お盆中は、瀬戸内海の釣り船もお休みです。
若狭も潮が速く 釣果も思わしくありませんが、このまま釣りに行かないのもちょっと…
庄栄丸の船長の電話を入れると、電話に出ません
お昼だったのですが、深夜便で帰ってきてそのまま爆睡
なんかな?
お昼すぎに再度電話を入れると、寝起きのような声です
夕方に船長から電話があり「○○さん 2回も電話をもらったのですが…」
寝ぼけていて自分がどういう受け答えをしたのかを覚えてないようです
「9時半に集合言うてたから、9時半に行きます」と言うと 「いつも有難うございます
」
半夜便が出てないので、ちょっと早めの出港みたいです。
9時半に船着場に到着すると、車の多いこと
ホームページでは9人と書いてあったので、12人ぐらい(当日夕方に予約する方がいる為)かな?と
思っていたのですが、流石にお盆です。 総勢15人です。

往路 沖の漁火を見てると、漁火がハッキリと見えるのは少なく 空が点々と白くなってました。
これは前回来た時よりも、ポイントが遠くなってる証です。
マイカ(ケンサキイカ)は最初は沿岸近くで釣れるのですが、秋に向かって段々とポイントが離れていきます。
料金を払う時にスタンプカードを出すと シモタ

スタンプカードが還元回で、今回は半値の5000円
どの船も無料だったり還元価格の時は、いつも貧果
それに、今回はドリンクも沢山必要と、デカイ方の発砲クーラー
このデカイ発砲クーラーを持参した時もロクなことがありません。
今までにメダイとハマチでしか満タンにしたことがありませんが、熱中症とイカの保存を考えると仕方ない
釣座のクジを引くと 3番 庄栄丸では1番が左舷の船首、あとは順番ですので、今回は左舷の胴です。
まあ これだけおったら場所は何処でもエエわ と割り切ってます
航程1時間ほどでポイントへ到着 船をグルグルっと回してシーアンカーを投入
やはり潮は収まってないようです
「棚は40~60メートルで始めてください」とのアナウンスで仕掛けを投入
お隣さんを見ると
デッカいリールにナイロン糸
タイのフカセ釣りに使うリールをそのまま代用です。
この方は 達人
それとも
どっちか極端な釣果になるハズです。
達人であれば、イカの足切れを防ぐ為にわざとナイロン糸を使用しますが、
5号や6号では伸びが激しいので、アタリを取るのが困難なハズ
7~8号? 見ただけでは号数までは分かりません。
「月曜日?に100杯釣ってましたね
」と船長に言うと、
「あの方は超名人です 15本スッテで間隔を2.5mとって、皆が釣ってない時でもポツポツと釣ってる人です」
「40mの幅で棚を探るということは、常に水深の半分の棚にスッテがあるということや~」
「水深が90ぐらいですから海面から20mをのけると、そういうことです
あの長い仕掛けを捌ける方はそうそう居ないと思いますよ」 と言ってました
それこそ職漁者の域ですね。 人それぞれですが、そこまではようしません。
今回も13本スッテの16mの仕掛けです
まあ半分ぐらい(50杯)釣れたらエエとしよう
パラパラとヒットさせますが、胴長15~20cmの中サイズが主体
いつものように、沖漬けのタレの浸けていき、12時を回ってやっと満タン
遅いペースやなあ これでは70 80は夢の夢 50も危ないぞ
それに1杯ずつしかヒットせえへんし、ダルいペースで退屈
お隣さんは、その時 生簀には2杯 達人ではない方だったんですね
パラシュート(シーアンカー)を入れての流し釣りなので、オマツリが少ないだけマシですが、
それでも、前と後とか 左舷と右舷とかでオマツリが頻発
ペンペン(シイラの若魚)がスッテに引っかかり走り回るので、遊ばせると必ずオマツリです。
シイラも湧いてますが、時々ワタリ蟹も近寄ってくるので、甲羅幅20cmを網ですくい味噌汁ようにキープ
もうちょっと大きければ、蒸したり湯がいたりして蟹酢でいけますが、今回のは出汁用です。
暇なのでなかなかよく釣ってる同じ左舷の船首の方を見てると、
棚はおそらく70m ジギングのようにシャクリながらリールを巻いてステイを繰り返してます。
竿もハゲ竿のような極端な先調子です。
それでも、いつも一番下の黄色いデカいスッテ?でパラソル級を連発
ハッキリとは見えませんが、スッテというより黄色いデカいエギという感じです
よう釣りはるな~ 負けるんちゃうかな
負けてはならじと、スッテをローテーションしていき、ヒットカラーに交換していきます。
空が白み始めた頃 4人でオマツリ
船首の方も絡んでます
ドンドン巻いて私のところで回収
解きながら、自分の仕掛けをチョキチョキし、船首の方の仕掛けを回収
錘まで上げてスッテをチェック
カラーは黄色から青に変ってましたが、
何と エサ巻きスッテ
じぇ じぇ じぇ~ この手があったか
エサ巻きにするとスルメがヒットし易くなるので嫌ってましたが、こういうこともあるんですね。
錘を渡す時に「エサは何ですか?」と訊ねると 「サバの切り身で、いつもこれです」と教えてくれました。
イカは絶対ヒットカラーと誘い
と思ってましたが、道具にやられるとは トホホ
エエ勉強をさせてもらいました パラソル級を釣るにはエサ巻きですね
今度釣具店に行ったら購入してバッグに忍ばせておきます。
夜が明け 周りを見ると 島が

反対側の方に 「あの島は何島ですか?」と聞かれて
船首方向をチラッと確認し 「冠ですね」
航程1時間以上かかる所まで、6時間で流されるとは、速過ぎる潮ですね
船長が皆に釣果チェックに聞きに回った時、
船尾の方が仕掛けをスクリューに巻き付け、それと一緒にロープまで
それからが大変、船長がナイフやカマまで持ち出して、ロープを切断作業です。
1時間ほど格闘しやっと帰路につきます。
昼から大事な仕事やのに堪忍してくれよ~
船長に聞くと、やはり船首の方が50杯でトップ 私は2番手で44杯 撃沈
せいぜいイカ釣りはあと1回 今年は束釣りが出来るんかな

今日一のパラソル級です。 蛍光灯の為に不味そうに見えますが、美味しかったです