ゼブラス、宿敵スタンダールを破る | rcsc.blog

ゼブラス、宿敵スタンダールを破る

ベルギーリーグプレーオフ第4節の試合結果です。

シャルルロア-スタンダール・リエージュ



5年連続のプレーオフ出場のスタンダールと、
今シーズンは初めての出場となるシャルルロア。
ワロンの両雄が、プレーオフで初めてぶつかり、
スタッド・ペイ・ドゥ・シャルルロアは、
チケットが早々に売れ、14000人の超満員になりました。

試合は、序盤からシャルルロアのペース。
シャルルロアは、堅守速攻を得意とするチームで、
スピードに優れる2列目の4人を中心に、
一気にゴールに襲いかかるチームです。
特に目立つのは、センターハーフのニースケンス・ケバノと、
右サイドのデュメルシ・エンドンガラの、
コンゴ民主共和国の主力を担うコンビが中心となり、
右サイドから一気にゴール前へ突破を狙います。

対するスタンダールは、シャルルロアの守備に手を焼き、
中盤のトレベル、エノーが展開がままならぬ状況。
前節のゲント戦でも見られたとおり、
チーム状況が上手く行ってないように見られました。

39分、ゼブラスの攻撃のキーマンであるエンドンガラが
右サイドでボールを受け取り、アンドラーデをかわしてクロス。
これをCFのクリバリーがスルーすると、
逆サイドから走ってきた、フローラン・タンモンが押し込み、
シャルルロアが宿敵から先制点を奪います。
躍動感がある攻撃を売りとするチームだけに、
詰めの人数が少なくなりがちのロングカウンターも、
献身的なダッシュで補います。

先制すると強いシャルルロアは、
後半も会場の声援に押され、ゲームを支配。
守備陣もフランスで300試合以上に出場した、
ニコラ・ペントーを中心とした守備で、スタンダール攻撃陣を完封。
スコアは1点で終わったものの、内容的には完勝。
順位を4位に上げ、首位クルブとの差を5に縮めました。


フェリス・マッズ監督が就任後、2年目になる今季は、
大幅な補強はないものの、チームの完成度を高めてきました。
プレーオフ初出場ながら、すでに2勝しており、
今後の6試合にて、警戒しなければいけないチームになっています。