■ ヤマハの「アンチテーゼ」

ひさしぶりに管理人が過去に乗っていたバイクのはなし。
今日も記事を作っている時間が無かったので、過去のバイクの画像だけでお茶を濁そうという意図に気づいた人も、気づかないふりをするように。
 
SDR (一般的には「SDR200」。 管理人が所有する車体の個体名としては「もすきいと」) は、管理人が過去に何台か乗ってきたバイク達の中で、ホンダドミネーター(NX650) や ホンダGL500C 等と並び、「印象深い」 かつ 「手放さなければよかった・・・」 と思うバイクの代表格である。
本ページは、管理人の妄想と思い込みでできています。

■ ヤマハSDR (SDR200)

残念なことに、最近は街中で 「なかなか見かけない」 2サイクルエンジンを搭載したバイク達なのだが、かつて存在していた強烈な個性を持った2サイクルエンジンを搭載したバイクの中でも、ヤマハのSDR200は、特に印象深いと思う管理人。
 
■ 外観とか
管理人がSDRを見て感じる特徴としては、
「美しいめっきのトラスフレーム」
「細い車体」 「細いタンク」
「シングルシート」
というキーワードが上がるのだが、
 
珍しく(バイク全体として)素直に「美しい」と感じるバイクのうちの一台だと思う。
(モーターショー等で展示されている状態では美しくても、公道仕様になると・・・?となる機種は多いのだが)
イメージ 1
多少くたびれてはいるが、それでも美しいと思う珍しい機種
 
特に斜め後方から見ると、
イメージ 2
より「細さ」が強調されて、SDRの特徴が分かりやすいと思う
 
■ SDRに乗ってみたら
2サイクルエンジンのバイクに乗った経験がある人なら、
「2サイクル」・「細い」・「軽量」
というキーワードで、ある程度どんなバイクか想像できると思うのだが、
管理人がSDRの乗って感じたのは、たぶんその通りの印象だと思う。
 
カタログ上のスペックとしては、最高出力34PSでしかないのだが、車両重量が105kgということで、想像以上に走る印象があった。
参考
● 全長 × 全幅 × 全高: 1,945mm × 680mm × 1,005mm
● 車両重量: 105kg
● エンジン型式: 水冷, 2ストローク, 単気筒, 195cm3
● 最高出力: 25.0kW(34.0PS)/ 9,000r/min
● 最大トルク: 27.5N・m(2.8kgf・m)/ 8,000r/min
● 販売価格(当時): ¥379,000
 
「軽くて(それなりに)馬力があり」、「車体が細い」こともあって(何かと障害も少なく)、普段の町中での運用でも、「非常に速いバイク」だと感じた。
あと、燃料タンクも「非常に細い」ので、タンクを膝でニーグリップするのに、気をつかった覚えがある。
 
他には、SDRが搭載するエンジンの性格的なものか、単に管理人が所有していた「もすきいと」のエンジンの調子が悪かったのかはっきりしないのだが、
 
「ゆっくり走るのが苦手(ニガテ)」という印象がある。
 
かと言って、それなりに頑張って走ると・・・
 
「はじける」ように目をさます印象のエンジンで、「とっても幸せ」な気分に浸ることができるのだが、
 
ステップやハンドルに発生する振動が激しくて、「手や足の裏」が痒く感じてしまうという面もあるのだった。
 
 
という訳で、
 
管理人の運用では、
「長距離ツーリングに出かけた記憶がない・・・」
ツーリングに出かけた経験がない訳ではないのだが、連続であまり長時間乗った記憶がない。
 
 理由としては、燃料タンクの小ささから来る航続力の限界もあるが、実際には、
「エンジンの振動」から来る手足のかゆみ?と、
「のんびり走ることが苦手」なため、社会と折り合いをつけるのが難しい 気がした。
 
そのため、近場の短距離ツーリングが主な用途になっていた。
 
さらに、一般的なバイク達より「味が濃い」乗り味のため、「短距離ツーリングでも満足しやすい」というのもあって、走行距離があまり伸びない機種でもあった。
 
本車は「中古車」として入手した管理人だが、
イメージ 3
それでも走行距離は極めて少なかったりする。
 
こうしてみると、(管理人が過去に乗ってきたバイクに関して) 「記憶に残っている印象の深さ」と、「実際に走った距離」というのは、直接は関係していないというのが感想である。
 
 
 
 
■ (追記) バイクの「味が濃い」ということ
たいていのバイクに対して「なんとかの一つ覚え」のように、「防風性が良いカウルが欲しい」とか、「燃料タンクの容量がもっと欲しい」とか言い続けている管理人なのだが、たまには例外のバイクもあったりする。
 
