今日、8月15日は「終戦記念日」ですね。
ちょうど80年前、1945年の今日、あの戦争は終わりました。
「終戦記念日」というのは、あの戦争で亡くなった多くの方々を追悼し、平和を祈る日。
私の手元に父の手記があります。
数年前父が亡くなった時、遺品を整理していたら出てきたものです。
父は、満州で招集令状を受け取り、満州で終戦を迎えました。
結核を患ったので敵兵と戦ったことはなく、またロシアに連行されることもありませんでした。
父の手記の題名は
「敗戦の日」
です。
「一般には終戦の日といつているが敗戦の日である。」
という書き出しです。
おそらく戦争が終わって何年かして書いたものだろうと思います。
私は、あの戦争についてその是非や意味について語れません。
私は1954年の生まれですので、戦争の体験はありませんし、
実のところ「あの戦争は何だったのか」について積極的に探求することをせずに暮らしてきた人生だからです。
ですので、あの戦争については語れません。
父の手記は、戦争中の事から終戦の時のこと、満州から引き揚げて来るまでの事などが詳細に綴られています。
父は戦争に負けて涙を流すというようなことはなく、軍国主義に染まっていたこともなかったように見受けられます。
戦争という抗えない極限状態に直面して、目の前にある恐怖や後悔に苛まれながらも、時に希望を抱き、ニュートラルにリアルな現実を生きたのだなあと感じます。
私の手元に一冊の本があります。
「戦争を知らない子供たち」
私が高校生の時に買い求めた本です。
著者は、北山 修さん。
私が中学生のころ、「帰って来たヨッパライ」で一世を風靡したフォーククルセダーズのメンバーでした。
この本の題名は、そのフォーククルセダーズが後世に残してくれた名曲と同名です。
時代はベトナム戦争真っ只中、日本でも学生運動が盛んになった時期でした。
本の内容は多岐に渡りますが、私がまだ多感な時期、とても影響を受けた一冊でした。
その「戦争を知らない子供たち」の冒頭のページです。
あの戦争が終わってから20数年過ぎた頃、彼が25歳の時に書いた本です。
もっと親父と話をすればよかったな、と思った今日、8月15日でした。


