天気も悪いし1回休みかな~と思ってたら、兄弟子から「明日どないするんですか~?来週はアカンのです!」
天気図とにらめっこ
「利に電話してみ
」


「食うとるのは食うとる 地ジャクぐらいから内は行けるんちゃう
」とのことらしい。


ほな、来週がアカンのやったら行ってみよか~ と今回は二人で釣行

宍喰のコンビニ裏で、波
の様子を伺うとザァ~という音と共に白泡が見えてます。

ちょっと厳しい
満潮に近いので潮が引けば何とかなるか
それよりも雨
が心配




早朝に起きてみるとトタン屋根に雨の音が
本日のお客さんは、阪神グループのみ4人の貸切状態
ジャンもせず出港

雨は止むことなくポツポツと降り、凪のようでも小波があり沖磯には白いシブキが上がってます

名礁 イナンカ は様子見ということで、 棚バエ に渡礁
朝は潮が底なので、足元まで洗うことはないと思うのですが、
念のためチャラン棒(磯に立てる杭)に道具類を掛けておきます
風はそれほど気になりませんが、雨が撒き餌を濡らすので、入れる海水を調整するのが難しい

海水が少なめだとパサついて飛ばず、いつものようにすると雨でぺシャぺシャ

ちょっとずつ加水していくことにしなければ
面倒くさいなあ

潮はフラフラと一定せず、狙いを定めることが出来ません

そうこうしてると、潮が一瞬(数分)東へ流れるようになると、正直なもんで本日1発目のアタリ
30cmのポッテリメタボグレ
エエ感じになってきた!

と思ってると、また潮が停滞 あちこちと仕掛を入れてみますが、
グレは信号を送ってくれず、またまたボラが大挙してやってきます。
竿でボラの頭が叩けるぐらいワンサカやってきて、撒き餌をパクパクやってます。
あの手この手と仕掛をチェンジして、ビッグなカン付ウキでド遠投
40mぐらい沖に数投すると、道糸がゆっくりと張っていきます

ん? 沖の潮が動き出したんかな?
少し穂先にもたれたので、軽く手首で合わせると生命体反応
何じゃ喰うとる! もう一度アワセを入れてリールを巻くとエエ感じの引き
何と35cmクラスのええグレをゲット

普段なら竿ごと持っていくようなアタリが出るハズですが、動きが悪いのか?
もし道糸を弛ませていたら、全くアタリは分からなかったでしょう。
「道糸の張り これ グレ釣りの極意!」 ということですね。
相変わらず潮はフラフラで定まらず、11時頃になるとちょっと雲の隙間から薄日が

携帯
が鳴り 利からの電話

「海南へ用事で行きよるねんけど、イナンカも何とかやれんことないんちゃう
」

利彦船頭らしい、どっちとも取れる慎重な表現

残り二人グループ(知人)と携帯で相談し、 イナンカへ移動

その頃から止んでた雨がまたも降りだし
「日頃の行いが良過ぎるんかな
」


基本的に「晴れ男」や「雨男」という考え方はしない方なので、まあ60パーセントなら仕方ないかな
満好船頭と談笑し、「道具流されんようにぶら下げるか括っときよ!」
兄弟子には「身体ごと括っときよ~」と笑ってます。
表向きは両サイドからきついサラシがはき出してます。
いつものように、両方やってみて喰った方を攻めようと、表側を私 裏側を兄弟子が攻めます。
雨で竿が濡れてますので、道糸の操作もやり辛く、風も手伝って、思う所へウキを投入出来ません

サラシが強すぎて、ウキだけがスルスルと滑るように沖へ出ていきます。
道糸を張ると、サラシの上潮に負けてウキが沈んでいきます

そうこうしてると、兄弟子が竿を曲げて尾長の木っ葉を釣り上げます。
これは木っ葉グレの猛攻になるんかな~

負荷もボディーも大きいウキにチェンジして、ウキの70cm下に大きめの鉛をセット。
これで、上潮に負けずにウキは浮いて、水面下70cmでは鉛が落ち着くハズ
沈み根の手前で、道糸を張り穂先とウキの両方でアタリを取ろうとしてると、
ゆっくりとウキが沈んでいきます
何じゃ? アタリか?と思ってアワセると生命体反応

小サンタ君の登場
とその時 兄弟子が大きく竿を曲げ良型グレをゲット

よ~し!と気合いを入れ、ウキ下も浅くしてやりますが、ヒットするのがキタマクラにベラ

兄弟子が3尾ゲットしたところで、「降参!」 裏側へ退散します。
ポイントを聞くと、兄弟子の右前方15mとのこと。 貴方の右側のサラシの壁ということか

左側のサラシに撒き餌を投入し、10m沖から攻め始めますが、ウキは右へ右へ

これはアカン! 撒き餌が全部 右へ流れて兄弟子の撒き餌係になっとる
かと言って、狭い狭いイナンカでは観音周り(位置を仕掛を流す度に入れ代わる)も出来ず
根気よく撒き餌を続けてると、またもや兄弟子が竿を曲げ5尾目をゲット
ちょっとここで思案
何処にエサを撒けば右に流れ難いのか?

3箇所ほどエサを撒いて観察
結果は足元だけがサラシの影響が少なく まだマシ!

サラシの際 足元の左サイドへエサを撒き、竿1本沖を探ります。
時折テンスの45cm級が水面近くまでエサを拾いに浮いてきますが、喰うな喰うなと念じつつ竿を振ります。

結果はスグに出ました! このへんが流石イナンカですね。
35cm級のポッテリしたグレです

お次は兄弟子が竿を曲げますが、何と針がグレの目に掛かってます
いったい海中はどないなってるんや
「海なか見るぞう君」(水中カメラ)があったらなあ



次は私にヒット! かなりの重量感
グレか!? いや! 何か違うみたい
イガミの50cm? 何かそんな感じです。

道糸もキ~ンと糸鳴りさせて竿でおこします。 白い!
何とデカサンタ 玉網ですくい「竿を叩けへんかったなあ」と思いながら見てみると、
そら竿を叩かれへんわ 何と首根っこにスレ掛かりしてます
魚がヒラを打つのは見えませんが、ホンマに海の中はどないなってるんでしょう?
ウキ下は1ヒロ矢引きなので、ヒラを打てば目視出来るハズなんですが…
時折 波が足元近くまで上がってきますので、チラっチラっと沖を振り返って波を警戒しながら攻めます。
ウキ下を2mに調整し、ほんの足元を漂わせてると、スルスルスルッ とええアタリ!
良型グレの追加です
その後もサンタやグレが竿を曲げ楽しめましたが、結局1日雨に祟られました

兄弟子は先週 イナンカに上がれず 弟子に43cmを釣られてますのでリベンジ

私は弟子君が一緒ではなかったので、28以下はリリース

2週連続40cmゲットはなりませんでしたが、この時期5枚は上等ですね
兄弟子は先週の分まで挽回し7枚ゲット
帰りはお決まりの「宍喰温泉
」が、雨中戦の釣りの疲れを癒してくれました

