あるころうのNISA投資ブログ
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このチャンネルでは、私のNISA口座の運用状況を公開し、最新の米国を中心とした投資・経済情報をシェアしていきます。皆さんのコメントお待ちしております。

新NISA口座の基本的な運用方針は、
・S&P連動投資信託
・NASDAQ連動投資信託
がメインのポートフォリオを組んでいます。

なお、このチャンネルの投資判断は個人的な意見であり、投資に関わる助言ではありません。特定の銘柄や投資そのものを勧めるものはありません。投資は自己責任・自己判断で行なってください。紹介している情報・データは、その正確性・安全性を保証するものではありません。
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リセッション指数VS物価重要項目!来週の大幅利下げになるか!?

動画はこちら。(動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=CYDm89IDRAg

あるころうのNISA投資チャンネルです。

このチャンネルでは、週末に1週間の出来事と経済指標の動きをチェックし、米国株、政策中心のデータや話題を取り上げ、動画を見れば大体わかるというのを目指しています。
また、米国株中心のNISA口座の増減を視聴者の方のペースメーカーになるように公開しています。動画の最後には、来週控えている経済指標や決算発表の予定をチェックしていきます。

経済指標とセンチメントチェック

まずは経済指標とセンチメントをチェックしていきましょう。

今週の経済カレンダーの重要な指標を見ていきます。画像

11日 水曜日に、CPI消費者物価指数、コアCPIが発表されました。
コアCPIは、エネルギーと食品の影響を除いたCPIで、経済の基礎的な物価上昇を見極めるための重要な指標です。

コアCPI前月比は、前回0.2%、予測0.2%のところ、結果0.3%で前回、予測とも結果が上回りました。

コアCPI前年比は、前回3.2%、予測3.2%のところ、結果3.2%で前回、予測、結果が一致しました。

CPI前月比は、前回0.2%、予測0.2%のところ、結果0.2%で前回、予測、結果が一致しました。

CPI前年比は、前回2.9%、予測2.6%のところ、結果2.5%で前回、予測を、結果が下回りました。画像

今週のCPIに関する記事の見出しを見ると、物価の下げが鈍化し、50bpの大幅利下げは見送られそうです。既定路線の25bp来週の利下げが開始されるという意見で一致しています。画像

12日 木曜日は、PPI「生産者物価指数(前月比)」が発表されました。
前回0%、予測0.1%のところ、結果0.2%でした。
PPI は、卸売段階でのインフレの重要な指標です。生産者価格が上昇すれば、将来的に消費者価格の上昇を招く可能性があるため、経済全体のインフレ動向を予測するのに役立ちます。CPI:消費者物価指数が消費者の視点からの価格変動を測定するのに対し、PPIは生産者の視点を重視します。

13日 金曜日は、ミシガン消費者信頼感指数・速報値が発表されました。
前回67.9、予測68のところ、結果69でした。
ミシガン消費者信頼感指数は、米国ミシガン大学が発表する指標で、消費者の経済状況に対する信頼感や見通しを数値化したものです。消費者支出や経済動向の先行指標として注目されています。速報値は毎月中旬に公開され、月末には最終値が発表されます。基準値は100で、これを下回ると信頼感が低いということを意味します。画像

続いて為替、ドル円を確認します。
先週142円台前半から さらにドル安が進み、現在140.7円台まで来ました。画像

続けて株式市場の状況を見ていきます。
株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、先週39でフィアを示していたインデックスは、現在49でニュートラルに回復しました。

次にフィア&グリードインデックスを構成する指標をいくつか確認します。画像

S&P500から見るマーケットモメンタムは、先週のフィアから現在グリードを示しています。125日移動平均線近くで反発し、上昇トレンドに入るでしょうか。画像

プットコールレシオは、先週0.81でエクストラフィアから、現在0.79でフィアへ、恐れが若干弱まりました。画像

VIX:ボラティリティインデックスを見てみると、恐怖指数は先週22.38ポイントのニュートラルから、現在16.56ポイントのニュートラルへ恐怖が弱まりました。画像

セーフ ヘブンデマンドは、先週-0.36%のフィアから、現在-0.48%でフィアが続いています。

セーフヘブンデマンドは、過去 20 営業日の株式と国債のリターンの差を示しています。プラスが株式のリターンが良い時で恐怖感が低いことを示し、
マイナスは債権のリターンが良い時で投資家が恐怖を感じていることを示します。
恐怖が強いと投資家が安全資産である国債を購入する傾向があるため、指標がマイナスへと向きます。画像

