RCR・HANGOUT

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日々の整備記録(やった内容をメモ感覚)で残しています。

  いい感じ

 

スーパーカブ110の中でもとりわけ不人気になりがちのJA10角目(俗称ちゅうか)ですが

 

これはこれで普通にできているし、不人気ゆえのローコストなので少し手を入れて

 

オンリーワンを作ってみようかと

 

 

 

ちょっと日本人向けのデザインではないんですよね

 

聞いた話ですがJA07からのモデルチェンジの際のデザインが完全に東南アジアを考えてデザインされていると・・・

 

この時期に同時発売がJA10クロスカブ(CC110)ですね

 

JA07からの変更点としてエンジンは基本設計は同じですが

 

クランクが太くなってより、よし中速域の扱いやすさを狙ったエンジンですね

 

多分このころから排ガス規制のユーロ3とかユーロ4とかいわれ現在の状況を見据えていろいろやり始めたころですね

 

そしてじゃくてんでもあったJA07の2速のギヤ抜けを対策されたエンジンです。

 

まあデザインはみれば見るほどあちら向けなのは納得ですが(;^_^A

 

で実はあちら向けに考えられているので国内ではないものがあるんですよね

 

  なぜかヘッドライトのON/OFFスイッチ

 

まるで純正のようなフィット感

 

こちらはハザードですね

 

こちらも純正のスイッチにそのまますんなり収まります

 

でもなでこんなことになるのか・・・

 

 実はヘッドライトをLED化した際に

 

国内の専用品を手に入れようとするとバルブのほかに余計な安定期(整流器?)なるものを中間に入れることで

 

国内仕様のステーターコイルからのヘッドライト専用の配線から利用できるので余計な加工をしなくてもよいと

 

ですが製品が高額になってしまうのはどうしようもないですね・・・なんせ専用ですから

 

ですがその辺で売っているLEDバルブは普通に純正ハロゲン球を購入するのと変わらない

 

安いんですよね・・・

 

でも配線を加工しないとダメで私はキーONでライトが付くようにしているので

 

気分で消したいなと・・・でも昼間のライトオンは法令で義務化されているので+αのファッションで気分UPです

 

 

LEDのウェッジ球をウィンカーに埋め込んでみた

 

ここであちら向きにデザインされていることにメリットが

 

オレンジのウィンカーの部屋と別れているんですよ

 

色が漏れない混ざらない

 

 夜間もこのように混ざりません

 

参考のためにこの時はヘッドライトつけてませんがスイッチ一つでいつでもON

 

そうそう丁度左右ともにウィンカーついてますがハザードで点滅中

 

動画ではないので残念ですが

 

  運転中もハンドルカバーのラインに沿ってブルーがキラキラ

 

私は気分で色変えて遊んでいます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  あと少し(笑)

 

 走行距離の割にきれいなJA10クロスカブ

 

現時点で乗りかえたい車両が無いのでもう少しお付き合いしたいと・・・

 

いうことでEngineのOHです

 

でエンジンを降ろすために準備中に気になる部分が・・・

 

 

メインのマフラーのナットが・・・ロック効いてない( ノД`)シクシク…

 

なので少しばらす前に

 

 

元のナットを旋盤で加工してワッシャを利用してみる

 

 

しっかりロックが効いてますね・・・

 

ということで作業は続きます

 

 

サクサクとエンジンを降ろして分解       

 

 ちなみにガイドローラーは走行距離の割には状態よし

 

続~

 

 

 

久しぶりのブログです(;^_^A

 

スーパーカブ110のマフラー製作のBRDですが

 

2024年6月末日をもって閉鎖することは皆さんにご報告はしました

 

そしてバックオーダーなどの処理等で全然追いつかず必死にやってきたのですが

 

やっと落ち着いてきたのでご報告ついでにとブログ書いてます

 

 

今年の3月に株式会社BRDの社長(びとっち)が会社に出勤することができなくなり

 

しばらくしたら復帰するのかと私も思っておりましたが

 

6月中頃に月末をもって会社を閉鎖するとご家族から連絡がきました

 

正直、あまりの急な展開で私もびっくりです

 

工場はこれまでびとっちが作業してきた状態のまま保存されており

 

取引先にも何も連絡をしていない状況でして・・・

 

バックオーダーは沢山あるし、閉鎖に伴う処理もしないといけないし(;^_^A

 

とにかく必死でした

 

 

