あるころうのNISA投資ブログ
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このチャンネルでは、私のNISA口座の運用状況を公開し、最新の米国を中心とした投資・経済情報をシェアしていきます。皆さんのコメントお待ちしております。

新NISA口座の基本的な運用方針は、
・S&P連動投資信託
・NASDAQ連動投資信託
がメインのポートフォリオを組んでいます。

なお、このチャンネルの投資判断は個人的な意見であり、投資に関わる助言ではありません。特定の銘柄や投資そのものを勧めるものはありません。投資は自己責任・自己判断で行なってください。紹介している情報・データは、その正確性・安全性を保証するものではありません。
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為替激変!一時株価暴落!介入か!?CPIの影響か?利下げ日程確定的?

動画はこちら。(動画ではコアサテライト戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=bAbfaTtbHV4

こんにちは。あるころうのNISA投資チャンネルです。このブログでは、週末に1週間の出来事と経済指標の動きをチェックし、米国株中心のNISA口座の増減を視聴者の方のペースメーカーになるように公開しています。動画の最後には、来週控えている経済指標や決算発表の予定をチェックしていきます。

経済指標とセンチメントチェック

まずは経済指標とセンチメントをチェックしていきましょう。画像

今週の経済カレンダーに予定された重要度の高いイベントは、火曜日、水曜日に行われたFRBパウエル議長の証言です。
ここで注目すべきは、労働市場にも注目しているという発言があったことでした。
詳しくは、ニュースのところで取り上げます。

木曜日は、CPIが発表されました。
コアCPIは、前回、予測、ともに3.4%だったところ、結果3.3%と、インフレが抑制されていました。
この木曜日21時30分に合わせ、為替ドル円が急激にドル安へ向かい一時157円台になりました。画像

もし、この為替ドル円がドル安になった現象が、コアCPIの低下によるインフレ抑制判断から利下げ期待が起こりドル安を招く場合は、もう少しタイムラグがあるはずなので、為替介入をチェックしてみると、画像

前回の介入時の出来高と比べて、今回の為替ドル円下落時も同等の出来高を伴った下落で、為替介入があった可能性が高いです。画像

続いて、金曜日には、PPI「生産者物価指数(前月比)」が発表されました。
今回予測は、0.1%で、結果が0.2%となり、予測より若干上昇となりました。
PPI は、卸売段階でのインフレの重要な指標です。生産者価格が上昇すれば、将来的に消費者価格の上昇を招く可能性があるため、経済全体のインフレ動向を予測するのに役立ちます。CPI:消費者物価指数が消費者の視点からの価格変動を測定するのに対し、PPIは生産者の視点を重視します。
また、ミシガン消費者信頼感指数・速報値は、前回68.2、今回予測は68.5のところ、結果66でした。経済状況に対する信頼感が低下しています。
これは、米国ミシガン大学が発表する指標で、消費者の経済状況に対する信頼感や見通しを数値化したものです。消費者支出や経済動向の先行指標として注目されています。速報値は毎月中旬に公開され、月末には最終値が発表されます。基準値は100で、これを下回ると経済に対する信頼感が低いということを意味します。画像

続いて 米ドル円の為替をチェックします。画像

5日チャートの5分足(ごふんあし)で見ると、大きなピークは4つのまとまりで前回の為替介入があった時と同等の出来高を見せています。
神田財務官は、介入という名言は避けたものの、各紙で3兆円規模の介入があったと推測されています。画像

続けて株式市場の状況を見ていきます。
株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、ニュートラルを示していたインデックスは54から56へ、グリード/強欲に入りました。画像

S&P500から見るマーケットモメンタムは、125日移動平均線より上で、市場が強く上昇トレンドであるということを示しています。今週S&Pは5,567ドル台から上昇し、5,615ドル台でした。画像

VIX:ボラティリティインデックスを見てみると、恐怖指数はニュートラルで、前回12.48ポイントから、12.46ポイントでほぼ横ばいでした。画像

今週の動きと市場のセンチメントをまとめると、
インフレ関連は、コアCPIがインフレ抑制を示しました。PPIは少しだけ増えましたが、パウエル議長の発言で雇用にも注目というところを見ると、先週の雇用関連指標の方が重要と考えられます。
フィア&グリードインデックスでは、ニュートラルから強欲のグリードへ、
S&P 500マーケットモメンタムは、さらに成長し強欲維持、
ボラティリティインデックスは、恐怖感が低いまま横ばい、
Yield Curveは、逆イールドが長短金利差の解消に向かいつつあります。
先週、日本の米国株投資家は、為替の影響と、木曜日の下げで動揺があったと思いますが、米国市場としては総じて強欲が進んだという感じでしょう。画像

フェドウォッチツールを確認すると、今月末7月31日には、93.8%が現在の金利が維持されると考えています。
最初に利下げがあるのは、9月18日と大半が予測する結果となりました。
先々週は、57.9%だった予測が、先週72%まで上昇し、現在、90.3%が、9月の会合で利下げを予測しています。
また、12月会合まで見ると、予想の多くは、もう2段下げた450-475ベーシスポイントを示しています。画像

