克己塾のエース。


長野県で少年柔道をしている者ならば、誰でも知っているんじゃないでしょうか?


大将のOです。


そのO、大会5日前に右足の親指を骨折してしまったのです。


本人の出ると言う意志、親御さんの「私に任せる」と言う言葉。


柔道整復師として、監督として「失格」だと分かっていてもOには克己塾の大将として、畳の上に立ってもらいたかった。


一回戦から準決勝までは、他チームの関係者も骨折しているとは微塵も思わせない戦いぶりで、オール一本勝ちをで勝ち上がりました。


決勝戦、相手はOの相手はこの日の対戦相手の中で再重量選手。


厳しい戦いになることは容易に予想が出来た・・・



~つづく~