 皇室が125代も続いてきたこと、言い換えれば代々の国民が皇室を護持してきたこと。その史実自体が日本の伝統の継続性の象徴であるとともに、巨大古墳や寺社、万葉集などの、世界にも稀な文化遺産を築き、守ってきた原動力でもあるのである。

 この点を踏まえれば、「日本でどんな国?」との質問に対する答えは やはり一つしかない。「125代の天皇が続いてきた国」である。もうすぐ126代となるが。
                                        (文責 伊勢雅臣)
 

※NPO法人百人の会メールより引用

 

第一回東京「竹島の日」記念大集会開催!(東日本では初!)

 

歴史的にみても、国際法に照らしても、日本の領土です
平成30年は竹島の島根県告示から113周年、
韓国による不法占拠から65年目です
2月22日は「竹島の日」この日島根県松江市では
第13回竹島の日記念式典が開催されます。
関東在住の有志は東京に相集い
内外に熱く領有をアピールしましょう!

基調講演 下條正男先生(拓殖大学教授・竹島問題の世界的権威)
政治家も多数参加!
日時 2月15日(木)午後5時~7時(4時半開場)
場所 憲政記念館・会議室(千代田区永田町1-1-1)
会費 無料(カンパ大歓迎)
主催 「県土竹島を守る会」 会長諏訪部 事務局長梶谷(080-1910-1308)

    東京有志 綿貫洋(090-4962-3458)
           永井清之(090-4369-6652)
           村田春樹(090-7055-2500)
事前連絡不要 直接会場へ。

 

平成30年1月25日(木)13時より、竹島問題及び尖閣諸島を巡る情勢に関する
資料等を展示する「領土・主権展示館」を開館しました。
【施設概要】
名 称:領土・主権展示館
場 所:市政会館地下1階(東京都千代田区日比谷公園1-3)
都営地下鉄三田線「内幸町」下車(A-7)出口より徒歩2分
東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」下車(A-14)出口より徒歩3分
東京メトロ丸の内線「霞が関」下車(B-2)出口より徒歩4分
東京メトロ千代田線「霞が関」下車(C-3)出口より徒歩3分
面 積:約100㎡
開館時間:午前10時から午後6時まで
休 館 日:土日祝日、年末年始(12月29日から1月3日)
入 館 料:無料
【館内イメージ】
(問合せ先)
領土・主権展示館
電 話:03-6257-3715

 

今回は日本政策研究センター発行の「明日への選択9月号」より、コラムを引用します。

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■祖国のためにありがとう

安倍内閣は「女性が輝く社会」を推進しているが、数学者の藤原正彦氏が週刊新潮(7月27日号)のコラム「管見妄語」で、辛口だが本質を突いた指摘をしている。

「そもそも『女性が輝く社会』は女性に評判が悪い。私と付き合う幾多の女性達に聞くと、『どうせ少子化に伴う人出不足対策でしょ』とか、『女性を安価な労働力としか見ていないのに女性尊重のフリをしている』などと言う。財界の要望を受けた政府がひねり出した巧言に過ぎないのだろう」と。

財界の要望があったかどうかは知らないが、一般に女性活躍=社会的労働と受け止められているのは事実だろう。だが藤原氏は、「女性が輝く社会」の真骨頂をこう説く。

「女性は出産、育児、介護という、人間の生死の場において中心的役割を担っている人々なのに相当する敬意を受けていない。私の学生の中には就職試験で『産休、育休のリスクがあるあなたは採用しません』と言われた者もいた。出産と育児は自己犠牲や献身とも言える膨大なエネルギーを要する。子供は日本の未来そのものだ。子育てが『国家への最大の貢献』という意識が国民に共有されない限り、『女性が輝く社会』はない」

特に、少子化問題に携わる為政者らが心すべき本質を穿った指摘と言える。ちなみに藤原氏はこう述べてもいる。

「最近街を歩いていて、大きなお腹の女性を見るたびに『頑張って下さい、ありがとう』と心の中で叫ぶ。ベビーカーを押すお母さんを見ると、母子に微笑みかける。前と後の席に幼児を乗せて全力で自転車をこぐお母さんなどを見ると、『祖国のためにありがとう』と感涙に咽びそうになる」と。

(引用終)

 

 

『北の大地は大丈夫か

日本が中国に支配される危機』

視察報告と講演のご案内

 

 

北海道の現状視察団の報告と こうした問題に関わって来た言論人に登壇して頂き、北海道が32番目の自治区になると中国メディアが報道されている事が現実とならないよう国民運動として盛り上げていきましょう。

外国人労働者の大量受入れと移民化は確実に進み日本は取り返しの付かないことになります。一人でも多くの方にこのイベントに参加して頂きたく又誘い合ってお越し下さい。、日本中でこの危機意識を共有しましょう。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

1

【北の大地は大丈夫か】           

ビデオメッセージ 山谷えり子 参議院議員

視察報告   山田 宏 参議院議員

【北海道の現状と問題点】

宮本 雅史   産経新聞編集委員

小野寺 まさる 元北海道議会議員 

 

2

【日本が中国に支配される危機】

アジア自由民主連帯協議会 三浦小太郎

日本沖縄政策研究フォーラム仲村 覚  

 

☆憲政記念館 講堂

☆平成29823()

☆受付開始 16:15 開演 16:30 19:45 終了予定

☆参加費 1000

☆事前予約不要 

 