ここで、政策金利を下げることが、米国、株価と日米の為替にどのような影響があるかを確認します。
まず株価への影響についてです。
インフレが抑制できて、次はデフレを心配する必要性が高まると、政策金利を下げます。政策金利をさげ、市中金利が下がると企業は資金調達する時の借入コストを下げて、新規の事業投資をすることができます。
経営判断として金利が低い時に借入を多くすることで、事業投資する方がコストが低いまま、成長を目指せるので、投資が加速します。また、投資のために買われた設備などを売っている企業も成績が良くなり、従業員も増えて景気が改善します。
このようなロジックで、株価には好影響があると考えられます。しかし、株価への影響は、期待を織り込んでいくという状況が起こるため、実際は投資が行われたり成績がよくなったりしたタイミングではなく、もっと前倒しに株価に影響があることが多いです。画像

次に、為替への影響についてです。
政策金利が下がると、日米の金利差が縮小し、米ドルを持つ魅力が低下します。実際は、キャリートレードという、金利の低いところで借り入れて、金利の高いところで運用する魅力が低下するので、米ドルそのものの需要が低下します。
為替ドル円は、ドルと円の相対的な需要により決定されるため、ドルの需要低下で、為替ドル円が低下しドル安となります。

日本の米国株投資家は、米政策金利の動きには、この2面を考えながら投資していく必要があります。

週間主要株式指数チェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要株式指数を見ていきます。画像

S&Pは、先週の終値5,567ドル台から、今週終値5,615ドル台で、
+48.1ドル
+0.86%
でした。

ADRも見てみます。
ADRは騰落(とうらく)レシオのことで、株価が上昇した銘柄数を下降した銘柄数で割って計算します。今週最終日は、2.91のため、上昇した銘柄が、下降した銘柄より多かったことを示します。先週のように一部の銘柄に依存した指数の上昇ではない点で健全といえます。画像

今週のS&Pのヒートマップでは、まばらです。目立つのはネットフリックスとブロードコムのマイナスでしょうか。アップルは4%上昇しています。画像

NASDAQは先週終値20,391ドル台から、今週終値2万ドル台を守り20,331ドル台で引けました。
-60.48ドル
-0.30%でした。画像

一応、1年チャートを1日足で、移動平均線との乖離を見てみると、50日移動平均線どころか21日移動平均線よりもまだ上にいます。しかも結構乖離しています。個別株のPERだけでなく、テクニカルでも上昇しすぎ感を見ておいた方がいいですね。50日移動平均線まで戻すと、現段階で19,293ドル台まで下げますね。画像

ヒートマップで見ると、テクノロジーサービスがかなりやられましたね。画像

実は、S&P500やNASDAQ100があまり好調ではない中で、中小小型株指数のラッセル2000は、このように全面的に緑が多い感じでした。画像

ちょうどCPI発表と合わせて上昇し、その後もう1段階上昇しています。
利下げを織り込むなら、全体的に上昇してもいいんですけどね。画像

日経225は、先週終値40,872円台から今週終値41,230円台で引けました。
一時42,400円台にタッチしたのですが、12日米国市場の反応を見てから大きく下げました。それでも、4万円以上をキープしています。画像

インド ニフティ50は、先週終値291ドル台から、今週終値293ドル台で引けました。今週も調子いいですね。画像

シンセン総合指数は、先週終値1,196ドル台から、今週終値1219ドル台に上昇しました。連続下落が止まりましたね。画像

ビットコインは先週911万円台から、現在925万円台に若干上昇しています。画像

ゴールドは、先週2,391ドル台から、CPI発表後に上昇し、現在2,410ドル台となっています。

ニュースチェック

続いてニュースチェックです。画像

CNNでは、パウエル議長の発言について、「インフレが持続的に2%に向かっているという確信が強まるまでは、フェデラルファンド金利の目標範囲を引き下げることは適切ではないと考えている」と、議会議員に提出した証言文書で述べた上で、雇用市場にも注視していると述べました。画像

パウエル議長が注視している雇用というと、先週発表のジョルツジョブオープニングスが前回や今回の予測を超えた結果となったことや、非農業部門雇用者数が予測を上回ったことや、失業率が4%台で維持できていることがわかっています。
この指標の判断を、まだまだ景気が良過ぎているという判断で利下げはしないのか、または、最重要指標のコアPCEだけではなく、失業率の上昇と非農業部門が前回よりも雇用が減ったことを理由に、あえて今、利下げ時期は言及せず、大統領選の様子を見ながら利下げを実施してしまうかもしれません。画像

ブルームバーグの今年2月の記事によると、トランプ氏は、自身が大統領に再選すれば、パウエル議長を再任させない意図の発言をしています。
つまり、年末の大統領選に近づくにつれ、パウエル議長の決定力が低下する可能性もあります。その前に、利下げを進めてしまうかもしれません。画像