2022年7月以来2年以上の期間、逆イールドを示していたイールドカーブは、現在0.09となっています。画像

今週の動きと市場のセンチメントをまとめると、
・インフレ指標は、物価の抑え込みがひと段落し、横ばいから若干の上昇となりました。労働市場の危機感はあるものの、失業率は歴史的には低い水準で、最近の重要度の高い経済指標だけだと、大幅利下げは選択肢とならないような気がします。
・投資家心理を示すフィア&グリードインデックスは、フィアからニュートラルへ回復しました。構成要素では、オプション比を示すプットコールレシオと、債券とのリターン比を示すセーフヘブンデマンドの二つの保険的な指標が、フィアを維持しています。
・イールドカーブは、先週プラス圏へ突入し、現在も維持しています。歴史的にはリセッションへ向かいそうですが、経済指標的にはリセッションという感じはしません。画像

今週発表された物価指数が下げ止まっているところで、急激なリセッション突入という雰囲気はなくなり、危機感は弱まり総じて中立という状況です。画像

フェドウォッチツールを確認すると、9月のFOMCの予定では、現状維持予測が0で、9月18日のFOMCで、利下げ幅25ベーシスポイントと50ベーシスポイントの利下げが同じ割合で予測されています。
先週より50BPが増えましたね。
今年最後の12月18日のFOMCでは、今から5段階の利下げが行われる予測が先週の6割弱から、66%を超えた割合となっています。

週間主要チャートチェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要チャートを見ていきます。画像

S&Pは、先週の終値5,408ドル台から、今週終値、5,626ドル台
先週から
+218ドル
+4.0%
でした。画像

NASDAQは先週終値18,421ドル台から、今週終値 19,514ドル台で引けました。
先週から
+1,093ドル
+5.9%
でした。画像

日経225は、先週終値36,444円台から、今週終値36,531円台で引けました。画像

インド ニフティ50は、先週終値295ドル台から、今週終値301ドル台で引けました。
週末にかけて一気に戻りましたね。画像

シンセン総合指数は、先週終値1,146ドル台から、今週終値1,121ドル台で引けました。画像

ゴールドは先週2,497ドル台から、現在2,577ドル台となっています。
すごい上がりましたね。画像

ビットコインは先週779万円台から、現在856万円台になっています。画像

長期米国債ETFのEDVは、先週81ドル台から今週82ドルまで上昇しました。

ニュースチェック

続いてニュースチェックです。画像

14日ブルームバーグの見出しで、
来週のFOMC、50bp利下げ以外なら落胆-市場関係者の見方
とありました。
見出しでは大幅利下げを市場が織り込んでいるという印象でしたが、記事の中のコメントでは、利下げはば50bpが決定的というより、25bpで始めるのが抵抗がないなど、意見は別れています。画像

14日更新ロイターの見出しでは、
連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ拡大の見通しで株価が上昇、金価格が過去最高値に
とありました。
・ドルの対円安
・金の過去最高値
・国債反発
が取り上げられていました。
ドル円、金、長期国債ETFは先ほどみたチャートの通りですが、この方向性が、来週の利下げ発表でさらに加速するのか注目されるところですね。画像

13日CNNの見出しでは、
最もよく知られている景気後退の指標は赤点滅を止めたが、今度は別の指標が点灯し始めた。
とありました。
イールドカーブの逆転と、リセッションの関係について述べられています。
今回は、逆イールドの期間が長引いたため、反転した後でリセッションになるまでの期間が長引くという意見や、イールドカーブで見られる利回り曲線より、労働市場の指標として、失業率やサームルールを注意深く見ているとのことですが、これについても、景気後退の可能性は低いと言われていました。

セクターと個別株チェック

今週のセクターと個別株チェックです。画像

今週のS&Pのヒートマップは、全面真っ赤という状況から、今週は健全な状況になりました。

最近、1兆ドルクラブに加わり好調を伝えられたバークシャーは、評価が下がり時価総額1兆ドルを切ってしまいました。
ブルームバーグの記事によると、
バークシャーの保険事業担当のアジット・ジェイン副会長が、同社のクラスA株の持ち分1億3900万ドル(約197億円)相当を売却したと報道されています。これが影響したのでしょうか。

S &P500全体の40%程度を占める、電子テクノロジー、テクノロジーサービスセクターは、NVIDIA、ブロードコム、オラクルなどが二桁以上の上昇を見せ、今週の指数の牽引役となりました。画像

決算発表のあったGameStopは、決算をミスし窓を開けての急落、売りシグナルが続いています。

新旧NISA口座公開画像

新NISA口座は、1週間で+23,448でした。旧NISA口座は、1週間で-71,799円でした。新旧NISA口座は、1週間の合計で-48,351円でした。

(※動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

来週の予定画像

来週は17日火曜日に小売売上高前月比が発表されます。
前回1%、予測は0.2%です。
小売売上高前月比は、小売業の売上高が前月に比べてどれだけ変動したかを示します。この指標は、米国経済の消費動向を把握するために非常に重要とされています。

