ジュピラーな人達 Vol.82 マイケル・ウチェボ | rcsc.blog

ジュピラーな人達 Vol.82 マイケル・ウチェボ

ワールドカップ開催が近づいているので、
急いでこのシリーズを更新したいと思います。
今回はナイジェリア代表に選出された、
セルクル・ブルッヘの10番、マイケル・ウチェボです。

マイケル・ウチェボ

マイケル・ウチェボ Michael Uchebo
生年月日 1990年2月3日(24歳)
国籍 ナイジェリア
出身地 エヌグ
身長 194cm
利き足 右
ポジション FW(センターフォワード、セカンドトップ)
背番号 10(W杯ナイジェリア代表では20)

経歴
2008-2009 エヌグ・レンジャーズ(ナイジェリア)
2010-2012 VVVフェンロ(オランダ)
2012- セルクル・ブルッヘ

代表
2014- ナイジェリア代表 4試合1得点(2014年6月6日現在)



セルクル・ブルッヘでの活躍を認められ、
2014年W杯のナイジェリア代表メンバーに選出されたウチェボ。
日本代表DF吉田麻也と元チームメートとして、
日本では知られているかもしれません。

ナイジェリアのエヌグ・レンジャーズでプレーし、
2010年にオランダのVVVフェンロへ移籍し、
10代で早くも欧州でプレーすることになります。
毎年、残留争いを強いられるフェンロで、
コンスタンスに出場し、2012年までチームの残留に貢献。
2012年にセルクル・ブルッヘへ移籍します。

セルクル・ブルッヘへ移籍したウチェボだったが、
チームは開幕から低迷し、VVVフェンロ時代同様に、
残留争いに巻き込まれ、再び苦しい戦いを強いられ、
レギュラーシーズンでは、ウチェボはわずか2得点と低迷します。
しかし、ベルギーカップでは絶好調で、
準決勝のコルトライク戦では、0-2のビハインドから、
ウチェボの2得点により、セルクルの決勝進出に貢献。
レギュラーシーズンでは最下位で、降格不可避な状況だったが、
得点こそ無かったものの、ウチェボの献身的なプレーが光り、
残留プレーオフ、昇降格プレーオフを切り抜け、
セルクルは崖っぷちからの残留に成功します。

大脱出から成功し、再び1部に留まったセルクル。
ウチェボは、新シーズンでも主力に起用。
セルクルでは、重要なポストプレーヤーとして起用され、
得点数こそは5得点で少なかったものの、数多くのチャンスを演出。
その活躍を見ていた、ナイジェリア代表のステファン・ケシ監督が、
2014年3月のメキシコ戦で招集され、代表初キャップを記録します。
そして、ナイジェリア代表でのプレーを評価され、
今回のワールドカップメンバーに選出されました。

194cmの恵まれた体格を活かしたポストプレーが得意なFWで、
懐の深さを活かしたボールキープが特徴的なウチェボ。
セルクルでは、主に2列目で起用されることが多く、
ボールが収まったウチェボから展開されるパターンが確立。
長い足を使ったトリッキーなボールコントロールに、
上位陣も手を焼く場面が多く見られました。

シュート自体があまり上手くないために、
得点数だけを見たら、大したFWに見えないが、
特徴的な体格で、独特なリズムを持った選手なだけに、
ナイジェリア代表の攻撃にアクセントを加える存在として、
個人的には期待してみたいと思います。