ロイターより、ウォール街はFRBの利下げ観測で上昇して取引終了
の見出しで、今週CPI発表により9月利下げの見方が変わらないことが取り上げられています。画像

ブルームバーグより、マスク氏はXで、民主党議員に対する批判を強め、匿名の関係者によると、マスク氏はトランプ氏にかなりの額の献金をするそうです。
バイデン氏の失言で大統領選に勝利する政党が見えてきて、ビジネスを優位に進めるための行動が決まってきたようです。

 

個別株チェック

今週の個別株チェックです。画像

NVIDIAの1ヶ月チャートはこのような感じで、6月の下げを最近は戻してきていましたが、11日の下げで129ドル台となっています。PERで見ると、割高感はあるものの、他の銘柄と比べると実力が伴っていてそこまで割高感でもないです。
投資家が、好決算、好ガイダンス慣れしているのと、AI関連銘柄全体の割高感に恐怖感が出てきているのが心配ですね。画像

決算を控えている台湾セミコンダクターは、今週大きく買われて窓を開けて上昇ののち、CPI発表後に下落、現在は少し戻して187ドル台です。
決算は良さそうですが、ガイダンスや市況によって上下が激しそうですね。画像

ブロードコムは、12日の株式分割を控え、上昇してきたところ、11日に下落がありました。画像

個別株ではないですが、長期米国債ETFもチェックします。CPI発表後に、長期米国債価格が上がってきました。そろそろ仕込みどきギリギリでしょうか。

新旧NISA口座公開画像

新NISA口座は、1週間で23,327円のマイナスでした。旧NISA口座は、1週間で5,547円のプラスでした。
新旧NISA口座の今週1週間の増減は、で119,875円のプラスでした。

来週の予定画像

来週の重要度の高い経済イベントをチェックします。
火曜日にFRBパウエル議長の発言があります。今週発表されたCPIについて何か言及があるでしょうか。
また、小売売上高前月比も発表されます。前回0.1%だったのに対し、予測は0%です。小売売上高前月比は、小売業の売上高が前月に比べてどれだけ変動したかを示します。この指標は、米国経済の消費動向を把握するために非常に重要とされています。
水曜日は、建設許可件数速報値が発表されます。前回、1.399ミリオンに対し、予測1.39ミリオンです。建設許可件数速報値は、米国の新しい建設プロジェクトの許可件数の速報値を示す経済指標であり、住宅市場や建設業の動向を把握するための先行指標とされています。この指標はGDP、雇用、株式市場、不動産市場、金利市場に影響を与えるため、経済の健康状態を理解する上で重要です。画像

続いてアーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。
盛りだくさんな気がしますが、X上では、ブラックロック、ユナイテッドヘルス、アメリカンエクスプレスの投稿がありました。
個人的には、台湾セミコンダクター、ネットフリックスあたりを気にしています。

終わりに

今週は、パウエル議長の証言の雇用への注目と、経済指標でコアCPI発表後の為替以外の市場の動きが予想外でした。中小小型株はある意味予想通りだったのに、S&P500やNASDAQ100が下がったのは、大型株やAI関連銘柄に対しそれなりに恐怖感が投資家の中であったからでしょうか。移動平均線からの乖離も大きくなっていることに注意しておきたいです。
来週もパウエル議長の発言や大統領選の動きに注目です。
また、これから大型銘柄の決算発表が続くので、市場の雰囲気を見極めたいと思います。

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。

テスラ爆増!!マグニフィセントセブン復活か!?ブロードコム株式分割・台湾セミコンダクター決算間近

動画はこちら。(動画ではコアサテライト戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=kCmjyMIU-mY

こんにちは。あるころうのNISA投資チャンネルです。このブログでは、週末に1週間の出来事と経済指標の動きをチェックし、米国株中心のNISA口座の増減を視聴者の方のペースメーカーになるように公開しています。動画の最後には、来週控えている経済指標や決算発表の予定をチェックしていきます。

経済指標とセンチメントチェック

まずは経済指標とセンチメントをチェックしていきましょう。画像

月曜日のISM製造業購買担当者指数は、基準である50を切る 予想49.1に対し、さらに下回る48.5でした。
製造業の購買担当者が感じている経済状況が悪化していることが伺えます。
ものづくりの先行指数でもあるので、不況が本格化する前に利下げが間に合うかどうか注目されます。
株価は、不況がくると、利下げを織り込み上昇することがありますが、不況が本格的に到来すると、ファンダメンタルが悪化するので、株式市場から安全資産へ資金が逃げます。

続いて火曜日に、パウエル議長の発表がありました。画像

パウエル議長は、「最新の経済データはインフレが再び鈍化傾向をたどっていることを示唆している」と指摘し、当局者らは「利下げに動く前にさらに多くのデータを目にしたい考えだ」と付け加えた。とのことで、ほぼ予測通りでした。
発言は慎重ですが、投資家の取り方はどうだったでしょうか。画像

