■ 久しぶりに新製品(組み立てキット)
何かと便利で動力性能も必要十分なヤマハの155cc級スクーター、マジェスティS。
その数少ない不満点の一つ、(やや大柄な人にとっては)若干窮屈な乗車姿勢について解決するキットを用意してみた。
新車で導入して以来、約7年間の時間をかけて完成したトランクエクステンション。
乗車時に感じていた腰まわりの窮屈さを解消するほか、副作用としてシート下トランクの容量が劇的に増大したり、足着き性が若干悪化したりしてしまうが、乗車姿勢の窮屈さを解消できる事と較べたら、全く問題にならないのだった。(管理人の個人的な感想です。)
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ シート高上げ(トランク延長)キット
今回用意したトランクエクステンションは、基本的に「ボルトオン」(所謂「ポン付け」)で、車体側には特に加工を行う必要はない。
また、必要があれば標準状態に戻すことも可能となっている。
キットの構成は、
本体(トランクエクステンション)と、ゴムパッキン等。 それにトランクエクステンションを固定するためのボルトやカラー類が付属。
本体。
本体(後部)
シート固定ヒンジ部分を見る。(カバーを外している。)
標準のシートとトランクの間に、トランクエクステンションを挿入することでシートを上に持ち上げ、トランクの容量を増大させている。
トランクエクステンションを挿入したことにより生じたシートとボディ(サイドカウル)との隙間はソフトカバーを両面テープを用いて取り付ける。
シートを固定する機構はキット取り付け前と同様に使用可能。
キットを取り付けることにより、
シート高が約55ミリメートル上昇する。
トランク内部の様子。
トランク前方下部の固定状況。
トランク後方の様子。
トランクエクステンションを挿入したことにより、
トランク後部では赤色の矢印で示した部分、トランクの高さが約55ミリメートル増大している。
トランク前方も約55ミリメートルトランクの高さが増大している。
■ 乗車姿勢・トランク容量の変化とか
トランクエクステンションを挿入したことにより乗車姿勢が変化しているが、
トランクエクステンションを挿入する前
トランクエクステンションを装備した後
膝の曲がりと太もも部分の傾斜、腰から背中にかけてのラインで乗車姿勢の変化が分かる。
トランク容量については、
トランクエクステンション未装備。
トランクエクステンションを装備した状態。
外装式のサンシェードを展開した状態でもシートを閉めることができる。
トランクの高さが大きくなったことから、オフロード系(バイザー付き)のヘルメットも収容可能となっている。
という訳で、シート高を上げて腰まわりの窮屈さを解消する「プアーテック トランクエクステンション for マジェスティS」
気が向いたら続いたりする。