■ 名鉄八百津線跡を巡ってみた

 最近、重点的に名鉄の各路線と廃線跡を辿っている管理人。

 今回は広見線の明智駅から、2001年まで運行されていた八百津線跡をXT660Zテネレ「ねこわさび」で辿っている。

本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。
各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。
こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。
万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。

■ 明智駅から八百津線跡をたどる

 前々回、【名鉄】広見線#1(御嵩駅)桜 お祭り【道の駅 可児ッテ】ヤマハXT660Zテネレ「ねこわさび」

 前回、【名鉄】広見線#2【御嵩口駅-顔戸駅-明智駅-新可児駅】ヤマハXT660Zテネレ「ねこわさび」

 で、名鉄広見線を辿っている最中、明智駅からちょっと寄り道。

 

■ 明智駅

 御嵩駅から御嵩口駅、顔戸駅を通過して、明智駅までやってきた。

 明智駅の北東側から可児川沿いに接近する。

 今、画像を確認したら、列車が停まっているホーム付近までいかにも線路跡っぽい空間が続いていた。

 

 名鉄明智駅。

 ひさしぶりに渋い駅舎。

 

 駅舎は立派だが、無人駅でインターホンが繋がる先は犬山駅。

 

 いかにも仮設という雰囲気の構造物に、案内看板が取り付けられていた。

 

 3月18日のダイヤ変更にあわせ、線路とホームの運用を変更していた。

 これまで方向別に線路とホームを分けていたものを、方向に関わらず利用する線路は一線だけ。

 使用ホームも方向に関わらず同じホームで乗降することになっている。

 改札から線路を越えてホームへ移動する必要がなくなったので、構内踏切も廃止されていた。

 

 廃止された元構内踏切から新可児方面を見る。

 

 この線路は列車が通ることもなくなったので、柵で塞がれている。

 

 これからも運用するホームと線路。

 その向こうに使われなくなった線路とホーム。

 

 御嵩駅方面を見る。

 この画像の左側は柵で塞がれていた線路があり、ホーム側は金網で塞がれている。

 この使われていない線路部分に、いかにも仮設っぽい単管をつかったスロープが設けられていた。

 

 単管越しに見るトイレ。

 歴史を感じさせる。

 

 その横にあるかつての駅事務室か。

 「下り」と「上り」の他に、たしか「八百津」の表示か?

 (どこかでこの部分の写真を見た記憶がある。)

 

 ホームを降りてトイレにやってきた。

 渋い。

 

 トイレ側からホームとかつての構内踏切を見る。

 

 振り返ってトイレの先、かつて八百津線のホームがあったと思われる空間が広がっている。

 ここから左にカーブして、明智駅に接近した際に見かけた線路跡の空間に繋がっていくのだな。

 

 その反対側、西向きの新可児方面を見る。

 駅前には駐車場が広がっている。

 

■ 廃線跡を辿ってみる

 明智駅を出て、先ほど開けた空間を見かけた方向に進んでみる。

 住宅の間を抜けていると、土盛りの上に橋台らしい構造物を見かけた。

 

 どうみても廃線跡だろうな。

 

 土手を登ってみると、

 

 明智駅方面に繋がる線路跡。

 

 その反対側には可児川方面に向かっている。

 

 橋台の向こう側には草の間にレールが残っているのが見える。

 

 可児川を渡り、廃線跡を探す。

 

 見つけた廃線跡を辿って可児川まで戻ってきた。

 橋梁は撤去されているが、橋台は残っていた。

 

 可児川の対岸、明智駅方面にも橋台が残っていた。

 

 再び北に向きを変えて、廃線跡に沿って進む。

 画像では道路の左、水路の隣が廃線跡。

 前方に見える旧国道21号線の高架部分を潜っている。

 

 XT660Zテネレ

 

 旧国道21号線を潜ると、廃線跡は御嵩町の遊歩道になっていた。

 このあたりに、かつて東伏見駅があった模様。(1944年に休止)

 

 遊歩道を横目で見ながら、田畑を挟んで併走する。

 

 廃線跡と交差。

 

 振り返って遊歩道の終端部。

 御嵩町「ご自由に散策してください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 多治見八百津線に出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 東海環状自動車道の手前に、

 

 名鉄八百津線 兼山口駅跡

 

 

 

 

 

 このあたりに城戸駅(きどえき)があった模様。

 城戸駅は1944年休止。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 元役場前 (元兼山町役場前)

 

 

 

 戦国山城ミュージアム

 

 

 

 

 

 このあたり、兼山駅跡か。

 グーグルマップによると、「みんなの駅広場」となっている。

 

 

 

 築堤が残っている。

 

 線路沿いに小道があるが、それほど続かない。

 

 廃線沿いから御嵩川辺線に戻り、

 六角堂の案内看板とか。

 

 築堤と橋台。

 

 築堤に沿って進み、

 

 兼山ダムバス停あたり。

 

 たまたま見かけた「愛知用水取入口」の看板。

 

 振り返って橋台を見る。

 ここに跨道橋があったのだろうな。

 

 八百津側の橋台などは撤去されている。

 

 振り返って中野駅あたり。

 近くに「なまこ壁」の土蔵っぽい建物がある。

 

 伊岐津志駅跡あたり。

 1944年休止。

 八百津駅跡まで僅か。

 

 交差点を渡ってすぐ、あっけなく八百津駅跡に到着。

 

 石碑が置かれているので非常に分かりやすいのだが、

 

 あまりにも寂しい駅跡。

 

 ふりかえって明智駅方面を見る。

 この先に線路が続いていた。

 調べてみると、ここは駅構内ではあったものの、実際の駅はもう少し先にあったらしい。

 

 通り過ぎるTW200

 

 テネレ。

 

 石碑の裏面。

 開設1930年11月

 閉鎖2001年9月

 

 

 

 八百津駅跡のレールと枕木と犬釘。

 廃止から20年以上が経過して、劣化が進んでいる。

 

 八百津駅跡から、さらに廃線跡っぽい空間があるので進んでみる。

 この先、かつて丸山ダム建設のための専用線があったという。(1952年から1954年まで)

 

 県道381号線。

 いかにも線路っぽい掘割と跨線橋っぽい構造物。

 

 石積みの構造物。

 

 県道381号 多治見八百津線を進む。

 

 木曽川に架かる八百津橋を横目で見ながら、

 

 

 

 

 おそらく線路跡の掘割。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 廃線跡を丸山ダム方面に進む。

 

 途中八百津大橋を渡ってみる。

 画像左側の木々の中を八百津から走ってきた。

 

 八百津方面にUターンして、蘇水峡方面に戻る。

 山の上には先日「蘇水峡」を訪れた際にも見上げたサージタンク。

 

 八百津から林道八嵩線 飯地 笠置 恵那あたり【国道418号線】ヤマハ セロー250「ねこまぶし」

 

 今回は丸山ダムも新丸山ダム工事中のため接近できず、これ以上の廃線跡を辿らず、明智駅方面に引き返しておいた。

 

 このあたり、八百津駅の本体があったあたり。

 

 八百津駅跡の碑を通過。

 この後、明智駅から犬山駅まで広見線を辿っている。

とりあえず復活と棕櫚の花が咲いた【毎月】 2023年04月