同じく火曜日、ジョルツジョブオープニングスが発表されました。
ジョルツジョブオープニングスは、米国労働省が毎月発表する労働市場の動向を示す調査の結果です。この指標は労働市場の需給バランスなど、全般的な労働市場の健康状態を示します。
予測は7.91ミリオンで、前回と同様の高い水準でしたが、さらに高い、8.14ミリオンとなりました。労働市場は依然として強い結果となりました。

水曜日は、ISM非製造業、購買担当者指数が発表されました。
基準の50を超えた数値が予測されていましたが、結果は、48.8で基準の50を切り、製造業と同様ISM非製造業、購買担当者指数も不況の予感を感じさせる結果となりました。

木曜日はFOMC議事録が公開されました。画像

議事録では、高金利をいつまで維持するかを巡っては当局者の意見分かれていること、労働市場がさらに弱まれば失業率上昇の恐れと指摘しているメンバーがいることを前置きした上で、
結論としては、「(インフレ率が2%の目標に向かって下がっているとの)確信を強める追加の情報が得られるまで、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを引き下げることは適切ではないとの見方が強調された」
とのことでした。画像

金曜日は、非農業部門雇用者数が発表されました。
非農業部門雇用者数は、通常毎月第 1 金曜日に発表される雇用レポートで、米ドル、債券市場、株式市場に大きな影響を与えます。
前回272,000人のところ、今回予測では195,000人でしたが、結果は予測を上回る206,000人の雇用が増えました。雇用に関する状況はよさそうです。

同日、失業率が発表されました。
こちらは、前回4%、今回予測も4%のところ、結果4.1%で、若干上昇しました。画像

ロイターでは、「米国の労働市場は、失業率が4.1%に上昇し勢いを失っている」という見出しで記事が出ていました。
労働市場が勢いを失っている理由として、
・失業率の上昇に加え、
・先ほどの非農業部門雇用者数の中身が、4分の3を政府および医療サービス部門が占めていること
・雇用者数の増加が下方修正されたこと
・平均時給は0.3%増加で低水準にとどまったこと
を挙げています。画像

続いて 米ドル円の為替をチェックします。
現在、161円を超えたピークから、若干下がり160.7円台です。
このピークからの下げは、為替介入と言われている4月末~5月の出来高のような取引量がここでは見られないため、介入という雰囲気ではありませんでした。
単に、今週の経済指標と完全なタカ派発言が控えられたFOMCのアナウンスを、市場が利下げが近いと感じ取ったことが為替に影響しているのかと思います。やはり日本単独の判断で為替介入は難しい状況なのでしょうか。画像

続けて株式市場の状況を見ていきます。
株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、先週、フィアを示していたインデックスは44から54へ強欲にちかいニュートラルまで一気に恐怖感が緩みました。画像

S&P500から見るマーケットモメンタムは、125日移動平均線より上で、市場が強く上昇トレンドであるということを示しています。今週S&Pは5,460ドル台から若干上昇した5,467ドル台でした。画像

VIX:ボラティリティインデックスを見てみると、恐怖指数はニュートラルで、前回12.44ポイントから、12.48ポイントでほぼ横ばいでした。画像

FRED:米セントルイス連邦準備銀行によって運営されている経済データのオンラインデータベースが示す、イールドカーブを確認します。
イールドカーブは、長期国債の利回りから、短期国債の利回りを引いて求められ、経済が正常に成長し将来の利回りが上昇すると期待されている場合は、短期よりも未来の長期的な国債の利回りの方が高くなり、イールドカーブはプラスを示します。画像

現在は、マイナスで数ヶ月横ばいの状況が長く続いていますが、前回マイナス0.35から、今回マイナス0.32と、長短金利差が解消に向かっています。画像

今週の動きと市場のセンチメントをまとめると、
インフレ関連は、ジョルツジョブオープニングス以外は、インフレ抑制を示しており、利下げ期待が高まりました。
フィア&グリードインデックスでは、フィアから強欲にちかいニュートラルへ一気に進み、
S&P 500マーケットモメンタムは、若干の上昇をしながら強欲維持、
ボラティリティインデックスは、恐怖感が低いまま横ばい、
Yield Curveは、逆イールドが続くものの、長短金利差が解消に向かいつつあります。

調子の悪かったAI関連銘柄が回復しつつあり、ボラティリティはあるものの、総じて市場は、強欲状態が維持されているように見えます。画像

フェドウォッチツールを確認すると、今月末7月31日には、92%が現在の金利が維持されると考えています。
最初に利下げがあるのは、9月18日と大半が予測する結果となりました。
先週は、57.9%だった予測が、72%まで上昇し、いよいよ利下げが現実的になってきました。

