キス&タコというプランもあったのですが、今回は1本勝負が良いと思いいつもの「庄栄丸さん」です。
船着場へ行くと 居るわ居るわの大盛況 14名の満船です。
今回は右舷3番目 操舵室の真横です。
来る時に漁火が全く見えず 最近チェックしている敦賀の船がそこそこ釣りだしてるので、西はないなあと思ってると
船は北東方面に走り続けること1時間
停船しイカリを降ろした時に「初期にしてはかなり沖まできましたね」と声を掛けると
「今季 ここへ来るのは初めてです」とのこと
周りにはそれなりに船が浮かんでますが、どうなんでしょう?
ここで痛恨の忘れ物(年なんですね) 夜な夜な作っていたあらゆるパターンの仕掛けを入れたバッカンを忘れてしまいました。
仕方なく道具バッグに入れてる仕掛け2セットのうち 枝素10センチのパターンでやり始めます。
マイカ(ケンサキ)は50から上 スルメは底付近から上と聞いてますので、カウンター50メートルからやりますが、
なかなかアタリが出ません。
ベイトも浮いてこないので、どうなんかなあ?と思いながら微速巻き上げでイカの棚を探ると40メートルで小さな変化があり
やっと1杯目をゲット
40メートル付近を手持ち竿であれこれと誘い、何とかマイカ4杯 スルメ3杯を釣ったところで思案します。
このままではアカンと枝素の長い仕掛けを作り スッテのパターンも変えてみますが
やはりアタリは極小さく 右舷全員チ~ン お通夜状態です。
手持ちでこのアタリなので置き竿ではなかなか たまにスルメの親イカは上がりますがマイカは全くです。
暫くやってみましたがピッチが上がらずヒットカラーもまちまちで絞りきれません。
様子を見にやってきた船長に「潮は何ノット?」と聞いてみると「0.1~0.2ノットです」とのこと
「厳しいな~」と言うと「すいません」 あまりにも船中貧果のなで 船長はポイントの選択を誤ったと思ったんでしょう。
「釣れへんから今度こそと思うパターンかな」と笑って返します。
月夜で明るくイカも神経質な為か触腕でのタッチが多いので、またまた仕掛けをチェンジします。
枝素の長さを4センチのベリーショートで11連結を作り スッテも2号(近所の釣り具屋では売ってません)を織り交ぜて再開
アタリが少し増え出したので、 イカがホバリングしながらスッテを触ってたのとスッテの大きさに問題があったんかな。
かなりの神経戦で、手持ちで誘い目で穂先をずっと見てないと釣るのは難しいような感じですが
パラパラと拾っていき これは親イカ(スルメ)かな?と思わせる強烈な逆噴射で上がってきたのは1杯目のパラソルサイズ
庄栄丸さんホームページより拝借
鉛スッテでやってる方も2名いらっしゃいましたが、釣り上げるのは殆どスルメばかりですが、
的をマイカに絞ってポツポツとヒットさせていき 沖漬けボトルにもぎゅうぎゅう詰めの12杯入れて
ちょっと生簀も賑やかになってきました。
段々とベイトも見えだして棚も上がってきましたので、仕掛けを入れる際にダウン釣法もやってみると
うまくハマれば2 3 4連という効率的な釣りもありますが、ダウンで掛からないと神経戦です。
一番浅い棚でカウンター5メートル 深い棚で25メートルと棚が一定せず ヒットカラーもまちまちで相変わらず的が絞れませんが、
4時半の納竿まで神経を集中させて何とかカッコはついたかな
恒例の船長の釣果チェックの見回りが最期にきて「○○さんは マイカはナンボでしたか?」
「47杯やったわ 左舷は?」と言うと 「ウォー 流石! トップです」とニコニコモードです。
やっぱり太い糸で重いオモリで置き竿ではな~
私は道糸も細めで船長がアナウンスしてたオモリも60号から45号まで落としてました
今回はちょっと疲れましたが、やったった感はありましたね。
これも恒例
沖漬けは東京 九州へと飛んでもらい ヤレヤレ
今回の釣行でまた頭に閃いたモノがあり、次回の釣行が楽しみになってきました。
今回は胴長20センチ前後の中サイズがメインでしたが、次回は30センチ級ももっと交えた釣果にしたいですね。
因みに親スルメは10杯ほど放流しました、小ムギ(胴長10~15センチ)は10杯ほどお持ち帰りです。
小ムギちゃんは柔らかくて刺身以外は何をしても美味しいです。
ホントは適度な潮流があり竿がクンクンとお辞儀するアタリがあれば楽なんですが、ムズい釣りもこれはこれで面白いですね。