18日 水曜日は、建設許可件数速報値が発表されます。
前回、1.406ミリオン、予測1.41ミリオンです。
建設許可件数速報値は、米国の新しい建設プロジェクトの許可件数の速報値を示す経済指標であり、住宅市場や建設業の動向を把握するための先行指標とされています。この指標はGDP、雇用、株式市場、不動産市場、金利市場に影響を与えるため、経済の健康状態を理解する上で重要です。

19日 木曜日午前3時
ついに、FOMCで利下げについて発表されます。
トレーディングヴューの予測だと、25bpの下げ幅で予測が表示されていますが、先ほど確認した、フェドウォッチツールでは、50bpと同じ比率の予測となっていましたね。画像

続いてアーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。
Xだとレナーの投稿がありました。
レナーは、米国最大級の住宅建設会社で、住宅販売、金融サービス、不動産開発に注力しています。近年は住宅需要の高まりで業績が好調で、2023年の売上は伸び、利益率も改善しています。画像

5年チャートだとこんな感じで、7月の下落を吸収し、高値更新しています。
水曜日の建設許可件数の発表後に、レナーの決算発表なので、どちらも好調なら株価がさらに上がるかもしれないですね。

終わりに

今週は、CPI、PPIともにリセッションを示すようなものではなく、警戒感が緩和し軟着陸が実現できそうな雰囲気で、 S&P500も上昇しました。

為替はドル安に傾いたものの、指数の上昇が上回り、米国投資家にとっては資産が増えた1週間だったのではないでしょうか。

来週はついに利下げが発表されます。
今注目されているのは利下げ幅ですが、利下げ幅が大きいとFOMCは公式に米国経済が危機にあるということを示すことになり、それ自体が市場の押し下げ要因となりえます。
個人的には既定路線25bpが発表されるといいなと思っています。

来週は、
・火 小売売上高
・水 建設許可
・木 FOMC 利下げ
の発表があります。

皆さんは、この相場、どのように行動しますか?
ぜひコメントくださいね!

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。

今週発表された5つの経済指標とは?来週は利下げ直前、イベントを確認して備えよう!

動画はこちら。(動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=aLQ3iFMsuCk

あるころうのNISA投資チャンネルです。

このチャンネルでは、週末に1週間の出来事と経済指標の動きをチェックし、米国株、政策中心のデータや話題を取り上げ、動画を見れば大体わかるというのを目指しています。
また、米国株中心のNISA口座の増減を視聴者の方のペースメーカーになるように公開しています。動画の最後には、来週控えている経済指標や決算発表の予定をチェックしていきます。

経済指標とセンチメントチェック

まずは経済指標とセンチメントをチェックしていきましょう。

今週の経済カレンダーの重要な指標を見ていきます。画像

9月3日火曜日、ISM製造業購買担当者指数が発表されました。
前回46.8、予測47.5のところ、結果は基準の50、および予測を下回る47.2でした。
米レーバーデー明けのタイミングで、景気停滞感がよぎりS &P500等の指数の下げ要因となりました。

4日 水曜日、ジョルツ ジョブオープニングス、の発表がありました。
前回7.91ミリオン、予測8.1ミリオンのところ、結果7.673ミリオンで、前回および予測を下回りました。
ジョルツジョブオープニングスは、米国労働省が毎月発表する労働市場の動向を示します。この指標は労働市場の需給バランスなど、全般的な労働市場の健康状態を示します。
今回の発表で労働市場への懸念が高まりました。

5日 木曜日、ISMサービス業、購買担当者指数が発表されました。
前回51.4、予測51.1のところ、結果51.5で、サービス業については、基準の50を超え、前回、予測ともに結果が上回りました。
サービス業については景気を保っています。

6日 金曜日は、非農業部門雇用者数が発表されました。
前回89,000人、予測160,000人で雇用増が予測されていたところ、結果142,000人でした。
非農業部門雇用者数は、製造業、建設業、サービス業、政府など、農業以外のほとんどの業界での雇用増減を反映しています。通常毎月第 1 金曜日に発表される雇用レポートで、米ドル、債券市場、株式市場に大きな影響を与えます。

同日、失業率が発表されました。
前回4.3%、今回予測4.2%のところ、結果4.2%で予測と一致しました。
4.2%というのは、歴史的に低い水準で、スキルや地域のミスマッチなど構造的失業によるもので、仕事を探している人はほぼ仕事を得られる状況と考えられます。
ただ、近年の人手不足による採用の苦労があったため企業側が、景気が落ちつつあっても解雇を避けているという可能性も考えられるため数字に表れていないだけなのかもしれません。画像

