■ タイヤバルブを交換
先日、夏用のタイヤを装着しているホイールから、スタッドレスタイヤを装着しているホイールに換装した管理人のホンダフリード「ねこまくら」
その夏用タイヤを装着したホイールに装着しているタイヤバルブが傷んできて、バルブ基部のゴム表面にひび割れが目立ってきたので、空気漏れ等の問題が発生する前にタイヤバルブを交換しておくことにしたのだった。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ タイヤバルブが劣化して空気が漏れたりしたこともある
タイヤ本体のゴム面にひび割れが発生することは時々あって、ゴム表面上の細かなひびなどあまり気にしていない管理人。
ただ、チューブレスタイヤを装着したホイールに装着されているタイヤバルブ基部のゴム表面に発生したひびには、それなりに警戒して注意を払っていたりする。
というのも以前、タイヤバルブ基部のゴムが劣化してひび割れしていたのを放置していたら、ひび割れした部分から空気が漏れだしてタイヤ空気圧が抜け、タイヤがパンクしたのと同じ状態になってしまったことがある。
(ひび割れ部分から「空気が漏れだした」というよりは、ひび割れ部分からタイヤバルブが脱落し、タイヤ内部の空気が一気に抜けたというのが実際のところだが。)
参考
小さなKSRⅡ「ねこのひたい」等であれば、タイヤ一つの空気圧が完全に抜けてしまっても、最悪自分で押して修理が可能な地点まで移動することが可能だろう。
だが、KSRⅡと比べたら大きく重い四輪車である本車を、自分で押して長距離を移動させることは考えたくないので、タイヤバルブが破断する前に交換してしまうことにした。
■ 古いバルブの取り外し
先日、夏用タイヤからスタッドレスタイヤに換装しているホンダフリード「ねこまくら」
とりあえずスタッドレスタイヤ(付きのホイール)に換装したホンダフリード「ねこまくら」
フリードのタイヤバルブを見てみる。
タイヤバルブの基部、ゴムの部分に「ひび割れ」が見える。
他のホイールでも、
ひび割れ発見
指で少しタイヤバルブを押してみると、
ひびが奥深くまで進行している。
全4輪のうち2輪のタイヤバルブでひび割れが目立った。
現時点でひび割れが目立たなくとも、同時に作られたであろうタイヤバルブまわり。
全四輪のタイヤバルブを交換しておくことにする。(作業の手間もそれほど変わらないので)
■ 旧タイヤバルブの撤去
まずは古いタイヤバルブを取り除く。
バルブ内の「ムシ」を抜いて、タイヤ内部の空気圧を開放して、
おなじみのビードブレーカーを使用して、ビードを落としておく。
このビードブレーカー。 当初はそんなに使わないだろうと思っていたのだが、
すでに十分モトはとった気がする。
ビードブレーカーでタイヤを押さえ、旧タイヤバルブを見る。
タイヤバルブを除去するには、基部をカッターナイフ等で切断して取り除くと聞くが、
管理人の場合、バルブ基部をニッパーで切って取り除いている。
画像はバルブの頭側が分離した状態。
続いてタイヤバルブのホイール内に残る部分を除去するのだが、
「ホイールリムの内部」にタイヤバルブ基部の一部が残っている。
これを、
レンチで抜き取る。
(素直に取れる)
これで古いタイヤバルブの除去は完了。
■ 新しいタイヤバルブの取り付け
今回、しばらく前から作業の必要性は感じていたので、事前に調達してあったタイヤバルブ
念の為、ビードクリーム(タイヤクリームを塗って、
リム(ビード)の穴に、(タイヤ内側から)新しいバルブを挿入して、
バルブインサーターのアダプタを取り付けて、
バルブインサーターを使って、タイヤバルブを引き上げる。
ここはぬるっとバルブが飛び出してくる。
とりあえず、タイヤバルブの交換はできた。
このあと、タイヤに空気を入れてビードを上げる必要があるのだが、
現状ではタイヤバルブが引っ掛って、ビードとリムとの間に隙間ができてしまっている。
・・・このあたりは後で修正することにしよう。
他の3本のホイールも、1本目と同様にタイヤバルブを交換していく。
バルブ引き抜き、
隙間の様子
新しいバルブ
バルブ引き抜き、
■ ビードとリムの隙間をなくして、空気を入れられるようにする
タイヤバルブの凸部のせいで、ビードが引っ掛ってリムとビードが密着しないので、このまま空気を入れてもタイヤ内から空気が漏れてタイヤを膨らませる(ビードを上げる)ことができない。
現状
この凸部(でっぱり)が影響して隙間から空気が漏れてしまう。
ビードやタイヤを押さえつけて、隙間を少なくしたうえでコンプレッサーで一気に空気を入れてビードを上げようかと思ったのだが、通常の方法では難しいようなので、
素直にタイヤバルブと反対側のビードも落として、
タイヤレバーも活用して、タイヤバルブの凸部に引っ掛ったビードを持ち上げ、
無事にビードとリムが密着した。
この状態で空気を入れれば、
無事にビードが上がり、タイヤを膨らませることができた。
今回はこのまま次のシーズンまで保管するので、ビードを上げた後は保管時用のやや低めの空気圧に設定しなおす。
しばらくして空気圧を確認して、空気が漏れていないか確認する必要があるが、問題がなければバルブが脱落して空気が抜ける心配からは開放されるだろうな。