「原爆投下なんて本当は無かったんだ」

もし、このように言う方がいたら、皆さんはどう思うでしょう。

恐らく、「バカなこというな!」と怒るか、一笑に付して相手にしないかどちらかでしょう。

ところが、中国の反日ネットの類では、昨年の秋ごろから何と、「広島、長崎の原爆は事実ではない、でっち上げだ」いうことが言われているそうです。(中国民主正義党という政治団体のアメリカ支部のHPに掲載された「アメリカは広島・長崎に原爆を投下しなかった」というレポートが情報元になってるそうです)

それによると、原爆は本当は落とされていなくて、連合国が東京の大本営に原爆を落としたという情報戦を仕掛けて、それを信じてだまされた日本がポツダム宣言を受諾したんだ。だから、日本は被爆国でもないし、被爆者もいないんだ。それなのに、先の大戦で大きな痛手を受けたと世界中に喧伝してるのはズルイという論理です。

記録写真として残っているのもでっち上げで、本当に原爆が落とされたのなら、あんな写真は撮れるはずがない、と言われているそうです。

勿論、これは中国政府の公式見解ではないですが、ここまで歴史事実を捏造するのは悪質だと思いました。

最近では、沖縄は本来は中国領であるという主張も一部で始められてるようです。

日本政府はこういう事に関して何も反論しませんが、このまま放置しておけば、中国の意のままに捻じ曲げられた歴史だけが内外に喧伝され、後世に残ることになってしまうのではないでしょうか。

大げさだと言われるかもしれませんが、国の歴史を軽視することは民族の命脈を断つのに等しく、国民に対する背信行為であると思います。

日本政府には、是非とも早急に対策を立て、正しい歴史事実を世界に発信して貰いたいです。

平成17年(2005)8月12日