7日 ブルームバーグによると、
イエレン米財務長官、雇用統計は「極めて健全な」労働市場を裏付け
との見出しで、今週の雇用統計を評価しました。画像

続いて為替、ドル円を確認します。
先週146円台から、今週一気に、142円台前半まで落ち込みました。画像

続けて株式市場の状況を見ていきます。
株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、先週63でグリードを示していたインデックスは、現在39でフィアまで下がりました。

次にフィア&グリードインデックスを構成する指標を確認します。画像

S&P500から見るマーケットモメンタムは、先週のグリードから、現在フィアを示しています。画像

プットコールレシオは、先週0.73でニュートラル、現在0.81でエクストラフィアとなりました。画像

VIX:ボラティリティインデックスを見てみると、恐怖指数は
先週15.00ポイントのニュートラルから、現在22.38ポイントのニュートラルへ上昇しました。画像

セーフ ヘブンデマンドは、先週9.56%でエクストラグリード、
現在-0.36%でフィアに急落しました。
つまり、株式のリターンと債券のリターンの比率がほぼ同等になりました。
セーフヘブンデマンドは、過去 20 営業日の株式と国債のリターンの差を示しています。
プラスが株式のリターンが良い時で恐怖感が低いことを示し、
マイナスは債権のリターンが良い時で投資家が恐怖を感じていることを示します。
恐怖が強いと投資家が安全資産である国債を購入する傾向があるため、指標がマイナスへと向きます。画像

イールドカーブは2022年7月以来、逆イールドを示していましたが、2年2ヶ月ぶりに準イールドに戻りました。画像

今週、失業率は上昇せず維持され、イエレン氏による「労働市場は極めて健全」という評価となり、物価自体は緩やかに抑え込まれ数字の経過を見ると全てうまくいっているように見えるところが、不気味な感じですよね。画像

今週の動きと市場のセンチメントをまとめるとこのようになります。
経済指標とセンチメントの方向性が見えない中で、利下げの可能性の高いFOMCを控え、投資家は難しい判断をしている中、株式市場は総じて弱気となっています。画像

フェドウォッチツールを確認すると、9月のFOMCの予定では、現状維持予測が0となっています。
9月18日のFOMCで、利下げ幅、25ベーシスポイントの予測がメインで、一部では2段階下げる50ベーシスポイントの利下げが予測されています。
今年最後の12月18日のFOMCでは、今から5段階の利下げが行われる予測が6割弱となりました。
現在の経済指標から見ると、失業率も維持できており、急激な利下げの必要性は低いように見えますが、年内5段階の利下げが主要予測ということは、経済指標に現れていない危機感を予想メンバーが感じているということになります。
経済指標とリアルタイムの市中景気にタイムラグがあるのか、投資家が指数を押し下げる行動と利下げの必要性の方向性が一致しています。

週間主要チャートチェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要チャートを見ていきます。画像

S&Pは、先週の終値5,648ドル台から、今週終値、5,408ドル台
先週から
-240ドル
-4.2%
でした。画像

NASDAQは先週終値19,574ドル台から、今週終値 18,421ドル台で引けました。
先週から
-1,153ドル
-5.9%
でした。画像

日経225は、先週終値38,642円台から、今週終値36,444円台で引けました。画像

インド ニフティ50は、先週終値300ドル台から、今週終値295ドル台で引けました。
最近調子が良かったのですが、週末にかけて下げましたね。画像

シンセン総合指数は、先週終値1,175ドル台から今週終値1,146ドル台で引けました。画像

ゴールドは、先週2,502ドル台から、現在2,497ドル台となっています。画像

ビットコインは先週、859万円台から現在、779万円台になっています。画像

長期米国債ETFのEDVは、先週77ドル台から、今週81ドルまで上昇しました。
利下げが近づき動き出したという雰囲気です。

ニュースチェック

続いてニュースチェックです。画像

6日CNNの見出しで、
「空は落ちてこない」:米国経済は8月に14万2000人の雇用を増加
とありました。
金曜日に発表された、非農業部門雇用者数と、失業率の結果が強い経済成長を示し、これが懸念されているよりも良い結果だったことが報告されています。
記事によると、労働市場は歴史的な拡大傾向で、44ヶ月連続で雇用を増やしており、1939年の雇用の追跡以来、5番目に長い記録となっているようです。画像

7日ロイターの見出しでは、
ウォール街の今週の見通し 雇用統計を受けて経済不安が再びウォール街の注目を集める
とありました。
先ほどのCNNの記事とは異なり、雇用統計で、労働市場の勢いが予想以上に鈍化していることで、株価が急落していると説明しており、ソフトランディングの道筋が狭まっているとしています。
労働市場は確かに悪い数字ではなかったですが、ロイターでは株価の不調を雇用統計と結びつけるために、勢いが鈍化と結んでいます。
それだけ判断が難しく方向性が定まらない相場状況ということですね。画像

