■ 車載工具の高度化
管理人がバイクやクルマを運用する際には、「車両の故障等が発生しても、可能な限り運用が継続できるように対処する」事を目指していて、そのためには知識や技術はもちろんだが、工具や補修材料といった資器材も必要になったりする。
そして、バイクやクルマを運用するのは、ガレージや整備工場の中だけと言う訳ではなく、出かけた先で発生するかもしれない故障等に対応するには、必要な資器材は現地で調達するか、さもなければ携行するしかないと考えている管理人。
そんな訳で携行する資器材のうちの工具について、管理人があれこれ考えた際の話について。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ 車載工具を高度化 (高機能&軽量化) したい
本ブログにおける、これまでの工具に関する記事は、
新規「車載工具」追加 (主にバイク用) で、ビットラチェットハンドル&1/4ソケット類を導入し、
新規「車載工具」追加#02 アジャスタブルレンチ (モンキーレンチ) で、対応可能なボルトやナットのサイズを増加させたうえで、携行する工具数を減らした。
「車載工具」#03 アジャスタブルレンチ (モンキーレンチ)試用 で、実際に導入した工具を使用してみた。
これらは新たな機能を求めて、既存の車載工具に「追加」することを主として考えてきたものだが、今回は「軽量化&コンパクト化」を目指して、既存の車載工具を「置き換え」するための工具を導入している。
■ 軽量車載工具(コンパクト車載工具) アサヒライツール
軽量工具(軽量な車載工具)といえば、(ネットで検索すればすぐに出てくるかと思うのだが)アサヒのライツールが有名で、管理人もしばらく前から注目していた。
参考
その名のとおり「軽量さ」が売りの工具で、どうしてそんなに軽量なのかというと、これも「大胆に肉抜き」された見た目で理解できる。
もちろん肉抜きしてあっても、単に強度等を無視して重量を削ったわけではなく、強度を保った上での軽量化なので意味がある。
もし携行する工具類でも「重量や容積」を気にする必要がなければ、普段ガレージで使っているような「お気に入りの工具」を車載工具にしてしまえば良いのだが、実際にそんな事をすれば、車載工具は大きく重く膨れ上がって、工具類だけで結構な重量・容積になってしまう。
そんな訳で「ある機能の工具」が必要なら、他の機能にも使える多機能型にして、全体として必要となる工具数を減らして、結果的に軽量化&コンパクト化を進めるか、 単に「同じ機能でも軽量化&コンパクト化した」工具に置き換えて、より軽くより小さい「車載工具」になるよう検討している。
そして今回は軽量化&コンパクト化の方を狙っている。
■ そんな訳でライツールのプチコンビネーションスパナ LCWUS30
いろいろな工具屋の店頭で、「アサヒのライツール」を探してみたのだが、管理人のよく行く工具屋では、めったにアサヒのライツールを見かけない。
もし見かけても、全国展開する工具専門店で、ほんの少し展示されている「プチコンの3本セット」くらいしか見かけない。
導入する工具を選ぶにあたり、ネットで情報収集するなどしたのだが、管理人が望む要件をまとめてみると、
・ 可能な限り軽量であること(強度を保った上で)
・ 可能な限りコンパクトであること。(ただし、あまりにサイズが小さすぎると、握り難くてボルトやナットを回す際のトルクがかけられないかもしれないが。)
という点を重視するといった結論になった。
手で握り、回す動作を考えると、「プチコン」ではなく、一般的な「コンビネーションレンチ」の方が望ましいのだが、そこは「プチコン」の軽量さとコンパクトに収容できる点は捨て難い。
結局、車載工具を使用するような「緊急時」には、「多少使い難くても、頑張って(工夫して)工具を使うだろう」ということで、「使い安さ」よりも「軽量さ」と「コンパクトさ」を取って、「プチコン」の方を選定した。
そんな訳で、入手したプチコンセット3本組。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190905/01/rcxfw053/0d/23/j/o0560042014575536144.jpg?caw=800)
ライツール
プチコンビネーションスパナチセット
その二面幅は、8ミリメートル、10ミリメートル、12ミリメートル の3本組
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190905/01/rcxfw053/58/5f/j/o0560042014575536149.jpg?caw=800)
大胆な肉抜きが素敵。
その重量は、
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190905/01/rcxfw053/a1/01/j/o0560042014575536153.jpg?caw=800)
結構軽い。
「二面幅 8ミリメートル(以下mm)」は、10グラム。
「12mm」は15グラム。
「14mm」は25グラム。
鍛造製でJIS相当の強度を持っている。
見た目的には、
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190905/01/rcxfw053/9f/98/j/o0560042014575536155.jpg?caw=800)
工具の切削面に「ヘアライン」的な「線」が見受けられる。
管理人的には、「自動車外装の塗装面下地処理で、粗い紙やすりで大きな傷を完全に消さないうちに、より細かな紙やすりで磨き始めてしまった・・・」 的な印象の仕上がり。
もちろん、美しさを求める工具ではなく、実用性を求めている工具なので、ヘアラインが残っていようと全く問題はないが。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190905/01/rcxfw053/07/57/j/o0560042014575536157.jpg?caw=800)
「極端に美しい」という工具ではないが、これはこれで高級な工具という雰囲気はある。
工具マニアの中には、鍛造部分の肌質や切削部分の磨きが甘い!という意見もあるようだが、管理人のように「車載工具の代替品」としてみるなら、これで必要十分な処置だと思われる。
(管理人的には、これで研磨を完璧に行って、マーキングも打刻的なものではなく、もっとスマートなものに変更したら、超高級工具として一層有名になってしまうだろうと考えている。 もちろん、価格も跳ね上がって、管理人が現在求めている工具とは違うものになってしまうだろうが。
ただ、「超高級軽量車載工具」として販売するなら、超高級車に乗るお金持ちの物好きには結構売れてしまうかもしれないが。)
■ 余計なはなし
車載工具として携行する際には、よりコンパクトに収納できるよう(圧縮してから)携行するのだが、
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190905/01/rcxfw053/43/de/j/o0420031514575536158.jpg?caw=800)
真面目で几帳面な方は、工具を8mm、10mm、12mmと並べたくなるのだろうが、
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190905/01/rcxfw053/c5/22/j/o0420031514575536162.jpg?caw=800)
そうでもない管理人の場合、10mm、8mm、12mmの順に並べてしまったりする。
8mmの「メガネ部」が「12mmのメガネ部」の中に収まるので、僅かながらコンパクトになるはず。
■ 車両メーカーによる標準車載工具のスパナ類の代替として積載
本品は、車両に備え付けられていた標準車載工具の「スパナ類」の代替品として、(標準車載工具のスパナを下ろして)積載している。