好きな人は多いですよね~
インジェクションのスーパーカブに代わってから
一番昔のホンダエンジンのイメージを強く持った回るエンジン
最近のトルクフルな中速域をパワフルにしたエンジンはそれはそれでいいのですが
この年式のエンジンを乗ってしまうとね~w
今回は56000Kmでワンオーナー様
これだけの距離を走っても普通にJA44の仲間オーナーやCT125オーナーもびっくりの乗り味
まだまだ気持ちよく乗りたいのでとご依頼です
ん!?ステップ曲がってる?外見それほど傷があるように見えないのですが・・・
嫌な曲がり方ですが、とりあえず修正はしておきましょう
何時ものようにエンジンを降ろすので前段階でオイルを抜いているのですが・・・
30秒経過後のオイルの抜け具合です(あまりの遅さに気が付いてカメラを構えて照準あてての30秒)
結局外装を全部外して配線カプラを全て外してマウントボルトを緩める10分後
やっと抜けきった感が・・・
あれれ!?多くない?
エンジンを降ろしてまず感じた違和感
何もないのなぜ擦れているんだろう・・・(;^_^A
確認しても何もない・・・不思議ちゃんです
さてさていつものようにばらす前のエンジンの状態をチェック
これをやることでオーナーさんの乗り方やエンジンへの負担のかけ方がおおよおわかるから面白い(^^♪
それなりに走行してきましたと言わんばかりのエンジンの熱の入り方
そしてひときわ目立つ違和感
エンジン内部の写真左側の内側・・・アルミ地肌がきれいですよね~
色の境目がはっきりしてます
でも・・・
これってEX側なので下側なんですよね・・・
さてさて計測ですが・・・EX側のタペットがほぼほぼ動いてない
なるほど調子が維持できていた?
データーとして
1mmリフト時
OPEN IN BTDC 0 closed ABDC 20 タペットクリアランス 0.17
Open EX BBDC 28 closed ATDC 3 タペットクリアランス 0.15
この状態でも気持ちよく加速してしまうんだから恐ろし(;^_^A
EX側はかなり高温ですよね・・・あたりまえですが
汚れ方にも違和感あり・・・まあ何もしないよりはましだけど・・・
でも考えようによってはいろいろやってみたからこれくらいで済んでいるのかもしれない
酷くはないよね・・・
これはこれですごい結果報告なんですよね~
勉強になります
ヘッドはバルブを外して漬け置きです
まあダメだと思うけど状態を確認するために磨いては見た
EXバルブの方がINバルブより高いんですよ~
ガイドローラーがちっちゃくなって砕けてました
破片がエンジン底部に落ちてオイルの出を悪くしていたようです
ストレーナーより下側にたまっていたのでよかったです
ストレーナーがふさがっていたら大惨事、オイルが上に遅れないから焼き付いてましたね
でもオイルフィルターとなっているプライマリーの部分は過去最大の溜まりかた
綺麗に削り取れました~(^^♪
取り切れないものがクランクへの通路に入り込んでさらに通路をふさぐので
現行はオイルフィルター付きになっているので、JA44以降のユーザーはまめにオイルフィルターは交換しましょう
今回はこのようにストレーナより下のオイルだまりにたくさんのガイドローラーの破片が詰まってました~
クラッチを外して進んでいくとチェンジロッドが抜けません
ステップの痛そうな曲がりがここに影響を与えているんですよね~
ぱっと見でもわかるくらいがっつり曲がってますよね~(笑)
いやいや今回は普通にこれだけは走ったから消耗品はこうなるよね~
消耗品交換したらまだまだ現役で頑張れる
私もJA07のエンジンフィーリングは好きです
あまり褒めると変に中古相場が上がるから・・・
(・∀・)ニヤニヤ
新しいものはいいですよね~(^^♪