7日 ブルームバーグの見出しでは、
米当局、銀行の資本規制強化案の大幅修正を今月にも公表へ
とありました。FRBによる銀行の資本規制強化案の大幅修正について、公表が19日になりそうだとしています。
この規制強化案はバーゼル3(スリー)と呼ばれ銀行の資本要件、流動性基準、およびレバレッジ比率に焦点を当て、リスクの高い資産に対してより多くの資本を確保することを求めます。そのため、短期的には銀行株にプレッシャーを与える可能性があります。

個別株チェック

今週の個別株チェックです。画像

今週のS&Pのヒートマップは、ご覧の通り、かろうじて非耐久消費財、公益事業セクターが無事という程度で全体的に真っ赤でした。
先週好調だった、金融セクターも調子が悪く、年初来で市場を牽引したNVIDIAは、1週間で14%弱の下げ、3兆ドルの時価総額は、2.5兆ドルまで縮小しました。画像

木曜日に決算発表のあった、ブロードコムと、中国EVメーカーのニーオを見ていきます。画像

ブロードコムは、売上高は前四半期決算を超えたものの、利益を出せず決算ミス。画像

週明けから15%程度の下落となりました。画像

ニーオは、前四半期決算よりも売上高が上昇し、赤字率が低下しました。画像

窓を開けて2段階の上昇、週明けから25%の成長を見せました。

新旧NISA口座公開画像

新NISA口座は、1週間で-76,000円でした。旧NISA口座は、1週間で-167,282円でした。新旧NISA口座は、1週間の合計で-243,282

円でした。

(※動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

来週の予定画像

来週は11日水曜日にCPI消費者物価指数、コアCPIが発表されます。
コアCPI前年比は、前回3.2%です。
コアCPIは、エネルギーと食品の影響を除いたCPIで、経済の基礎的な物価上昇を見極めるための重要な指標です。
CPI前年比は、前回2.9%、予測2.6%です。

12日、木曜日は、PPI「生産者物価指数(前月比)」が発表されます。
前回0.1%、予測は、0.2%です。
PPI は、卸売段階でのインフレの重要な指標です。生産者価格が上昇すれば、将来的に消費者価格の上昇を招く可能性があるため、経済全体のインフレ動向を予測するのに役立ちます。CPI:消費者物価指数が消費者の視点からの価格変動を測定するのに対し、PPIは生産者の視点を重視します。

13日、金曜日は、ミシガン消費者信頼感指数・速報値が発表されます。
前回67.9、今回予測68です。
これは、米国ミシガン大学が発表する指標で、消費者の経済状況に対する信頼感や見通しを数値化したものです。消費者支出や経済動向の先行指標として注目されています。速報値は毎月中旬に公開され、月末には最終値が発表されます。基準値は100で、これを下回ると信頼感が低いということを意味します。画像

続いてアーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。
Xで投稿があったのは、GameStopと、RHでした。画像

ゲームストップは、前回決算発表で、利益がマイナスとなり、今回利益を出せるか注目です!画像

1ヶ月チャートでは、8月の終わり頃からボラティリティが大きくなっています。

終わりに

今週は、レーバーデー明けで下落がありました。さらに週末に、インフレ、労働市場の経済指標発表があり、特に注目されていた雇用者数と失業率の発表の後、S&P500は大きく下げました。

雇用市場自体は悪い数字ではないと思いますが、予想よりも悪いととるか、良い数字なので利下げ幅が縮小するととるか、株価下落の理由は後付けで言えますが、実際は意見が分かれています。

この方向性が定まらず、株価が全体的に下がっていく感じは、2022年の雰囲気と似た感覚です。
ただ、今回は為替ドル安もあり、下げ相場で買うということが難しい局面でもあるので、ジリジリしますね。

来週は、
・コアCPI
・PPI
の発表があり、再来週(日本時間19日3時)に注目のFOMCがあります。

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。

恐れていた今週のNVIDIA決算!コアPCE発表!来週、最重要指標発表!BRKが時価総額1兆ドル

動画はこちら。(動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

https://www.youtube.com/watch?v=YjJU_owC9FA

あるころうのNISA投資チャンネルです。

このチャンネルでは、週末に1週間の出来事と経済指標の動きをチェックし、米国株、政策中心のデータや話題を取り上げ、動画を見れば大体わかるというのを目指しています。
また、米国株中心のNISA口座の増減を視聴者の方のペースメーカーになるように公開しています。動画の最後には、来週控えている経済指標や決算発表の予定をチェックしていきます。

経済指標とセンチメントチェック

まずは経済指標とセンチメントをチェックしていきましょう。

今週の経済カレンダーの重要な指標を見ていきます。画像

26日 月曜日に「耐久財受注高の前月比」が発表されました。
前回-6.9%、今回予測5%のところ、結果9.9%でした。
前回結果と、今回予測を超えた結果でした。耐久財には、自動車、家電、航空機、工業機械などがあり、この指標は、企業の設備投資や消費者の大きな購買の動向を把握するために重要で、これらが好調だったことが示されました。