いまさらだが、管理人はバイクに乗ったら、(可能であれば)ひたすら走り続けたいと考えていたりする。
もちろん、現実には「燃料タンクの容量」とか、「自身の疲れ」とか、更にはより手ごわい「時間が無い」とかいう障害等によって、ひたすら走り続けるということはかなり難しいのだが、それでも管理人の気持ち的には、常に走り続けたいと考えている。
 
ただ、最近は何かと障害となるモノが多くなっている気がして、以前のように「満足するまで走り続ける」ことが難しくなっているようになっているように感じる。
 
そんなとき、限られた時間や範囲で、「とりあえず満足したい」と考えると、SDRのような「味が濃いバイク」が必要になると考え始めてもいる。
 
こういった「味が濃いバイク」なら、限られた時間や距離でも、きっと満足することができると思う。
(逆に、「これまで通り」の使い方をすると、ネガな部分ばかりが目だってしまうかと思うが・・・)
 
これまで、ひたすら走り続けるためのバイクを探して、ある意味「生活の一部」的なバイクを「よし」としてきた管理人だが、それ以外の価値観でバイクを見る必要も出てきたのかもしれない。
 
 
 
そういった意味では、これまで海外メーカー等で造られていたバイクにあまり興味を持ってこなかった管理人だが、そういった「味が濃い」バイクにも(これまで以上に)注目しなければならないだろうな・・・。
 
 
 
 
ここで「生活の一部たるバイク」と較べれば、信頼性に対する要求は緩和可能だとは思うが、それでも(走っている途中で壊れて走れなくなる事は嫌なので)壊れ難いということは、大きな判断材料となってくる。
 
ということで、(信頼性で優れる)国内メーカーも、SDR並みに「味が濃いバイク」を(より多く)供給できるようになってもらいたいものだ。
 
 
 
なんとなくまとめ
 
「味が濃い」 = 「短距離・短時間でも満足」 = 「カウルが無くても可」 = 「タンク小さくても可」
 
 
 
 
 
 
ただいま、いまだに作成中
 
 
 
 
 
 
 
 
 
■ シングルエンジンでスポーツバイク
最近、一時は絶滅していた日本の(オンロード系)軽二輪スポーツバイクが復活を果たしていて、管理人としては非常に嬉しい限りである。
そんな機種の代表格として、ホンダのCBR250R(復活した単気筒。タイ王国生産のMC41。)、カワサキのニンジャ250Rがあるのだが、今回は単気筒のCBR250Rが発表されたころの騒ぎについて。
 
管理人としては、新しい「軽二輪オンロードスポーツ」が登場するというだけで、「諸手を挙げて大歓迎」状態だったのだが、世間の反応を見てみると、
「シングルエンジンはスポーツバイクじゃない」とか、
「シングルエンジンにカウルは似合わない」「シングルエンジンはネイキッドじゃないと」とか、
およそ管理人の感覚とは異なる反応ばかりが目立ってしまうのだった。
 
ここで、管理人の考え方が正しくて、他の考え方が間違っていると言うつもりなど全くなく、ついでに管理人が世間の反応の例として見ている情報源が、世間全体の一般的な認識だと思うほど素直でもない。
 
ただ、「単気筒エンジン」のバイクと、「カウル」、「スポーツ」の組み合わせに違和感を感じる人が少しは居るのも、どうやら事実らしいのだった。
 
(バイクに関する規制が現在のように厳しくなる以前、)過去にはアルミ合金製のフレームを持ち、並列四気筒エンジンを搭載したCBR250RRとか、FZR205Rとか、GSXR250Rとか、ZXR250Rとか、今では望むべくもない高級・高度な軽二輪オンロードスポーツバイクが普通に売られていた時期もある。
そんな「特殊な」バイク達に慣れ親しんだ世代のライダーにとっては、スチールフレームに単気筒エンジンを搭載したバイクが、なんとなくみすぼらしく感じてしまうのも、理解できないでもない。
 
■ 管理人はシングルエンジン好き
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
■ バイクで見栄とか
SDRは、「カタログスペック」でも、「見た目」でも、見栄がはれるようなバイクではない。
ある程度バイクに乗ってきた人なら、カタログを見ただけでも出力重量比やらからSDRの性格的なものは解るのだろうが、素人がそんな事を気にするはずもなく、実際にかつての管理人は気にしていなかった。
(カタログに書かれた「最高出力」とか、「最大トルク」やらを単純に比較して、そのバイクのほとんどが判ったようなつもりになるのが、バイクに乗り始めたばかりのライダーの特権でもある。)
 
そのシンプルすぎる造りで、「見栄」などとは無縁の存在だとは思うのだが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
■ その後
本車は他車乗換え等のため、売却。
 
 
 
 
まだ作成中(後で追記・修正予定)