週間主要株式指数チェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要株式指数を見ていきます。画像

S&Pは、先週の終値5,460ドル台から、今週終値5,567ドル台で、
+106.7ドル
+1.96%
でした。画像

また、今回はここにADRを併記しました。ADRは騰落レシオのことで、株価が上昇した銘柄数を下降した銘柄数で割って計算します。今週最終日は、0.78のため、上昇した銘柄より下降した銘柄が多かったことを示します。それなのに、S&P500が上昇しているということは、一部の銘柄の上昇が指数全体を引っ張っていることを示し、市場全体が好調ではないという意味になります。画像

今週のS&Pのヒートマップでは、マグニフィセントセブンが好調でした。
騰落レシオにも現れていたように、一部の大型株が全体を引っ張って、銘柄数で言えば下落した銘柄数のほうが全体で多かったことがヒートマップでもわかります。画像

NASDAQは、先週終値19,682ドル台から、今週終値、ついに大台の20,391ドル台で引けました。
+709.1ドル
+3.60%でした。画像

ヒートマップで見ると、電子テクノロジーセクターの割合の大きいナスダック100は、S&P500よりも好調に見えます。今週テスラを持っていた方は、本当に良かったですね。キャシーさんも絶対喜んでいると思います。画像

日経225は、先週終値39,573円台から、今週久々の4万円台、終値40,872円台で引けました。
騰落レシオ2.2で、上昇銘柄が多かったことがわかります。画像

インド ニフティ50は、先週終値287ドル台から、今週終値291ドル台で引けました。調子いいですね。画像

シンセン総合指数は、先週終値1,216ドル台から、今週終値1,196ドル台に低下しました。連続下落が続いています。画像

ビットコインは先週9,761万円台から、今週9,114万円台で引けました。画像

ゴールドは、先週2,326ドル台から、現在2,391ドル台へ上昇しています。

ニュースチェック

続いてニュースチェックです。画像

7月6日のブルームバーグの見出しでは、「バイデン氏、強気インタビューも民主党内で不安後退の可能性低く」と報道されています。
見出しがわかりにくいですが、党内での不安が続いているようです。画像

時事ドットコムで、現在の平均支持率を確認すると、僅差でトランプ氏が支持を得ているようです。この2人以外の支持率については、共和党主要候補の平均支持率の推移を確認すると、2位のヘイリー氏とトランプ氏の差が開きすぎて難しそうです。民主党もバイデン氏以外では、すでに撤退しているか、支持を集めるのは難しそうです。画像

7月6日のブルームバーグの見出しでは、「BYD、トルコに1600億円でEV工場建設へ-欧州へのアクセス改善」と報道されています。
欧州向けにEVメーカーのBYDが好戦をかけているようです。画像

7月5日、CNNの見出しでは、「テスラが中国政府の公式車両に」と報道されています。一時BYDに追い抜かれたテスラですが、世界最大のEV販売業者の地位を取り戻し、中国では総収益の4分の1を売り上げているようです。
なぜ、公用車がBYDではなくテスラなのか、政府はテスラは輸入車ではなく、国産車とのこと。面白いので元記事を読んでみてください。画像

7月6日のロイターの見出しでは、「マウントゴックス清算の懸念でビットコインは1年近くで最悪の週を迎える」と報道されています。
この記事では、10年前に閉鎖されたマウントゴックスのトークンが、仮想通貨市場に売り込まれること、仮想通貨の急騰後にレバレッジをかけた投資家による売りを懸念しているようです。

個別株チェック

今週の個別株チェックです
今週は、マグニフィセントセブンが同じような動きをしました。NVIDIAとAmazonを除いたマグニフィセントセブンと、FANG銘柄が好調でした。
ナスダックや大型銘柄に集中した投資信託を持っていた方は、円安の影響もあってかなり好調な週だったのではないでしょうか。画像

アームも181ドルまで上昇しました。画像

先週確認した、AI関連銘柄のイベントを振り返ると、アームはナスダック100に組み入れられた影響もあったかもしれませんが、直接的には利下げ期待が大きいかもしれないですね。マイクロンは今週も調子が悪かったです。画像

ブロードコムは、今週上昇が見られ、株式分割前後でかなり期待されます。

台湾セミコンダクターは、決算を控え、期待からだいぶ上昇してきました。
しかし、決算までまだ日があるので、決算前に急上昇すると恐怖に耐えられず売りが発生するので注意です。画像

次に長期米国債ETFをチェックします。
国債金利が下がり始め、長期米国債価格にも影響が出てきました。
利下げ時期が、一回目が9月と予測されているため、今月から来月あたりが仕込み時期なのかと思います。

新旧NISA口座公開画像

新NISA口座は、1週間で46,961円のプラスでした。旧NISA口座は、1週間で72,911円のプラスでした。
新旧NISA口座の今週1週間の増減は、で119,875円のプラスでした。

来週の予定画像

火曜日は、パウエルFRB議長のスピーチがあります

木曜日は、コアCPI(コア消費者物価指数)の発表があり、インフレ状況の確認ができます。コア指数は、前年比、前月比ともに予測が前回程度となっており、CPIは、予測が、前月比だと上昇、前年比だと低下となっています。