29日木曜日には、GDP成長率が発表されました。
第二四半期では、前回1.4%、今回予測2.8%のところ結果3%で、予測を超えた伸びとなりました。画像

30日 金曜日にコアPCEが発表されました。
コアPCEは、前年度比2%がインフレ目標となっており、前年度比で確認します。
こちらは、予測2.6%のところ結果2.6%でした。
利上げによるインフレの押さえ込みが結果に現れ、来月のFOMCで利下げが実施される見込みです。来週発表される労働市場のデータと合わせて、利下げ幅が25ベーシスポイントか50ベーシスポイントか決定されると思います。

同日、個人収入と個人消費が発表されました。
個人収入は前回0.2%、今回予測0.2%のところ、結果0.3%で若干予測を超えた収入となっています。個人消費は、前回0.3%、今回予測0.5%のところ、結果0.5%と、予測通り消費が増えました。景気自体は悪くない状況で、インフレが抑えられているのは、データだけ見ると良い傾向です。

これらの結果について、ブルームバーグの31日更新の記事によると
「支出は加速したが、所得の伸びははるかに鈍く、貯蓄率は低下した。
このことは、今後の個人消費の持続性に疑問を投げかける可能性がある。」と、しています。
また、KPMGのチーフエコノミスト、ダイアン・スウォンク氏は
「本当のニュースは労働市場がどうなるかだ」と述べています。
さらに、ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、スチュアート・ポールおよび、イライザ・ウィンガー両氏によると、
「7月の支出、所得、インフレのデータは予想と一致するか、予想より小幅に改善しており、ゴルディロックス経済の観測を再浮上させるかもしれない。」
とコメントし、インフレへの注目は、労働市場への注目へと移っているようです。画像

先週ジャクソンホール会合のパウエル議長の発言を受けて、為替・米ドル円は急落し、ドル安へ進み、今週143円台までドルは落ち込みました。しかし、そこから3円近く戻し現在は146円台となっています。画像

続けて株式市場の状況を見ていきます。
株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、
前々回フィア、前回53でニュートラルを示していたインデックスは、
今回63でグリードとなりました。画像

S&P500から見るマーケットモメンタムは、先週のエクストラグリードから、現在グリードを示しています。画像

プットコールレシオは、前回0.69でグリード、今回0.73でニュートラルでした。プットオプションの比率が増えました。画像

VIX:ボラティリティインデックスを見てみると、恐怖指数は前回15.86ポイントのニュートラルから、現在15.00ポイントのニュートラルへ低下しました。画像

セーフ ヘブンデマンドは、前回0.44%でニュートラル、今回9.56%でエクストラグリードに急上昇しました。つまり、株式のリターンが増加しました。
セーフヘブンデマンドは、過去 20 営業日の株式と国債のリターンの差を示しています。
プラスが株式のリターンが良い時で恐怖感が低いことを示し、マイナスは債権のリターンが良い時で投資家が恐怖を感じていることを示します。
恐怖が強いと投資家が安全資産である国債を購入する傾向があるため、指標がマイナスへと向きます。画像

イールドカーブは今週、完全に0になりました。画像

インフレ関連の経済データは、コロナ禍対策による急激なインフレの押さえ込みに成功しているように見え、個人消費も大きな落ち込みはなく順調のように見えますが、クレジットカードの延滞の増加や貯蓄率の低下により、個人消費は持続性には懸念が強まっています。
また、雇用については失業率はこれまでそこまで高くなかったですが、これはコロナ禍後の人手不足の際に苦労して集めた人員を簡単に手放したくない心理が働いているようです。
そのため先週発表された、新規雇用は抑えられ、失業率は上昇するものの歴史的にはそこまで高くないという現象が起きるのではないでしょうか。このタイミングで失業率がさらに上昇してくると、急激な危機感が広がりそうです。画像

今週の動きと市場のセンチメントをまとめると、
・インフレは、耐久財受注は大きく改善、コアPCEは順調に低下しました。利下げの注目はインフレデータから、労働市場の雇用データに移っている印象です。
・フィア&グリードインデックスでは、ニュートラルからグリードへ
・S&P 500マーケットモメンタムは、エクストラグリードからグリードへ投資家心理が落ち着きました。
・プットコールレシオは、グリードからニュートラルへ落ち着きました。
・ボラティリティインデックスは、先週とほぼ同様でニュートラル。
・セーフヘブンデマンドはニュートラルから一段飛ばしのエクストラグリードへ。週次ではS&P等の主要指数の上昇が見られないので、債券市場のパフォーマンスが落ちていることが考えられます。
・Yield Curveは、ついに0ちょうどとなりました。

