3年5万キロの経緯~を書いている際に収拾がつかなくなったので別枠で掲載。
基本的に原付二種のありがたみを賞賛する内容なので、これからリッター級バイクの購入を計画中だとか、それらの予算を通そうとしている人達は見ない・見せない方が良いかもしれない。



管理人がXTZ125「ねこちやづけ」で行った通勤運用の3年間5万キロメートルを、仮に他車で行った場合について考えてみた。
今回はリッター級のバイクとの比較。管理人が使用しているCBR1100XX「ねこにこばん」を例にして考える。
 
「ねこちやづけ」と「ねこにこばん」の両車で3年間5万キロメートルの通勤運用をした場合について以下の条件で考える。なお、XTZ125については「3年5万キロメートルの経緯」の結果を用いる。
条件1:CBR1100XXの車両本体価格・自賠責・任意保険費用は既存車両を活用するということで無視する。ちなみにXTZ125については車両本体価格・自賠責について計上している。
条件2:両車ともガソリン代・オイル代・タイヤ・ブレーキパッド・その他の消耗品類の5万キロメートル走行分のみ計上する。
・ガソリン代について
 大人しく通勤するとしてCBR1100XXは1リットルあたり15キロメートル走行できると仮定する。5万キロメートルでは50,000÷15=3,333リットル消費。ガソリン単価を仮に1リットルあたり120円と仮定しても400,000円必要となる。
・エンジンオイル代について
 CBR1100XXは、XTZ125に入れている激安オイルなどと違い一般的な二輪車用の安めのオイルを2,500キロメートル走行毎に4リットルづつ交換すると仮定する。5万キロメートルでは50,000÷2,500×4=80リットル交換する。エンジンオイル単価を仮に1リットルあたり1,100円と仮定しても88,000円必要となる。
・タイヤ代について
 走り方にもよるのだろうが、管理人が大人しく走った場合の実績から後タイヤ1本25,000円を15,000キロメートル毎、前タイヤ1本20,000円を20,000キロメートル毎に交換すると仮定する。
 後タイヤ:25,000×50,000÷15,000=83,333、前タイヤ:20,000×50,000÷20,000=50,000となって計133,333円必要。
 これについては、XTZ125「ねこちやづけ」が中古タイヤを使用している場合もあるので直接比較するのは気が引けるが、一般的にありふれたタイヤを使うXTZ125はその点でも有利なのでそのまま計算。
・ブレーキパッド代について
 管理人の実績から前は25,000キロメートル毎に交換。後は1回交換するものと仮定する。
 パッド1セットをEBC等の価格を参考に6,500円として前が2回×1度に左右2セット交換、後1セットの計5セット。32,500円必要。
・その他(チェーン・スプロケット等について)
 がんばってチェーンやスプロケット類は交換しないことにする。(リッターバイクのチェーンやスプロケットはXTZ125の激安部品に比べれば高価だし、交換も手間がかかる。) また、水冷エンジンは冷却水の交換も必要。ブレーキフルード等の油圧ラインも多いのでフルードもXTZ125に比べれば多量に必要。 


結果
 ガソリン代とオイル代を見ただけでもわかるかと思うが、XTZ125の経費がいかに少ないかが際立つ結果となった。
 一応計算していくと、ガソリン400,000+エンジンオイル88,000+タイヤ133,333+ブレーキパッド32,500=653,833である。
 XTZ125を増車した方が車両代・諸経費・税金等を含んだとしても10万円以上安価となる。

 実際のところはCBR1100XXのようなリッター級バイクを通勤で使用すると、「こんなに消耗品が持つ訳がない。」と思われる。 管理人の実績からもかなり甘めに仮定した場合の結果がこれである。 もちろん乗り方次第ではあるがリッター級のバイクをタイヤやその他の消耗品が減らないようにチマチマ乗っても面白くない。というか「あまり意味がない」。(と管理人は思う。)  そんなことなら素直にXTZ125でも増車してスロットル開け開けで楽しく走り回った方が良い。
 XTZ125があれば林道にも気軽に行けるし。 それから免許の点数や国庫に寄付する金額を計算すると( 以下省略)。

 更に言うと3年5万キロメートル走った後で、XTZ125を増車した場合には手元に快調なCBR1100XXと走行5万キロメートルのXTZ125とが2台残る。
 CBR1100XX1台で走った場合は上記のCBR1100XXよりも5万キロメートル走行距離が増えたCBR1100XXが1台残る。
 資産価値でバイクを考えるのは正しくないのだろうが、すくなくとも管理人ならXTZ125を増車した方が良いと思う。


まとめ
 今回はリッター級バイクという「金食い虫」を保有している状態からXTZ125を増車した場合と増車しなかった場合を比較してみたが、元々保有していたバイクが燃費の良い自動二輪、例えばセロー等であった場合にはこれとは別の結果がでると思われる。
 また、増車する車両をXTZ125ではなくセロー等にする事も考えられる。

管理人の場合は予想される年間走行距離と消耗品の経費、耐用年数から「125ccクラスを増車する。」という結論に達し、現在に至っている。
 

 


 

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20240623 更新