金曜日は、PPI「生産者物価指数(前月比)」が発表されます。前回マイナスでしたが、今回予測は、0.1%でした。
PPI は、卸売段階でのインフレの重要な指標です。生産者価格が上昇すれば、将来的に消費者価格の上昇を招く可能性があるため、経済全体のインフレ動向を予測するのに役立ちます。CPI:消費者物価指数が消費者の視点からの価格変動を測定するのに対し、PPIは生産者の視点を重視します。
また、ミシガン消費者信頼感指数・速報値が発表されます。これは、米国ミシガン大学が発表する指標で、消費者の経済状況に対する信頼感や見通しを数値化したものです。消費者支出や経済動向の先行指標として注目されています。速報値は毎月中旬に公開され、月末には最終値が発表されます。基準値は100で、これを下回ると信頼感が低いということを意味します。
予測は前回より高めになるとされました。

続いてアーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。
エックス上だと興味のある決算は今週はなさそうです。画像

ペプシコとウェルズファーゴが若干話題にされていました。

終わりに画像

今週は経済指標がインフレ抑制を示し始めているような印象でした。
これをもってFRBは明確な判断は示さないもののタカ派発言はありませんでした。
株式市場は9月利下げを期待し、明確な材料なしで大型株中心に上昇しています。
討論会以降、大統領選は相変わらず不安な状況でリスクは高まるもののトランプ氏の発言力が強く株式市場に影響が出てきそうな雰囲気があります。

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。

コアPCE発表!S&P500が23%下落予測!?ARMのNASDAQ組入結果は?

動画はこちら。(動画ではコアサテライト戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=P3VFHbSZiEE

こんにちは。あるころうのNISA投資チャンネルです。このブログでは、週末に1週間の出来事と経済指標の動きをチェックし、米国株中心のNISA口座の増減を視聴者の方のペースメーカーになるように公開しています。動画の最後には、来週控えている経済指標や決算発表の予定をチェックしていきます。

経済指標とセンチメントチェック

まずは経済指標とセンチメントをチェックしていきましょう。画像

今週の経済指標は、木曜日に「耐久財受注高の前月比」が発表されました。結果0.1%は、予測よりもよく、設備投資が好調だったことを示しましたが、前回より若干抑えられた数値でした。
耐久財には、自動車、家電、航空機、工業機械などがあり、この指標は、企業の設備投資や消費者の大きな購買の動向を把握するために重要です。
同日のGDP成長率の発表では、予測と同等で1.4%、前回の成長率3.4%より2%落ちました。

金曜日には、重要なインフレ指標のコアPCE前月比が発表されました。
こちらは、予測0.1%に対し結果も0.1%と一致しましたが、前回0.3%よりも抑えられた数値となりました。
これでインフレがコントロールされたという判断になるかはまだわかりませんが、利下げに向けた一歩となるのか期待です。画像

ちなみに、PCEデフレーター前年比は、結果2.6%で、予想と一致し、前回2.7%より低下しました。
コアPCEとPCEデフレーターは、共に消費者物価の動向を測定するために使用される経済指標です。
違いは、PCEデフレーターが、食品やエネルギーを含む、すべての個人消費支出に対する価格変動を測定する指標なのに対し、
コアPCEは、PCEデフレーターから食品およびエネルギー価格を除外したものです。
食品とエネルギーは価格変動が激しいため、これらを除外することで、基調的なインフレ傾向をより正確に捉えることができます。FRBは、このコアPCEを2%に落ち着かせることを目標にしています。画像

また、個人所得指数前月比は、予測0.4%のところ、結果0.5%と結果が前回および予測を超えました。
個人消費指数前月比は、予測0.3%のところ、結果0.2%と前回より増加したものの予測に及ばない結果となりました。月次の短期的なデータでは、個人的な所得は増えているものの、消費が抑えられ、個人の経済活動が抑制される結果となっています。

今週の経済データの発表では、全体的にインフレは抑制されている状況になりました。画像

これを受けて、米国債10年物 利回りは下げたのですが、その後、反発しました。画像

インフレ指標と債権利回りのロジックを整理すると、今週のインフレ指標は抑制されているという状況で、政策金利の期待が高まると仮定します。
政策金利の低下、つまり利下げ期待が高まると、これから発行される国債金利も低下するので、すでに発行されている国債の需要が増加します。特に、すでに発行されている国債、これを既発債と言いますが、この期間が長いほど、過去の高い金利が維持できる期間が長いので、長期国債の需要が増加します。

長期国債の需要が増加すると、需要に応じた債権の価格自体も上昇します。債権価格が市場で上昇すると、利回りが低くても買われていくので、利回りの低下が起こりながら、需要と供給のバランスがとられます。しかし今回、インフレが抑制されたように見えましたが、利回りは一時的に急減し、その後に上昇しました。

つまり、インフレ抑制と短期的な市場の判断があった後に、これがコアPCEのインフレ抑制目標である2%と比較し不十分ということで、利回りが結果的に上昇したのかと思います。画像