先週のジャクソンホール会議のパウエル議長の発言で利下げを織り込みつつ、週の中頃はNVIDIAの決算、コアPCEの発表を控え、一時弱気を見せた株式市場は、週の終わりには週明けまで戻しました。
ただ、来週の労働市場の経済指標発表を控え、方向性には欠く状況となっています。総じて、市場は中立的と言えます。画像

フェドウォッチツールを確認すると、9月のFOMCの予定では、現状維持予測が0で、9月18日のFOMCで、利下げ幅、25ベーシスポイントの予測がメインで、一部では2段階下げる50ベーシスポイントの利下げが予測されています。前回より、2段階下げる予測が増えています。
今年最後の12月18日のFOMCでは、今から4段階の利下げが行われる予測が99%を超えました。

週間主要チャートチェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要チャートを見ていきます。画像

S&Pは、先週の終値5,634ドル台から、今週終値、5,648ドル台
先週から
+14ドル
+0.2%
でした。画像

今週のS&Pのヒートマップでは、NVIDIAの決算前のリスクオフ売りと、決算後の下落で電子テクノロジーセクター、テクノロジーサービスセクターの大型銘柄のパフォーマンスが悪く全体の足を引っ張りました。
好調なのは金融セクターですね。個別銘柄のところで取り上げます。画像

NASDAQは先週終値19,720ドル台から、今週終値 19,574ドル台で引けました。
先週から
-146ドル
-0.7%
でした。画像

ヒートマップで見ると、ナスダック100はテクノロジー関連がシェアが大きいので今週はS&P500よりもパフォーマンスが悪かったです。画像

日経225は、先週終値38,420円台から、今週終値38,642円台で引けました。
今週もプラスで終わりましたね。画像

インド ニフティ50は、先週終値295ドル台から、今週ついに終値300ドル台を突破して引けました。じわじわ上がっています。画像

シンセン総合指数は、先週終値1,144ドル台から今週終値1,175ドル台で引けました。画像

ゴールドは、先週2,512ドル台から、現在2,502ドル台となっています。画像

ビットコインは先週、938万円台から現在、859万円台になっています。画像

長期米国債ETFのEDVは、先週79ドル台から、今週77ドル台で引けました。
セーフヘブンデマンドのところで説明した通り、週次で債券市場のパフォーマンスが落ちています。画像

先週同様、5年チャートで傾向を見てます。
下値支持線、サポートラインは切り上げたままですが、80ドルあたりのラインを切り上げられないでいますね。米国債は利下げは織り込み済みであれば、25ベーシスポイントの発表だと、50ベーシスポイントを織り込んでいた分は下げるかもしれないですね。

ニュースチェック

続いてニュースチェックです。画像

31日ブルームバーグの見出しでは、
【米国市況】株上昇、終了直前に上げ幅拡大-ドル買い優勢で146円台
とありました。
8月最後の取引をプラス圏で終えながらも、季節的に売りが出やすい9月に身構えているとのことで、毎年市場の弱い9月が来週から始まります。画像

25日時事ドットコムの見出しでは、ハリス氏、中間層減税を全面に
トランプ氏は製造業保護-米大統領戦
とありました。画像

まだまだどうなるかわからない大統領選ですが、二者の経済政策を確認すると、

税財政は、ハリス氏は法人税引き上げ、裕福層への増税で、経済的には厳しい政策です。
反対にトランプ氏は、法人税引き下げ、所得減税の恒久化と、景気が上向きそうな政策となっています。

インフレ対策・生活支援では、ハリス氏は個人に優しい施策を示し、
トランプ氏は、より経済的な視点の政策として化石燃料生産拡大、エネルギー価格引き下げを掲げています。

気候変動対策は、ハリス氏は、クリーンエネルギー投資、EV推進、既定路線で、
トランプ氏は、パリ協定再離脱、EV推進の撤回と、環境には厳しい政策を打ち出しています。既存の気候変動対策を見直すという意味であれば良さそうですが、真意はどのような感じでしょうか。

経済安全保障は、
ハリス氏が中国との競争に打ち勝つと曖昧で、一律関税ではなく強弱をつける方向を示し、
トランプ氏が、対中 関税の引き上げ、輸入品への一律関税などを示しています。

金融政策については、
ハリス氏が金融政策に干渉しないと示し、
トランプ氏は、大統領が金融政策に意見すべきと主張、AI規制の大統領令を撤回するとしています。
特にこの大統領が金融政策に意見すべきというのは、政策金利の大統領個人による干渉があると、必要時の調整ではなく、任期中の景気向上を目指した後先考えない政策になりかねず、リスクが高くなりそうです。

