ジークレーって? | Chips フォトダイアリー

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写真やイラストをアップします。猫とか、テニスとか…、
イラストはクルマのある風景が多いかな。
それからちょっと心を動かされたコトとか。

昨日は朝から有明にある「アムゼ」という版画の会社(工房)へ行って来ました。


版画と言えばリトグラフとかシルクスクリーンが一般的ですが、

「アムゼ」は、近年開発された新しい版画手法「ジークレー版画」を刷ってくれる工房です。


ジークレーって何だ?っていう話を始めますととても長くなりますので省きますが、

多色刷りでなおかつ高精細な版画が可能なので、名高いイラストレーターの方々もよくご活用なさっている版画手法です。


例えば、私が(勝手に)師と仰ぐ鈴木英人さんも使ってらっしゃいますね。

(写真はwebから拝借)

鈴木英人さんのお名前をご存知なくても、山下達郎さんのレコードジャケットや1980年代の音楽雑誌「FM STATION」の表紙を描いていたイラストレーター、と言えばお分かりになる方も多いと思います。


ということで、不遜ながら私も自分のイラストをジークレー版画にしようとアムゼを訪ねたのでした。


ジークレー版画のオペレーターの方にイラストデータをお渡しして、試し刷りが上がってくるまでの時間、会社のロビーに飾られているイラストを鑑賞させていただきましたら、


井上直久さんのイラストがたくさん飾られていました。


井上直久さんと言ってもご存知ない方は多いとは思いますが、

ジブリの「耳をすませば」の背景も手がけられたイラストレーターです。

「イバラード」という架空の国を舞台にした独特の世界観で人々を魅了しています。

(写真はwebから拝借)

不思議な雰囲気を持つイラストで、

私も以前から大好きなイラストレーターです。


オペレーターの方にお話を伺うと、

井上直久さんはこのアムゼで刷っているのだそうです。


15分ぐらいで自分のイラストの試し刷りができて来ました。

色の濃さとかコントラストなどを変えて、数パターン刷っていただきお手間をおかけしたのですが、

結局はオペレーターの方が独自に工夫してくれたものが一番良かったです。

さすがだなあ、と思いました。


同じイラストでも、刷り方によってずいぶんと違ってくるんだな。


井上直久さんと同じ装置で刷ってくれていると思うと、何だかちょっと嬉しい気持ちになりました。