■ 劣化したゴム系部品の交換
先日、管理人のもとにやってきていたセロー225W「ねこじやらしⅣ」
年式が年式だけに、劣化したゴムや樹脂系の部品を交換せねばならない箇所が多々あリ、キャブレターとシリンダーの間を繋ぐジョイント・キャブレタに続き、今回はスイングアーム基部にあるチェーンスライダーを取り付けるのだった。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。
各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。
こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。
万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ 新しい部品を取り寄せて取り付け
今回は劣化して崩壊したであろうチェーンスライダーに代わり、新しい部品を取り付けるだけ。
当初、気付いていなかったのだが、スイングアーム基部にあるはずの部品、「チェーンスライダー」が存在していない。
幸いなことにスイングアーム等に傷や削れは見られなかったのだが、チェーンスライダーが存在しない状態というのはさすがにマズイ。
そこで走行距離16万キロメートルを目指していたXTZ125「ねこちやづけ」のように、廃タイヤを改造した「自作チェーンスライダー」でも取り付けようかとも思ったのだが、
ここは新しい部品を用意してみた。
年式が年式だけに、樹脂製の部品は交換しておきたいところ。
最近の機種だと、スイングアームを取り外さなくても所謂「チェーンスライダー」を交換できるものもあるようだが、本車の場合はスイングアームのピボット部分を分解しないとチェーンスライダーの脱着はできない構造。
(メーカーでの製造時には問題ないのだろうが、管理人のようにここの部分だけを交換したい場合には作業量が多くなるのであまり嬉しくない。)
スイングアームのピボット部分、シャフトを留めるナットを外して、
車体を安定させるため、エンジン下にスタンドを置いて車体を支える他、車体工具を吊り下げて、スイングアームを取り外す準備。
リアアクスルシャフトも緩めて、ドライブチェーンを緩めておく。
リアホイールを取り外す。
スイングアームのピボット部分、シャフトを抜く。
錆もなく素直に抜けて拍子抜けである。
(以前、他機種で同様のシャフトを抜こうとしたところ、錆でシャフトが太くなっていて、抜き取るのに大苦戦した記憶がある管理人。)
できれば簡単に作業を済ませたいところで、リアサスペンションクッションユニットの下側シャフトを抜き、
こちらも錆等なくて良かった。
スイングアーム基部をフレーム本体から抜き取る。
本車のリアサスはリンク機構があり、下側のリンク機構は分解していないが、チェーンスライダーの取り付けだけなら分解しなくても可能。
新しいチェーンスライダーの登場。
スイングアーム基部にチェーンスライダーを嵌めこみ、
そう頻繁に分解やメンテナンスする場所でもないので、ついでに各部をグリスアップしてしまう。
スイングアーム基部にドライバーを突っ込んで仮固定して、
クッションユニットを接続。
錆びていなかったピボットのシャフト。
今後も錆びたりしないよう、グリスを追加で塗布しておく。
リアホイールを取り付け、
ドライブチェーンのガードを取り付け、テンションの調整を行う。
崩壊しかけのチェーンスライダーよりも、新しいチェーンスライダーが付いていた方が気持ちが良い。
試走に出かけて問題がないようなので、チェーンスライダーの取付作業は完了としておいた。