受験は、限られた数の椅子を受験者同士で奪い合う椅子取りゲームとも言えるが、最後は、いかに前向きに、モチベーションを下げることなく最後まで戦いきるかという自分との戦いである。
現役生であれば、浪人生ほどの精神的重圧はないであろう。
浪人生の精神的重圧は計り知れない。
浪人生は、ずっと『背水の陣』という大きなプレッシャーが四六時中、頭から消え去ることはない。
一年を通して、成績が右肩上がりに上がっていくこともない。
成績とは違う問題も起こるかも知れない。
浪人生は、常に、追い込まれている環境にあるため、自分自身をしっかりと最後まで保てるか、重圧に負けない自分として強くいることが出来るかが、大きなポイントとなる。
受験中、何度もくじけそうになり、だめになりそうになる。
そんな時、心の支えとなるものは、両親であったり、友人であったり、一緒に勉強している仲間であったり、ある時は音楽であったり、様々である。
受験生は、現役生、浪人生を問わず、限られた時間を無駄にしないように頑張りすぎて、一日中勉強ばかりのメリハリのない生活を送る傾向にあり、結果、逆に、精神的に参ってしまい、スランプに陥ったりする事も多いので、気をつけなけれはいけない。
何が言いたいかと言うと、受験中でも、メリハリのある生活を送って欲しいということである。
そこを考えて、最後は、最良の結果が出るように頑張ろう。
休んだ方がいい、睡眠をとった方がいい場面は必ず来る。
そこを割り切って、思い切って休憩をとってメリハリのついた一日を送って欲しいと思う。
医学部以外であれば、ある程度の滑り止めなど受験失敗対策が可能であるが、医学部は、そう甘くない。
うちの子も、浪人期間中、プレッシャーと勉強の苦しさで、自分が壊れそうになっている場面が何度もあったようだ。
医学部受験浪人生は、尚更、メリハリのついた生活をして欲しいと思います。
合格すれば、喜びと共に、すべての苦しさが嘘のように消えてしまう。
受験生の皆さん、頑張ってください。