W杯グループリーグ第2戦 ベルギー-ロシア | rcsc.blog

W杯グループリーグ第2戦 ベルギー-ロシア

初戦のアルジェリア戦に逆転勝利したベルギー。
カペッロ率いるロシアとの第二戦目の試合結果です。

ベルギー-ロシア

ベルギーのスタメンはトットナムの3人を外し、
アルジェリア戦に得点したフェライニとメルテンスを起用し、
左SBにヴェルマーレンがスターティングメンバーに入りました。

韓国と引き分けスタートのロシアは、
イェシチェンコとジルコフを下げて、コズロフとカヌニコフを起用。
ヴィツェルとロンバールツとチームメートのファイズリンはスタメン。
ケルジャコフはベンチスタートです。

試合はベルギーがボールを保持し、ロシアが守る構図。
ベルギーはサイドのアザール、メルテンスにボールを預け、
個人技を中心に攻めていくスタイルに対し、
ロシアは、アンカーのグルシャコフが最終ラインまで下がり、
しっかり守ってから、1トップのココリンを中心のカウンターで、
得点を狙う、実にカペッロらしいサッカーに。

序盤からベルギーは、攻撃面が冴えず、
メルテンスの単独突破以外から崩せない展開に。
逆にロシアが、ラインを上がってきたところを、
カウンターで狙うスタイルが機能。
ベルギーはコンパニを中心とした守備で、ストップします。

膠着状態の試合展開で、アクシデントが発生し、
左SBでスタメンに名を連ねていたヴェルマーレンが負傷。
31分に、第1戦に出場した、ヴェルトンゲンが入ります。

するとロシアは、ヴェルトンゲンの裏を執拗に狙い、
徐々にロシアが攻撃の形を作ります。
前半終了間際の44分に、アンカーのグルシャコフが、
左サイドからのクロスを、ココリンがフリーで頭で合わせるが、
これを枠に外してしまいます。
一番の決定機を外したロシアとスコアレスで折り返します。

後半になるとロシアが攻める展開になり、
クロスボール、スルーパスを中心に攻めてきます。
その流れを見かねたヴィルモッツ監督は、
2戦連続で低調な出来のルカクを下げて、
ディヴォック・オリジを投入します。

その後もロシアのペースは変わらなかったが、
フィニッシュの不正確さに助けられます。
次第にお互いのチームがミスが目立ち、
マラカナン・スタジアムの大観衆は大ブーイングが起こります。

低調な試合内容のまま、試合は終了すると思いきや、
75分にメルテンスと交代で入ったミララスが、
83分にフリーキックを放ち、ポスト直撃。
ようやくエンジンがかかってきたベルギーは、
アザールが中心に、ロシアゴールに襲いかかります。

そしt,88分。
カウンターからボールを受けたオリジが、
味方の上がりを待って、左サイドのアザールへパス。
そして、アザールがペナルティエリアへボールを持ち込むと、
ロシアの途中出場のイェシチェンコをドリブルで振り切りクロス。
最後はフリーで待っていたオリジが右足で流し込んで、
ベルギーが、88分にようやく先制点を決めます。

このオリジのゴールが決勝点となったベルギーが、
1-0でロシアを破り、グループリーグ突破を確定。
80分間はほとんど試合の流れをつかめなかったベルギーだが、
残り10分で「らしさ」を発揮し、ロシアに勝利。

次の試合は27日に韓国戦。
おそらくベルギーは控えメンバー中心になりそうです。