宮崎へ仕事で出張です
新燃岳の噴火の為 欠航を考慮して鹿児島へ飛びました。
南国と思いきや、大分上空から熊本へ差し掛かると山肌には雪が積もってます
鹿児島空港は山間部にある為 何と朝9時の気温はマイナス2度
北周り(霧島をグルっと回るコース)は避けて南から回って行きます
宮崎市内でお昼に約束してた先方さんと仕事を済ませて、祖父母の眠るお墓へ行きました
お墓から眺める霧島岳は絶景なのですが、強烈な黄砂現象のような感じで薄っすらとしか見えません
ここまでの道路も火山灰が積もり、端っことセンターラインには砂の山が出来ていました。
墓石も全て灰色
墓石に積もった灰をつまんでみるとこんな状態です

こんな砂が何十キロも飛んでくるんですね。 まともに風下の町村になると粒も大きくなるそうです。
親戚の家に寄り色々と状況を聞いてみると、
火山灰は尖ってるので砂場に入れることも出来ず廃棄物として埋めるしかないとのこと。
また、重量があるので、雨どいに溜まったら水で流すことが出来ず放っておくと重みで潰れます。
仕方なく屋根に上がり、箒で掃き出すしかないそうです
当然 洗濯物は干せないので、自宅で選択だけして、コインランドリーで乾かす方も多いとか
孫の自転車も灰でとんでもないことに

近隣で非難されてる方も大変ですが、
もう宮崎は鳥インフル 口蹄疫 火山灰のトリプルパンチ
用事でホームセンターに行ってみましたが、
プラスチック製大型塵取 スコップ 土のう袋 マスク が店頭に山盛りです。
もうお店は灰の処理で仕事にならないようです。
一番大変そうなのは、中古車屋さん
展示車は全て灰で煤けてます。
毎日大きな敷地の灰の処理で土のうが何十個も出来るのに、
その上 何十台もの洗車 洗車 洗車
ドカ~ンという音がすると、火山灰の量が半端じゃないので憂鬱になるそうです。
畑を見ても緑のはずが真っ白け 折角の高菜も

高菜の苗よりも足跡の方が目立ちます
空港への帰り道 またモクモクと噴煙を上げてました。

自然が相手だけにどうしようもありません。
地震のような人的被害は少ないですが激甚災害ですね
空港ではお目当ての薩摩揚げを買いました
薩摩揚げは 丸十の徳永をはじめ 色々と食べてますが、
串木野(港)の勘場が最高に美味です。
20数年前に離島へ釣りに行った際 偶然に串木野港の傍で見つけた小さなお店でしたが、
食べた瞬間 これや!小さい時に食べた味を思い出しました。
その勘場さんが数年前から鹿児島空港に出店しています。

それでも 薩摩揚げ のお店が増えていて驚き
機会があれば違うお店の物もチャレンジしてみたいですね。