
これを外し、周囲の爪をずらすと裏蓋が開く。
ビニールテープで固定されたメータ回りの配線など、みるからにいい加減な感じ。
金属の管状のものがGM管、ガイガー=ミュラー計数管だ。
いわゆるICは使われておらず、トランジスタのみで構成されている。
まるで技術家庭の授業で作る6石トランジスタラジオだ。

ネジ一本で止まったスイッチ部の基板を外す。
5つあるスイッチはそれぞれ単独でなく、基板と一体になっていた。

スイッチ部のブラシ部分を外してみる。
このブラシのテンションが甘いので、スイッチの動作がぐらぐらなのだ。
ブラシを指とラジオペンチで曲げ直して、接点にテンションがしっかり掛かるようにする。

半田メッキされた基板のスイッチ接点部。
紙ヤスリで平滑に仕上げて接点復活剤を薄く塗布した。

回路基板の半田を確認すると、いくつかイモ半田(不完全なハンダ付けで接続が怪しい部分)があったので、改めてハンダ付けし直す。

こうして組み立て直すと、スイッチのぐらつきも直り、持ち歩いても表示が不安定になることはなくなった。
構造がシンプルなだけに、きちんと組み上がれば案外丈夫なもののようだ。
最後に簡単な操作法を。
基本的には「on/off switch」を入れると放射線をカウントしはじめ、それに応じて信号音がピッとなり、メーター上部左の「signal」の黄色LEDが点灯、その度にメーターの針が上昇する。
カウントの間が開くとメータの針が下降するが、カウントされるとまた上昇する。
こうして1分間測定すると、ほぼメータの針が安定するのでその数値を読む。
数値がレッドゾーンに入るとメーター上部右の「alarm」赤色LEDが点灯するらしい。
メーターの表示は、
上段がマイクロシーベルトアワー(μSv/h)で0.0から3.0μSv/h。レンジを切り替えると10倍になり30μSv/hまで計れる。
下段がレントゲンという単位で、日本では1989年4月以降使われなくなったそうです。
左上のオンオフスイッチ「on/off switch」は、offとonの中間でバッテリーチェックになる。
バッテリーチェックのときに、針がメーター最下部にあるグリーンラインにかかればOK。
バッテリーは非常に良く持つ。スペックの300時間は正しそうだ。
その右にあるのがレンジ切り替え。×1で3.0μSv/hまで、×10で30μSv/hまで計れる。
「light」はメーターを照明する照明ボタン。
「search」は、信号音がうるさいときに消音するスイッチ。
「dump」は、一度測定して別の地点を測定する際、押すとメーターがリセットされる。

youtubeに同じ機種を紹介する動画があったので貼っておこう。
http://www.youtube.com/watch?v=CXfDrUlRKLA
















