■ 5年経過したので各部の確認(その3)
管理人が主に通勤用途で運用中のヤマハマジェスティS「ねこうめ」
導入から5年が経過して、各部の確認を行っている管理人。
前々回の「プーリー室まわり」、前回の「ブレーキまわり」に続いて、エアフィルターを確認した際の記録について。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ 今回は空気濾過装置関連(エアフィルター)の確認
今回の作業ではエンジンが吸入する空気と、プーリー室内のドライブベルト(Vベルト)を冷却するための空気を濾過するエアフィルターを確認する。
本車はこれまでエンジンが不調であるとか、Vベルトがすぐに熱でダレてしまうというような症状は出ておらず、それぞれのフィルターもそれなりに機能は果たしていると考えられる。
それでも車体のメーカーであるヤマハがユーザーマニュアルに「走行距離2万キロメートルごとに交換」と書いているので良い子は素直に交換しておくのがよかろう。
とりあえず部品を用意しておいた。
(今回は素直に純正部品を選択)
■ エアクリーナーエレメントの確認
エンジンが吸気するための空気を濾過するエアクリーナー。
その内部のフィルターを取り出して確認する。
ユーザーマニュアルにしたがってゴムのカバーを外し、
6本のスクリューを抜いて、
エアクリーナーケースカバーを外す。
エアクリーナーケースの内部にあるエアクリーナーエレメント
マジェスティSの場合、後輪が巻き上げた砂塵等を吸入しやすい後輪付近から空気を吸っているように感じるので、エレメントの汚れも多いような気がする。
エレメントの裏側やエアクリーナーケース内部には異状なし。
■ Vベルトフィルターエレメントの確認
Vベルトまわりを冷却するための空気を濾過するVベルトフィルター。
画像中央の「YAMAHA」と表示されている丸い部品がフィルター(カバー)。
本来接続したままでもエレメントは取り外すことができるはずだが、
念のため六角棒レンチでボルトを回して金属バンドを緩め、
ボルト4本を抜いて、
Vベルトフィルターケースカバーを外す
Vベルトフィルターエレメントを取り外す。
Vベルトフィルターエレメントは円筒形。
取り付けられた状態で下端にあたり部分には他の部分よりも多くの埃が溜まっていた。
このエレメントを通る空気は、メットイントランクのケース側面と外装のサイドパネルの間から吸入されているはずで、それほど埃が多い場所ではないはずなのだが、このフィルターを見る限り意外と多くの埃を吸入していた。
これだけの埃があるのなら、これくらい大きなフィルターを装備して空気を濾過しなければならないのだろう。
管理人が昔々、原付(原付1種。所謂50cc。)スクーターのVベルトをいじっていた頃は、Vベルト室の冷却など行っていなかったはず。 同じ機種でも原付二種クラスになるとVベルトフィルターが装備されたりしていた。(ホンダリード50とリード90とか)
もうしばらく手入れの話が続いてしまう。