為替もチェックします。
今週、米ドル円は、一段と円安方向に向かい、一時161円を超えることもありました。今週は、為替介入があると考えていた方もいると思いますが、23日、米イエレン財務長官は、イタリアの記者会見で為替介入について「日常的に使われる措置ではない」と釘を刺しています。
これに対し24日、財務省の神田財務官は、投機などによる為替相場の過度な変動に対しては、政府による円買い・ドル売り介入を含む適切な措置が「許されている」との考えを示しました。
しかし28日、財務省は、大規模な市場介入を指揮した神田眞人財務官が来月末付けで退任する人事を発表しました。
皆さんは、この人事をどう思われますか。日本政府が独自に為替介入することはできないということでしょうか。画像

為替介入自体は、限界がある中で中長期の効果も薄いですが、米政策金利の引き下げが期待される今年後半までは少なくともこの円安圧力が続くとなると、日本国内への輸入製品のコストプッシュインフレが続くことになります。画像

株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、先週、フィアを示していたインデックスは41から44へ同じくフィアのままですが、恐怖感は緩みました。画像

S&P500から見るマーケットモメンタムは、125日移動平均線より上で、市場が強く上昇トレンドであるということを示しています。今週S&Pは5,464ドル台から若干下げた5,460ドル台でした。画像

VIX:ボラティリティインデックスを見てみると、恐怖指数はニュートラルで、前回13.20ポイントから、12.44ポイントへ低下しました。画像

イールドカーブは、現在はマイナスで数ヶ月横ばいの状況が長く続いていますが、前回マイナス0.45から、今回マイナス0.35と、長短金利差が解消に向かっています。画像

歴史的には、イールドカーブがマイナス突入後にプラスの方向に反転したタイミングで不況が来ているため、長短金利差が解消し、反転になれば不況到来のシグナルと捉えられるかもしれません。画像

今週の動きと市場のセンチメントをまとめると、インフレ関連は、耐久財受注、GDP、コアPCE、個人消費の全てが、前月比で低下しました。
フィア&グリードインデックスでは恐怖感が弱まり、S&P 500マーケットモメンタムは横ばいで強欲維持、VIXは、恐怖感が低下、Yield Curveは逆イールドが続くものの、長短金利差が解消に向かいつつあります。

今週もAI関連銘柄のボラティリティが大きく、方向性が定まらないものの、恐怖に鈍感となっており、総じて市場は、強欲状態が維持されているように見えます。画像

フェドウォッチツールを確認すると、7月31日は、大半が現在の政策金利を維持と考えており、9月18日の会合で、利下げが行われる公算が過半となります。

週間主要株式指数チェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要株式指数を見ていきます。画像

S&Pは、先週の終値5,464ドル台から一時高値5,523ドル台をつけ、今週終値、5,460ドル台とほぼ横ばいでした。画像

S&Pのヒートマップでは、電子テクノロジーセクターが全体的に不調でした。NVIDIA、ブロードコムの不調が目立ちます。画像

NASDAQは、先週終値19,700ドル台から一時、20,000ドルを突破し、今週終値、19,682ドル台で引けました。画像

ヒートマップで見ると、電子テクノロジーセクターの割合の大きいナスダック100は、影響が大きいと思いきや、NVIDIA以外のマグニフィセントセブンがなんとか支えるように指数全体を維持している結果となりました。テスラが好調でしたね。画像

日経225は、先週終値38,619円台から、今週終値39,573円台で引けました。画像

インド ニフティ50は、先週終値280ドル台から、今週終値287ドル台で引けました。調子いいですね。画像

シンセン総合指数は、先週終値1,248ドル台から今週終値1,216ドル台に低下しました。最近は連続で低下していますね。画像

ビットコインは先週、1,021万円台から今週がついに1,000万円台を切って、976万円台で引けました。画像

7月2日にETFのローンチを控えたイーサリアムは、先週末53,400円台から、現在54,300円台に上昇しています。画像

ゴールドは、先週2,321ドル台から、現在2326ドル台へほぼ横ばいです。

ニュースチェック

続いてニュースチェックです。画像

29日、ブルームバーグより「バイデン氏、再選目指す決意を強調
-民主党内では憂慮の声渦巻く」との記事が出ました。
テレビ討論会で、バイデン大統領と、トランプ元大統領の言い争いが見られました。内容も悲惨ながら、バイデン大統領の言い間違いの多さが、ひどいもので周囲から心配の声が上がっています。大統領選のある年は、株価が好調のはずですが、このような大統領選でも経済は不安視されないのでしょうか。画像

同じく29日のブルームバーグの見出しで、「JPモルガンのコラノビッチ氏による、S&P500、年末までに23%下落へ」という衝撃的な見出しが目立ちました。
この理由として、成長の鈍化、インフレの高まり、長期金利が大幅に低下しないという予測により、現在5460ドル台のS&P500が4200ドル台まで下がるとしています。画像