会社としては閉鎖となりましたが、マフラーのブランドとしてはそのまま私が引き継ぐことになりました。

 

取引先の引継ぎの連絡をし材料を継続してもらい、これまで教えてもらったことを確認しながら・・・

 

そして、やっとバックオーダーがほぼほぼなくなったところで

 

材料の発注のタイミングをミスって時間が取れたので

 

閉鎖から4ヶ月経過してからの工場内の整理・整頓・書類の廃棄、不用品整理と着手できることに

 

それでも40年くらいやっているのかな・・・すごいよね

 

 

そして工場を整理していると中途半端な昔のマフラーが

 

エキパイはあるけどサイレンサーが無い、サイレンサーがあるけど接合部の径が合わない

 

そしてBRDマフラーあるあるのフランジが無いなど・・・

 

でいろいろな場所から小出しに部品だけが出てきたので何とか数本フィッティングしてみました

 

 

 

ホンダの横型エンジン用のマフラー ・・・ 2セット 

 

 

 エイプ100 縦型Engine用 2セット

 

サイレンサーはどれも新品です、ただ保管状態が良くなかったので小さなえくぼもあったり

 

フランジはどちらも中古であったものをきれいにして見よう見まねでもう一つ作ってみたので新品だったり

 

サイレンサーバンドももともと用意されれていたのはブルーの保護テープ貼ってあったものですが

 

無かったので急遽作りました

 

ただ問題があって、ステーが無いΣ( ̄□ ̄|||)

 

車両が無いのでどうしようないし、アルミの材料が全くない

 

とにかく昔製作していたであろうマフラーの材料が何もないたまたま隙間に入っていた部品をうまく組み合わせてできたのが

 

上記の4本です

 

製品としてはステーが無いので完全体ではないのですが、Yahooで売り切ります

 

BRDファンのかたよろしかったら最後の新品サイレンサーのマフラーです

 

スーパーカブ110のマフラーの製作はしっかり教わりましたが

 

エイプやモンキーのマフラーは材料もなかったので教わってきてないので今後作ることはありません

 

と感謝を込めて工場内は使えるものは精査して処分していこうと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

表面上はカーボンがなくなってスッキリするのですが、座面をきれいにして確認すると

 

バルブとの接地面に小さな黒い斑点が・・・

 

これはカーボンを挟み込んで潰す際に傷が入ったものですが

 

なぜカーボンがこんなに硬いのかはスーパーカブ110からFiになり

 

より燃焼効率をFi-PGMがコントロールして燃費を稼ぐ、パワーを管理するそういったことで

 

燃費を稼ぐために力を必要としない時に限りなく燃料を削減することで硬いカーボンが形成されます

 

予想以上に硬いんですよね、だから初期JA07の時はバルブスプリングがシングルだったのが

 

すぐにダブルスプリングに変更になりました。

 

 バルブのシート面は大事です

 

 

 

 

 右が新品のバルブで左が入っていたもの

 

凹んでいるように見えます。硬くなったをつぶせるようなバルブスプリングで何万回もバルブシート面をたたけば

 

当然すり減りますよね~凹んだ座面も動くのでクリアランスが変わる

 

  バルブのアジャストスクリューのあたり面

 

当然減るし、傷も入ります、これはバルブが回ることで均一に丸くなって真ん中がすり鉢状に凹むことでクリアランスが

 

増えるのでタペットのクリアランスが広がるのであまりにも音が大きな場合は緊急処置として調整をするものです

 

メンテナンスの一環として調整をするものではないことはご理解ください。一時しのぎにしかなりません

 

スーパーカブ110はIN/EX共にタペットクリアランスは0.10 ±0.02mm

 

当然タペットアジャスターも厳密には減ります。

 

 

 次に力の源のバルブスプリングです

 

真ん中の色が青いのが新品ですが左側は少し短いので交換です

 

バルブスプリングも使っていればバネが縮んでしまいます

 

 新品バルブを入れてバルブのシート面を適性の位置に

 

 最後に擦り合わせをしてヘッドのメンテナンスは終了

 

 

 

 

これと言って何もないのですが・・・

 

ピストンのスカート部分に細かいスラッジの傷が見えてます

 

これくらいなら再利用できるので何がこうなったかを検証しなければ

 

ユーザーから状況を聞いて大体の予想がついてはいるのですが・・・

 

 使用限度がいまいちわからないから困るんですよ

 

さてさてどうしたものか・・・