個別株チェック

今週の個別株チェックです。画像

今週水曜日に決算発表のあったNVIDIAの1ヶ月チャートです。予想通り決算前の調整売りを見せて、決算前の時間外で高値131ドル台をつけ、決算後にじわじわ下げて、119.37ドルで引けました。
直前の高値から9.1%程度の下げでした。
警戒感の割に暴騰も暴落もせず、逃げるタイミングを残しながら数日かけて9%の下げなので、市場全体のボラティリティを高めるほどの影響はなくすみました。画像

CNNによると、「AIの興奮は薄れつつあり、ウォール街はAIの実際の価値について少し明確に認識し始めている」
という見出しで、AIのROI(アールオーイー)の評価などについて取り上げています。
AI投資自体が、その現実的なリターンを見ていかないといけない時期になってきたということですね。バブルの投資は、将来的な期待だけで先行した後、リターンとして実質的な利益を産んでくれているのか求められるようになりました。画像

常にサプライズを伴ってEPSも成長し、実力を伴った成長を続けてきたと言えますが、そのサプライズ幅は縮小し、期待と実力が一致してきました。
それだけではなく、NVIDIAの顧客がAIを使いこなし、最終消費者への付加価値を高めていくことに成功しない限り、AI市場全体の成長の持続可能性は低下していきます。画像

トレーディングビューによるNVIDIAのPERは現在、55.21倍です。
AI関連銘柄を代表する企業のPERがこの程度なので、2000年のインターネットバブルの崩壊時期と比べると、かなり低いと感じるかもしれませんが、AI関連については、一企業のファンダメンタルだけではなく、その先のNVIDIAが提供するものが、うまく利用できているかを見届ける必要がありそうです。画像

NVIDIA以外の注目銘柄を見てみると、ウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイは、今週5.76%上昇しました。画像

金融セクターが好調な中、時価総額1兆ドルに達しました。PERも14.9倍でテクノロジー系銘柄と比べると割安です。画像

試しに5年チャートで見てみると、倍以上の成長となっています。
ただ、その中でも直近の下落とは比較できないほど大きな、下落がコロナ直後と2022年の長期間の低調があったので、メンタル的にそれを持ち続けられればという仮定の話です。画像

ちなみにS&P500の5年チャートでざっくりみると、成長率は200%程度なので、バークシャーハサウェイの方がパフォーマンスがいいですね。

新旧NISA口座公開画像

新NISA口座は、1週間で-28,779円でした。旧NISA口座は、1週間で-55386円でした。新旧NISA口座は、1週間の合計で-84,165円でした。

(※動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

来週の予定画像

来週は火曜日に、ISM製造業購買担当者指数の発表があります。
前回46.8、今回予測は基準の50を切る、47.8です。
製造業の購買担当者が感じている経済状況が若干回復する予測となっています。

水曜日、ジョルツ ジョブオープニングス、の発表があります。
前回8.184ミリオンに対し、予測8.1ミリオンです。
ジョルツジョブオープニングスは、米国労働省が毎月発表する労働市場の動向を示します。
この指標は労働市場の需給バランスなど、全般的な労働市場の健康状態を示します。

木曜日は、ISMサービス業、購買担当者指数が発表されます。
前回51.4、今回予測51.5で、基準の50を超えた数値が予測されています。

金曜日は、非農業部門雇用者数が発表されます。
前回114,000人、予測163,000人で雇用増が予測されています。
非農業部門雇用者数は、通常毎月第 1 金曜日に発表される雇用レポートで、米ドル、債券市場、株式市場に大きな影響を与えます。

同日、失業率が発表されます。
前回4.3%、今回予測4.2%で失業率の改善が予測されています。
来週は、インフレ先行指数と労働市場の経済指標が盛り沢山なので、株式市場も上下があるかもしれないですね。
個人的には金曜日の予測が前回よりも良いと見積もっているところに若干不安を感じます。悪ければ利下げは確定的になると思いますが、市場が不況を織り込むと株価が下がるので警戒しています。画像

続いてアーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。
月曜日はレーバーデーの祝日で市場は休場です。
木曜日に中国EVメーカーのニーオ、ブロードコムの決算発表があります。画像

ブロードコムの一年チャートを見ると、7月から今月初旬までの下げで、前回決算後の暴騰を帳消しにした後、直近で反発しています。画像

利益は出ていますが、PERは若干割高感があります。

終わりに

今週は、大きな懸念だったNVIDIA決算を見守り、コアPCEも無難にやり過ごし、ほっとしています。
これだけ、市場が無難な感じだと、来週の労働市場の経済指標の発表が怖いなという感じですが、今週ほどの緊張感はなく過ごせそうです。

来週もイベントが盛り沢山な中で特に注目は、
・木曜日 ブロードコム(AVGO)決算
・金曜日 失業率、非農業部門雇用者数発表
です。

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。

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