先月より兄弟子君が、磯へ! と言っていたので、今回は兄弟子君とそのお連れさんで釣行
お連れさんは普段 波止でサビキ釣り等はしてますが、本格的な釣りはやったことがないらしく、
磯靴以外の竿やバッカン ライフジャケットは兄弟子君が調達
ちょっと早めの11時過ぎに到着し、道具類をチェックします。
案の定 磯靴のファスナーが固着してますが、想定内!
シリコンスプレーを嫌ほどかけて動きだします。
弟子君とお連れさんはアルコールを飲んで爆睡に備え床につきますが、
あれこれと磯が頭を巡りなかなか寝付けません。 そうこうしてると
グゥ~ グゥ~ ガォ~ ガォ~!
どうやらお連れさんは、 公害発生機!
兄弟子君も寝付けないのか何処かへ行ってしまったようです。
暫く我慢してみたのですが、どうもこうもいかず布団を抱えて脱走
隣室を覗くと 戻ってこないな~ と思っていた兄弟子君が先に退避してました
早朝5時半に起床し、兄弟子君らはエサを混ぜ混ぜ
私はカゴ釣りなのでブロックのままバッカンに入れて終わり
お客さんは8名ほどでガラガラ まだグレの本格的シーズンではないので、
底物の方が何名かおられます。
「ジャンするで~ 今日は何処でも行けるじぇ~」と利彦船頭
私は最初から「棚場」と決めてますので、ジャンはせずに傍観
兄弟子君は2番で悔しそうですが、 何と1番さんが「沖ジャクシ」を指名
兄弟子君はニコニコして「イナンカ」
ワラグロ 瀬戸 沖ジャクシと渡し 棚場を1人で独占

その後、船は鈴ハエへ底物を下ろしてイナンカへ
道具をまとめて、海を観察
どうも潮の色が良くありません
小波はありザワザワとしてるのは良いんですけどね。
最初は南に向けて50mほど投げてみますが、潮が全く動いてません
そのうちに動くやろ
と思って、30分ほどやってみますが、全くの停止状態
仕方なく、ナデアゲ(ポイント名)から東に向けて仕掛けを投入
朝日が眩しく ウキは全く見えませんので、仕掛けの回収時に道糸の角度から潮の動きを確認
ここも殆ど動いてないようですが、もうエエか
釣果には自信を持ってるポイントですので、動き出すまで我慢です。
9時に弁当船がやってきますが、私はまだ魚を見てません。
弁当船で毎日見回ってる4号さんに 「どうじぇ~?」と聞くと
「ワラグロがグレとアイを1枚ずつ釣っとんな」
「イナンカは?」 「なんや1発やられたみたいやぞ~ 木っ葉は釣っとるみたいやな」
そうか 他所はアタリがあるんやな~!
ウキ下を少しずつ変え 繰り返し仕掛けを投入してると、
ピュッ
道糸が走り生命体反応
穂先の曲がりから大きくはないな~ 上がってきたのは 綺麗なグレちゃん
目測28ぐらいですが、久々に会えて嬉しいです

その後は小さなグレ?がエサを取るのか? 道糸に小さな反応が出るのですが、針掛かりせず
その内に風向きが西から東へ変り、5回に4回ぐらい投入時に仕掛けが絡み、釣りになりません。
サミングしたり着水と同時に引き戻したり、ハリスにオモリを打ってみましたが打つ手なし
竿ごと交換し、フカセ釣りに変更
沖は潮が動いてないとみて、足元のサラシへ撒き餌を入れ、サラシの切れ目を軽い仕掛けで攻めます。
風で取られる道糸の筋を修正し、道糸を張ってると ドスン!
あ~気色エエな~
8ヶ月ぶりの快感です
33センチぐらいのレギュラーサイズ
尾長の木っ葉がチョロチョロしだしたので、投入点を変更し、先ほどより5m沖を釣ってると
シュッ! 道糸が走ると同時に竿先までくるアタリ!
上がってきたのは待望の

わざわざ11月にやって来るのは、このシマアジが釣りたいからです
その後も素晴らしいアタリで、 ひょっとしたら?と良型を想像させる キツ(イズスミ)

も遊んでくれ、納竿までに、28~33のグレを5尾 28~30のシマアジを3尾キープ

最初にしてはエエ釣りが出来た! と思って帰港
港で魚の内臓を処理しようとすると、兄弟子君が
「これ見たってください!!!」
クーラーから出てきたのは、 スーパージャンボ級イサギ
お連れさんが釣ったみたいですが、お連れさんは体格も非常に大きく怪力!
竿をのされることも無く、リールを巻き巻き
兄弟子君が、取り込みを見てバラスんじゃないかと焦ったそうです
手尺で50ぐらい ありそうでしたが、検寸台で正確に測ると
なんと! 50.5cm!!!
文句なしに 勝浦渡船の大物ランキング 1位
フカセ釣りが何たるかも分からず 化け物級を釣ってしまうなんて
本人は快挙の実感がないみたいで、まわりばかりがワア~ワア~言うてます。
前回もビギナーさんが、ハマチを5本ゲットでいきなり竿頭(この方 次はいつ
と弟子君をせかしてます)
今回は記録モノ
次 一緒に行くビギナーはどなた様なのか?
兄弟子君は 「今度来てもあの磯には乗られへんで! いつもこんなんばかり釣れへんからな!」
う~ん 分かる分かる その気持ち
いつでもこんなんやと思われたら大変やからね 釣りを舐めてもらわれても困るしね
それにしても、ビギナーさんに満足してもらえて良かったですね