今週は磯の開幕です
 
波があり波北からの風もない為、ちょっと沖磯はアカンやろなあ~と
 
利彦船頭は電話で言ってましたが、もう場所は何処でもエエんです!!行ければそれで
 
 
早朝 エサの準備をし、 船着場へ行くと、底物のお客さんの他 上物は4人
 
まだ水温が22度以上あり、グレには早く、県北部でも釣れるので、宍喰はノンビリ
 
ただ、思いのほか波があるので、上がれる磯は数箇所
 
まずは鈴バエの裏 港向きの「ゴットン西」へ上がります。
 
此処は普段滅多に人が上がるポイントではなく、通常は池みたいな所です。
 
相方のKと並んで竿を出しますが、水深も浅く、釣れるのは巨大イソベラぐらい
 
 
弁当船で換わったらエエやろ!? と隣のゴットンの底物釣りを見てると
 
30cm強のイシダイをゲットされ、魚の食い気はあるんやな~
 
波で潮が濁っており、エサ取りのスズメダイ等が海面まで沸いてこないので、
 
魚の活性があるんかいな?と思ってましたので、これを見て一安心
 
 
弁当船がやってきて、「何処へ換わるんじぇ~?」
 
「まだ鈴はテッペンまで潮が来よるから 小鈴にでも上がっとくじぇ?」と船頭さん
 
「潮が下がるまで 小鈴で様子見しとくわ」 で初めて「小鈴」へ渡礁
 
足場も良く、波にも強く、海面から2mほど上がってるので、ウキも見易く 
 
なかなかエエ感じの磯ですが、ここも普段は空いてる3級磯です。
 
カゴでも投げて沖狙い?も考えましたが、道具はそのままフカセでやることに。
 
相変わらずエサ取りの姿は見えませんが、3ヒロでエサは毎回取られます。
 
5m前にあるシモリの向こう側をエサ取りの層より若干深めの棚で流します。
 
普通はエサ取りの層より若干浅めの棚を攻めるのがセオリーですが、
 
ここ何年も、グレが急上昇してエサを拾う反転する姿を見てないので、
 
良型グレがエサ取りの層を突破して、上のエサを拾うのは余程の条件が揃わないと無理
 
と判断し、逆パターンで攻めることに。
 
 
最初は尾長グレの放流サイズ(20~25)が遊んでくれます。
 
そうこうしてると、ゆっくりとウキが入っていき、そのまま1m以上入ったのでアワセると
 
ドスン!! また巨大ベラ? すると奴の反撃が始まり  かなりの重量感です
 
これはベラとちゃう!!  何じゃ!?
 
竿でグイグイこちらを向かせ、足元でウキが水面に上がると茶色い魚体目
 
一瞬タカノハのように見えましたが、水温が高いのに!?
 
水面まで奴を浮かせると「よっしゃ!! ゴンタや エエもん釣ったにひひ
 
40アップのエガミで丸々しており、どっから見てもぶっさいくですが、
 
身は白く大変美味しい魚です。
 
まあ 魚は不細工な奴ほど美味しいですけどね
 
オコゼ フグ ウナギ アンコウ等のように  
 
 
 
潮が少し流れて、15m沖にあったウキが綺麗に入り
 
竿を起こすとシャープな引き  今度は何や~!?  
 
足元でギラッ目   「シマちゃんや!!
 
やった~!!  今回はこれを狙ってたのでラッキー
 
カンパチ ヒラマサ シマアジは上物の最高級3種ですが、
 
狙ってもなかなか釣れない魚の代表ですから、なんぼ回ってると言われても
 
毎日 何処でも釣れる訳じゃないので、ホンマにラッキーです
イメージ 1
30ちょいの、今 回遊してるレギュラーサイズです。
 
スグに撒き餌をじゃかすか撒いて、シマアジ引き留め作戦です。
 
そうするとKにも同型がヒットし、ヨッシャ ヨッシャと思ってると、
 
またまたKの竿が曲がり、またやりよった!と思ってると
 
ちょっと竿の曲がりが大き過ぎます!?  ギラッ目  バシャ
 
おいおい  何で急にそないに長なるんや
 
上がってきたのは秋磯の代表格
イメージ 2
化け物サヨリじゃないです。  どうしようもない ダツ です。
 
80ぐらいありエエとこに針が掛かって、取れましたが、歯はタチウオ様のギザギザです。
 
沖はダツかいな~と思って、竿2本の所を攻めてると、ジワジワとウキが入り
 
ギュ~ンとシャープな引き  でもシマアジよりかなり強いので、
 
何じゃ何じゃ!?  足元で魚体を見ると、  おお~アイちゃんかいな目
 
40弱のアイゴですが、ズリ上げたろか? 玉か?と一瞬迷った時にフワッとフックアウト
 
でも、シマアジ ゴンタをゲットしてるので、アイゴをバラシても全く気になりません
 
相変わらず磯ベラが多く 潮もけったいな流れなので、暫しコーヒータイム
 
鈴ハエのテッペンまで潮が来るかをじ~っとチェック目
 
昼まで潮が引いたら行けそうやな
 
 
昼の見回り船で磯換わり  鈴でもええけど、棚は?で行ってみると何とかやれそう
 
荷物は丘の方へ置き、チャラン棒にバッカン 玉網だけでポイントに立ちます。
イメージ 3
東に見える 名礁 沖ジャクシは時折 水没
イメージ 4
西を見ると 鈴ハエ東は波が這い上がり真っ白
 
