住みかえ障害要因のひとつにお墓を挙げましたが、今回はお寺。

日本は、葬式仏教といわれるように葬儀は仏式が圧倒的に多いようです。

結婚式は牧師さん。七五三は神主さん。

葬式はお坊さん。という役割ではないでしょうか。

お寺は宗教団体、信者がいなくては成り立ちません。そうです。お寺には檀家制度というすごいシステムがあるのです。先祖様から否応なく続いているこの制度、日蓮宗だったら有無を言わせず、子供も日蓮宗となります。

私の親戚の家には、毎月決まった日に僧侶がやってきて、誰もいなくてもお経を上げて帰っていきます。安心というか、なんというシステムでしょうか。

これにより、葬式は何宗でやるかが決まってきます。

先日、私の親戚に不幸がありましだが、個人の遺志で浄土真宗の葬儀をあげたいというので、葬儀屋さんに浄土真宗のお坊さんを頼みました。

このようなケースはまれなようです。普通は、やはり家で付き合っているお寺にお願いします。

さて、自分が移住・住みかえしたいと思ったとき、この檀家制度から抜けることができるでしょうか。なかなか難しいと思います。

そこで、必要なのが寺同士のネットワークです。各寺院が提携して、同じ宗派であれば、葬式もできるいろいろ面倒見てくれる、というシステムを作るのです。

こうすれば安心して、ご先祖様を連れて住みかえできると思うのですが、いかがでしょうか。


前回、住みかえるときに障害となる原因を挙げましたが、なかでも墓地の問題は厄介です。

 寺と契約?している檀家になっていたら、まず離れるわけにはいきません。

 住みかえ先で、同じ宗教・宗派のお寺を探さなければならない。

同じ宗教の寺がない場合は、寺の墓地に入れない、または改めて戒名〈法名)を付け直さなければならない。

そこで、改めて、無宗教・無宗派の霊園を探すことになります。

霊園に墓を建てる場合、墓を立てる区画を永代使用料として一括で収めます。

途中で引っ越すからといっても、ほとんどの霊園の場合、お金は戻ってきません。

このように様々な制約があります。

そこで、墓地をフレキシブルに移動できる制度を作ってみたらどうでしょうか。

墓地の使用料は年ごとのレンタル料金にします。

さらに、墓石は、重い石ではなく、持ち運びに便利なように軽くしかも耐久性のある材質にします。宅配便で送れる程度のものにすれば、墓石は全国的に移動できます。

これでひとつ、住みかえの障害がクリアできると思うのですが…。いかがでしょうか。

身内に不幸がありまして、お休みしておりました。
本日より、再開いたします。

住みかえに障害となっている要因は何でしょうか。ある調査機関の調べによれば、
友人・知り合いがいない
 地方に行っても仕事がない
 お墓を守らなければならないので、動けない。
 かかりつけの医師から離れるのは不安だ

らしい。

でもこれらの意見は、ほとんどが男性。最も多いのは、『妻が反対している』である。

しかし、女性はどうか。
田舎に行きたい女性は少なく、お茶が飲めて、芝居が見れる都会がいいらしい。
住みかえ先は、都市型マンション、栄えている都市の有料老人ホーム等が人気だ。


「あなたと一緒ならどこまでもついていくわ」、なんていう妻がいたら貴重だ。

いままで、夫はずっと会社に行ったきりで、家にいない生活に慣れているのに、突然夫がいつもいる暮らしになる。「腹減ったご飯」、「買い物ついていくよ」、「風呂」等、最初の一週間までなら我慢できるだろう。ずっと夫婦二人。とんでもない。炊事、選択、買い物全部自分でやれよ、といいたくなる妻。

夫と妻、所詮他人。老後は夫婦一緒にいよう、なんて思っているのは夫のほうだけだ。
平均寿命は女性の方が長い。妻は夫が死んだ後のことを考えている、とても現実的な動物なのである。

結局、将来は別々に住み替えする夫婦も増えるかも知れない。