28日のロイターの記事によると、
今週コアPCE発表による状況判断は、FRBの利下げ期待を高めるとまとめられていました。

個別株チェック画像

水曜日に決算発表があったマイクロンは、決算は良かったですが、ガイダンスでミスをし、時間外で5%売られ、翌日の取引で7%以上下げました。
決算前の業績評価が高くても、発表前の仕込みはギャンブル性が高いため、戦略としては、好決算、好ガイダンスを確認してから買うという姿勢を守りたいです。画像

同じく今週決算のあった、ナイキですが、こちらはもっとひどく、20%近い暴落です。画像

NVIDIAは、1年チャートでは、最近の下落で青ラインの21日移動平均線でサポートされて、若干反発となりましたが、画像

今週のチャートは終値123ドル台で、上下20ドルの幅のボラティリティとなっています。
株式分割で流動性が高まっているのも影響しているのでしょうか。世界時価総額1位から3位の間で推移している銘柄なので、指数にも影響が出ています。画像

今週24日にナスダック100に組み入れられたアームは、組み入れ後上昇し、今週終値163ドル台で引けました。画像

先週まとめたAI関連銘柄のイベントを振り返ると、
アームはナスダック100に組み入れられ好調でした。マイクロンは、決算は予想も超えて良かったのに、ガイダンスで事業計画を下方修正して将来評価が下がり株価がガックリ下がりました。
ブロードコムは、NVIDIAの不調が始まってから、釣られるように下げて、前回の好決算後の高値から12%以上の下げとなっています。株式分割で上昇するかどうか注目です
台湾セミコンダクターは、決算を控えていますが、事業は好調ながらマイクロンのようなガイダンスミスをすると、株価が下落するので、仕込み時期は要注意ですね。画像

次に長期米国債ETFをチェックします。
利下げ期待で、上昇すると考えていた長期米国債ETFのEDVは、今週下げました。
利下げ時期も9月FOMC~12月FOMCの間で1、2回の予測となっていますが、国債価格への反映がされていませんね。

新旧NISA口座公開画像

新NISA口座は、1週間で27,021円のプラスでした。積立開始から半年弱で17%を超えるのはなかなか良い成績ですね。旧NISA口座は、1週間で115,113円のプラスでした。
新旧NISA口座の今週1週間の増減は、で142,134円のプラスでした。画像

ここで、新NISA口座の24週間の積立銘柄の振り返りをしようと思います。
途中で、積立金額や銘柄を調整したので積立期間は一律ではないことに注意してください。

私が積み立てた、銘柄で1、2位の利益率だったものは、iFreeNEXT FANG+インデックスが、24.84%で一番利益率が高かったです。
ニッセイSOX指数インデックスファンドも、24.52%と高い利益率を示しました。
ただ、この二つは、積立金額があまり多くないので、残念ですが利益額も少ないです。
インド株は、ニフティフィフティ連動型のiFreeNEXTインド株インデックスと、アクティブ投信のiTrustインド株式に投資していて、それぞれ15.25%、16.03%の利益率でした。こちらもモニタリング程度の積立額のため利益額への影響は小さいです。

メインのナスダック100連動型投資信託が20%を超えて、S&P500連動型投資信託がそれより劣る感じで、全体的には、17.58%となりました。
FANG+やSOX指数などをメインにすれば、もっと増えた24週でしたが、オルカンを下回る、大きく下げる場面もありボラティリティを考えると、ちょうどいいポートフォリオだったと思います。

来週の予定画像

来週は、全ての平日に重要度の高いイベントがあります。
月曜日に、ISM製造業購買担当者指数が発表されます。予想は、基準の50を切る49で、不調が予測されています。
同日、ジョルツジョブオープニングス、米国労働省が毎月発表する労働市場の動向を示す調査の結果が発表されます。この指標は労働市場の需給バランスなど、全般的な労働市場の健康状態を示します。予測は前回から低下した、7.85ミリオンですが、依然高い値となっています。
水曜日は、ISM非製造業、購買担当者指数が発表されます。基準の50を超えた数値が予測されていますが、前回より低下予測となっています。
木曜日はFOMC議事録が公開され、金融政策の方向性がわかります。
金曜日は、非農業部門雇用者数と、失業率が発表されます。予測では、雇用者数の減少で経済成長が鈍化すると考えられており、失業率は前回同様の予測となっています。画像

アーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。個人的には目ぼしい決算はありませんでした。

終わりに

今週はコアPCE、PCEデフレーター、その他の指標を含め予想外の結果にはならなかったです。
インフレ抑制は進むものの、目標値には至らない状況です。
来週のパウエル議長の発言はどうなるか注目していきたいですね。
大統領選の討論会は不安な状況です。
S&P500が大きく下落する予測も出てきているが、市場の恐怖感は低く楽観的でした。

NVIDIAを中心としたAI関連銘柄の不調の中、それ以外のマグニフィセントセブン銘柄が指数を支える状況で、どのようなポジションを取るか試されている時期かと思います。

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。

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