当然 今立っている棚バエも時折 足元まで潮が上がってきますし、
 
前は洗濯機で回したようなサラシが出ており、海面はサイダー状態
 
これはアカンと、竿から交換し、仕掛けを1から作りなおし
 
サラシに負けないようにドシンとした大きめのウキに、これまた大きめの水中ウキを装着
 
水中ウキで潮をとらえ、道糸で操作しないと、
 
軽い仕掛けではウキがサラシに翻弄されて釣りになりません。
 
暫くすると、竿を引っ手繰るアタリ
 
竿で溜め、早巻きで足元まで寄せてきますが、一段下の棚へ降りることが出来ません。
 
暑さばかりが気になり、想定外で防水ではない普通のズボンを穿いてるので…
 
何度か足元のしめ込みを耐えていると、またまたフックアウト
 
上はシャツ1枚で袖までまくり上げる暑さですが、
 
磯ブーツの中までビショビショは堪忍してほしいです
 
あ~いつもやったら即行で下へ降りて サクサクっと取り込んでたのにな~
 
磯際がオーバーハングしてる為、皆さんよくバラすことが多いポイントですが、
 
私のスタイルは即行で前へ出て、有無を言わさない取り込みなので、
 
こういうオーバーハングしたポイントではバラしたことがほとんどないのですが、
 
今回は牙のない猪みたいなもんで、たたの豚です
 
今度はKがヒットさせますが、Kは防水パンツを穿いてますので前(下)に降りて行き
 
デカサンタをゲット
 
暫くすると、潮の流れに変化があり、Kのウキだけが沖に向かって真っ直ぐ出ていき
 
私のウキは2時方向へ
 
すると、Kがまたもやヒット      2枚目のシマアジです
 
よっしゃ俺も!!と気合いを入れますが、シマアジは何処かへ行ってしまい、
 
代わりにダツがヒットしました、スパっとハリスを切られます。
 
ウキ下をちょっとずつ変化させてやってると、またもや道糸が走り ドスン!!
 
瞬間にエエ型や!!と思い、出来るだけ沖で勝負する作戦にします。
 
チヌなんかであれば、足元にシモリがあっても、ハリス1号で50cmをキャッチできます。
 
何度もしめ込み、竿で溜めて奴が弱るのを待ちますが、
 
ここは荒磯  何が来るか分かりません。
 
イサギ シマアジのように磯をまかない魚であれば良いのですが、
 
奴は急に竿1本分のあたりに突っ込みはじめ、
 
おいおいヤバイやん  やめてよ!!  
 
相変わらず1段下の棚にはバシャバシャと潮が上がってきており、
 
不味いな~と思ってると、フワ~     痛恨のバラシ
 
それもウキの50cm下がささくれたハエ擦れ
 
今まで、このポイントはかなり傾斜のきつい斜面だと思ってましたが、
 
この切れ方は…    道糸の角度からすると背の高いシモリがあるということやん
 
いつもこのポイントは何処から魚が出てくるのかサッパリ分からず
 
ただ磯際からエサを撒いて釣るだけでしたが、シモリがある場所が分かれば
 
次回の攻め方の参考にはなりますね。
 
しか~し、40はあったハズやし、竿も叩いてへんかった(サンタ アイゴではない)から
 
顔を見たかったな~ 消去法でいくと グレ キツ イシダイ  クソ~ 下手くそ!!
 
 
まあ今回は宍喰に来ることが目的だったので、
 
釣果はこれで上等です。
イメージ 5
道具を片付け ノンビリ談笑してるとおかん(船頭の母)が
 
「ちょっと食べてみ」と言って 魚の煮付けを出してくれました。
 
息子たちが赤ムツ(ノドグロ)釣りをして、外道に掛かる黒ムツはおかんの夕食です。
イメージ 6
おかんは赤(ノドグロ)はむつこい(脂っぽい)から好きやない
 
私は黒が丁度エエんよ  と言ってましたが、
 
身はほろほろと取れ、上品で淡白な味でした。
 
初めて食べた魚ですが、都会やったら安くて美味しいと馬鹿うけするでしょうね
 
 
 
もう30年近く この場所に来てますが、何なんでしょうね。 この癒される空間は
 
船釣りで釣れなかったらドッと疲れますが、ここは釣果は2の次
 
心洗われるというか ほえ~っとして何とも言えない 
 
最高の時間を過ごすことが出来 ホンマに幸せでしたラブラブ!