Jリーグの監督①
特に贔屓のチームがなく、たまーに、Jリーグ見るけど、
Jリーグの各チームも創設当初よりも、
かなり戦術的なことをやるようになったと思う。
個人的に関心しているのは、イビツァ・オシム率いるジェフ。
もともと、リティ&オッツェのコンビが好きで、
弱いながらも結構注目していたけど、
今、オシムの手によって、大きく変わった。
90年のユーゴを率いて、ベスト8。
そして、オーストリアのシュタム・グラーツでの好成績を考えると、
さすが東欧のカリスマとういうだけある。
まぁ、旧ユーゴ系って、もともと優秀な指導者がいて、
俺が大好きな、「再生請負人」ラドミール・アンティッチだったり、
W杯で数々の好成績を収めた、ボラ・ミルティノビッチだったり、
スロヴェニアの、カタネツやベルデニックだったり・・・。
他には、元リールの監督のハリルホジッチなど・・・。
探せばいろいろ出てくると思うが、この辺にしとこう(苦笑)
個人的な印象でジェフを語ってみるけど、
資金的にも恵まれていないクラブだが、もともとユース組織が優秀なので、
基盤はもともとしっかりしているクラブだったと思う。
だが、それを生かす指導者に恵まれていなかった。
そのチームを変えたのは、現監督のオシムだといえるでしょう。
どれだけ優秀な素質を持っている選手でも、
ベクトルを定める指揮官がいないと、使えないものだ。
結果を残さない限りでは、素質があっても、評価されないのは当然だ。
おそらく、オシムが就任する前のジェフは、
ベクトルが定まらない若手選手が集まっており、
チームとしての完成度が低かったと俺は思う。
それをオシムが掲げる「走るサッカー」という名の下で、
チームとしての組織力を上げた。
つまり、規律を定めることで、選手の素質を効果的に発揮させたと言える。
「規律」というのは、選手の個性を抑えるために使われるようにも見えるが、
実を言うと、その逆で、「選手の能力を生かすために、無駄なことを省く」
・・・ためのものではないかと、オシムの指揮を見て思った。
選手の補強も実に効果的。
マリオ・ハース、ガブリエル・ポペスク、イリヤン・ストヤノフ辺りなど、
有名ではないが、欧州ではそれなりの実績を上げている選手だ。
というか、東欧屈指の指揮官のオシムだからこそできる補強だといえる。
個人的に、ガブリエル・ポペスクの補強に思わず笑みがこぼれた。
なんたって、98年W杯でルーマニアのカリスマ、ゲオルゲ・ハジと共に活躍し、
当時、「ハジの後継者」などと言われた選手だ。
W杯後、バレンシアでプレーしたけど、失敗して、代表に呼ばれなくなってしまった。
ジェフに来るまで非常に苦労したけど、素質がある選手には変わりなかった。
よく言われる、「オシムマジック」だって、
オシムが選手の事をよく分かっているからできることであって、
いかに、チームと監督の意志が伝わっているか痛感する。
きっと、監督と選手が、信頼しきっているのだろう・・・。
だが、そんなジェフだって、今後は課題が多いだろう・・・。
よく監督が長期化するチームって、マンネリ化する傾向があるけど、
それは、ジェフにだって、きっと出てくる問題だと思う。
監督が一緒だと、相手も研究してくるのは当然。
そして、これから上を目指すためには、
現戦力もレベルアップしていかないといけない上に、
選手のモチベーションを保たなければならない・・・。
その対策も含めて、昨シーズンの功労者で日本代表候補の
MF村井やDF茶野の放出があるかもしれない。
マスコミからの文章だと分からないが、ジェフの選手としてのモチベが
彼らからは、落ちてきているのかもしれない。
阿部など、長年ジェフを支えているような中心選手はチームに残して、
若い選手にチャンスを与えるためにも、
このような放出は、やむ得ないものだと俺は思う。
おそらくオシム監督は、自分がやるサッカーに関しても、
マンネリ化しないような対策を練っているのだろう・・・。
よく1年目に成功しても、その後が続かない監督がいるものだが、
安定して成績を収める裏では、自分達の戦術の見直しだって、
きっとやっているはずだろう・・・。
年齢も高いので、この先、長くないが、
こういった監督って、日本にとっては、見習うところは多いと思う。
次は、大分のシャムスカについて書こうと思ってます。