■ ムルティストラーダのヘッドライトにもLEDを取り付けたい

 管理人がとにかく運用中のドゥカティムルティストラーダ620「ねこぱんち」
 ここしばらく、バイクで出かけるまとまった時間が確保できなかったり、そもそも積雪でバイクで出かけるのに精神的ハードルが若干高かったりしたので、精神的避難先としてヘッドライトのハロゲンバルブをLEDに換装しようと努力してみたりしたのだった。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。
各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。
こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。
万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。

■ ヘッドライト(ハイビーム側)には素直に4,000ルーメン級ファンレスLED

 管理人はその外観(デザイン)が気に入っていて、余計なフォグランプ等を(できれば)追加で装備したくないドゥカティの旧型(空冷)ムルティストラーダ
 そのヘッドライト(ロービーム側)の光量(照度)に余裕が欲しくて、H7ハロゲンバルブをLEDに換装するのにあたり、その「バルブ端子側の空間的余裕の無さ」や、H7ハロゲンバルブの発光点側が挿入されていた「プロジェクタータイプのヘッドライトケースのバルブ挿入孔の直径の小ささ」といった問題に直面して、なかなか満足できるような解決策が見つけられず、「とりあえずのLED化」を実現するまでに、多くの試行錯誤を繰り広げていたりした。
 そんな試行錯誤の最中、「ロービーム側」と較べれば、(使用頻度がそれほど高くないことから)「LED化」を当初は計画していなかった「ハイビーム側ハロゲンバルブのLEDに換装」について、
 ちょっと気になったので、思いついた案について「お試し」してみたりすることもあったりした。

■ とりあえず他機種と同型のLED
 前回、 ヘッドライトにLEDを導入したい#02「実験編」 ドゥカティムルティストラーダ「ねこぱんち」 あたりで、狭い空間的な余裕を探しだすため、ヘッドライトケースを車体から取り外して、作業をおこなったりした。
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車体から取り外されたヘッドライトケース。
画象上段がプロジェクタータイプのロービーム。
画象下段がハイビーム。
 なお、画象はMTS620のもの。
 ほぼ同形状のヘッドライトを装備するMTS1000DSと比較して、光軸の自動調整機構等が省略されているので、それら機構が収まっているはずの部分に、ダミープラグ等の部品が嵌められている(はず)。

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ハイビーム側のハロゲンバルブの固定方法。
(管理人の認識では)一般的な、針金クリップ式の口金固定方式。
 上段の「ロービーム側」が、(LED化するのに)とんでもなく厳しい状況だったことから、特に期待していなかったのだが・・・

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ものは試しと、ハロゲンバルブを外してみたら、
その前方側には、大きな開口部が開いていた。
 ロービーム側とは全く違う状況。
 やはり「ロービーム側」の「プロジェクター式ヘッドライト」は、空間的、コスト的に「ちょっと贅沢」な仕様なのだろうな。

 いちおう、「針金クリップ式」のバルブ固定方法を確認しておくと、
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クリップの端(画象左側)を留具から外した状態

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バルブの口金を針金クリップが押えている部分を確認

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バルブを挿入する開口部の大きさは、
ロービーム側に挿入できなかった、H7互換800ルーメン級ファンレス・ヒートシンクレスのLEDも挿入できるほど。

 これだけ空間的余裕があるのなら、
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他機種で導入して、満足する成果をあげた4000ルーメン級LED(ファンレス)。
手元に使用予定の無いLEDが残っていたので、これを取り付けてみることにした。

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樹脂製の「口金」を嵌めて、
針金クリップで固定。

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この「口金」に、LEDの本体を挿入。
LEDの固定は、あっけなく簡単にできた。
バルブ(画象では既にLEDだが)後方の空間にも、ヒートシンクを収容してもまだ余裕がある。

 ここで、実際に使える(点灯する)のか確認するのだが、
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本ムルティストラーダ(空冷系)のバルブ接続端子は、「ソケット(カプラ)」接続方式ではなく、
旗型のメス端子を直接バルブの端子に接続する方式なので、
LEDのオスソケットに旗型メス端子を挿すことになる。

 ただ、この方式だと、「金属部分が剥きだしとなった」ソケットや端子部分が、ヘッドライトケース内で動いて他の金属部分等に接触して、短絡(ショート)や、その他の不都合が発生しかねない。
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裸の端子が動いて他の金属部分等と接触しかねない。

 そこで、(応急的な)対策として、
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剥き出しの端子類を、他と接触しないように固定(留める)のはもちろんだが、
念の為、裸の端子には、熱収縮チューブを被せて絶縁しておいた。

 こんな作業を実施した後、(ロービーム側と併せて)点灯試験を行うと、
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見事に点灯した。
さすがに4,000ルーメン級LED。 非常に明るい。 というか眩しい。
ロービーム側の800ルーメン級LEDと較べると、原付とリッターバイクの違いのよう。


あとは試走だな。