大将戦が始まった。


どこの監督さんもそうでしょうが、あらゆる展開を想定して試合に臨むと思います。


今回の大将戦を迎えた時、(※0ー1で大将戦に回り、大将が一本勝ちをして代表戦)私が想定した展開の中で一番最悪のものでした。

大将戦、今までの相手とは実力が違います。


力の入らない足で掛けた技が掛かるはずがありません。


それでも何とかしようと必死に技を掛けるOの姿には感動すら覚えました。


そして試合は合わせ技で相手の勝利、0ー2で勝負の幕を降ろしました。


閉会式が終わり、大将のOは人目もはばからず涙を流していました。


怪我の事、投げられた事、、仲間の事色んな思いが巡ったのでしょう。


プライドの高いOが人前で流した涙は、今後彼を一回りも二回りも大きく成長させてくれると信じています。



~つづく~