総合司会  赤尾由美

主催者挨拶英霊の名誉を守り顕彰する会 佐藤和夫

後援団体代表挨拶  日本会議東京本部    加瀬 英明

閉会挨拶 新しい歴史教科書をつくる会 岡野俊昭

 

主催 英霊の名誉を守り顕彰する会

後援 日本会議東京本部、アジア自由民主連帯協議会、日本沖縄政策研究フォーラム、新しい歴史教科書をつくる会、美し国、なでしこオピニオンの会、史実を世界に発信する会、呉竹会、二宮報徳会、そよ風、自治基本条例に反対する市民の会、東京教育研究会、空の神兵顕彰会、幕末史を見直す会

 

お問合せ 090-6709-9380 (佐藤)

 

灘中に「教科書なぜ採択」盛山衆院議員ら問い合わせ

8/4(金) 7:31配信

神戸新聞NEXT

 私立灘中学校(神戸市東灘区)が採択した歴史教科書を巡り、自民党の盛山正仁衆院議員(63)=比例近畿=や和田有一朗・兵庫県議(52)=神戸市垂水区=が同校に「なぜ採択したのか」などと問い合わせていたことが3日、分かった。インターネット上でも「政治圧力ではないか」と問題視する声が上がっている。

【写真】灘中学校が採択した教科書は…


 同校が採択したのは、「学び舎(しゃ)」の歴史教科書「ともに学ぶ人間の歴史」。教科書は現役教員やOBらが執筆し、他社で記述がない慰安婦問題に言及。1993年に河野洋平官房長官(当時)が元慰安婦へのおわびと反省を表明した「河野談話」を載せ、併せて「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような資料は発見されていない」と現在の政府見解も取り上げている。

 県教育委員会などによると、同校は2016年度から同社の歴史教科書を使用。同教科書を使っているのは県内では同校だけという。同委員会義務教育課は「(教科書の使用は)適正に行われている」としている。

 同校の和田孫博校長が昨年、同人誌に寄稿した「謂(いわ)れのない圧力の中で」と題した文章で「自民党の一県会議員から『なぜあの教科書を採用したのか』と詰問された」「本校出身の自民党衆議院議員から電話がかかり、『政府筋からの問い合わせなのだが』と断った上で同様の質問を投げかけてきた」と明かした。

 また、採択を批判する「文面が全く同一」のはがきが200通以上届いたといい、和田校長は「はがきはすでにやんだが、圧力を感じた」と振り返る。現在も和田校長の文書がネット上で引用され、論争となっている。

 盛山、和田両議員は神戸新聞社の取材に、批判のはがきとの関連を否定。その上で、盛山議員は「灘中の教科書について、OBとして周囲から疑問の声を聞いたので、校長に伝えただけだ」と強調。「『政府筋からの問い合わせ』と言った覚えは全くない」とする。

 和田議員も会合で校長に採択理由を尋ねたことを認め、「私個人は学び舎の歴史教科書に疑問があり、さまざまな会合で口にしている」と主張。「私立学校の特色ある教育は理解しており、圧力などではない」と話している。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00000001-kobenext-l28

 

※個人的には「学び舎」の歴史教科書を検定に合格させた文科省にも憤りを覚えますが、灘中のような有名進学校でこのような教科書を採択するなんて考えられません。

盛山議員や和田県議が問い合わせをされたことは至極真っ当なことだと思います。

通州事件80周年

記憶と慰霊の国民集会

平成29729日(土)

のご案内

 

本年は無辜の同胞が無慈悲に大量惨殺されたかの通州事件から80周年となります。事件の記憶と犠牲者の慰霊の国民集会が、下記のとおり行われます。

多くの皆様のご参集をお願い申し上げる次第です。(29.6.30茂木弘道)

80周年行事のご案内

靖国神社昇殿参拝と慰霊祭

1230分靖国神社参集殿集合/午後1時昇殿参拝と慰霊祭 【玉串料】千円

記憶と慰霊の国民集会

  午後3時受付開始/330分開演(終了540分)

   新国際ビル9階(日本交通協会大会議室)千代田区丸の内3-4-1

03-3216-4081

 【交通】JR有楽町駅「国際フォーラム口」から徒歩3

  地下鉄有楽町線有楽町D3出口直結(新国際ビルの玄関から会場まで3分)

 【参加費】2千円  ★参加予約不要(直接会場にお越し下さい)

■プログラム■

<総合司会>佐波優子

【第1部】通州事件関係者が語る事件の真相! <コーディネータ>皿木喜久

    加納満智子「通州の奇跡 母の胎内で銃弾の中を生き延びた私」

    石井 葉子「血染めの手帳に辞世の句を残した伯父の最期」

    奈良 保男「事件後最初の救援部隊を指揮した父が見たもの」

  【第2部】リレートーク>通州事件がわれわれに問いかけるものは何か

    <登壇者> 加藤康男 阿羅健一 小堀桂一郎 北村稔 緒方哲也

      ペマ・ギャルポ オルホノド・ダイチン 三浦小太郎 藤岡信勝

   <閉会のあいさつ> 宮崎正弘

 

主催 通州事件80周年行事実行委員会(呼びかけ人代表:加瀬英明)

連絡先 112-0005 文京区水道2-6-3 つくる会「80周年実行委員会」

 

こちらもご覧ください <b><span style="font-size: 12pt;"><font color="#0000ff">http://www.sdh-fact.com/CL/80.pdf</font></span></b>