※このようなことは全く知りませんでした。以下に引用します。
① 皇室を御皇室と申し上げることについて
私の友人知人には尊皇の心の篤い方が多いのです。
と言うより私は尊皇家ではない人とは付き合わないようにしております。
私よりもずっと尊皇の心が篤い方のなかに
皇室を御皇室と申し上げる(言ったり書いたりする)方が散見されます。
これは間違いであり、かえって皇室の尊さを損なうことに
なりかねませんのでここで一言申し上げます。
御皇室と言ったり書いたりする方のお気持ちは良くわかります。
尊崇して余りあるのでしょう。
でも正式には皇室に御はつけません。
皇室に御をつけるのであれば皇太子に御をつけるのでしょうか。
皇位に御をつけるのでしょうか。
戦前から宮内省では正式に御をつける場合と
つけない場合を峻別しています。
天の字や皇の字、叡の字等の上には御をつけないことになっています。
天の場合 ○天覧 ×御天覧
○天機 ×御天機
○天皇 ×御天皇
叡の場合 ○叡慮 ×御叡慮
勅の場合 ○勅命 ×御勅命
○勅語 ×御勅語
詔の場合 ○詔書 ×御詔書
宸の場合 ○宸襟 ×御宸襟
玉の場合 ○玉体 ×御玉体
賜の場合 ○賜餐 ×御賜餐
皇の場合 ○皇室 ×御皇室
○皇子 ×御皇子
○皇祖 ×御皇祖
○皇朝 ×御皇朝
あまりに尊崇して御をつけたくなる気持ちはわかりますし
そういうお方を私は好きです。
戦前はこういった皇とか勅と言った字の上は
一字分桝目を空けたものでした。
これを欠字(または闕字)と言います。
さらに尊崇すると天皇とか皇室という字が来るといちいち改行したものでした。
つまり常に天皇と言う字は行の一番上にくるのです。
では逆に御をつけねばならないのはどういう字でしょうか。
御陵 御璽 御陪席 御親拝等です。