ホームグランドの宍喰では、3月~11月までしかカゴ釣りが出来ないのでグレの様子を伺いに行ってきました。

港を出ると船がフワフワ
沖磯は難しいだろうと思っていると、やはり沖の名礁は波をかぶっています


仕方なく足場の良い大きな磯に上がり、まずはアオリでお遊び
波が強く道糸を取られますので苦戦しますが、何とかコロッケサイズを1杯釣ってエギングは終了。
カゴ用に新調した竿をセットし投げてみますが、潮が全く動いてません

投げる方向をあちこちと変えてみてもダメ

大きく50mほど動き場所を変更するも潮はトロ~ンとしてます。
棚も4m~15mまで探りますが、全くエサを取りません

黒潮の中で釣ってるような感じで生命体反応全くなし

長い間磯釣りをしてますが、水温があるのにエサが全く取られないのは初めてです。
中央部でやってるのを偵察に行くと、
徳島の方がフカセ釣りで磯際を攻めてコッパグレやサンタを釣ってます

お昼に辛抱も限界になり、カゴ釣りを諦めフカセ釣りに変更。
撒き餌を入れてみますが、オセン(スズメダイ)等のエサ取りの姿が見えません
しかし、1投目からウキに変化が表れ、何と底物のキバンドウがヒット

せっせとエサを撒き続けるとまたもやヒットしますが、竿を叩く引きです ストロークが早いのでアイゴです。
弟子君のお子さんが、アイゴの一夜干しが食べたいと言ってたらしいのでこれもプレゼントです。

弟子君を呼び、毒のあるヒレを散発して「どうせやったら天日干ししといたら!?」と声をかけます。
弟子君は早速ナイフで調理にかかり、干し物の完成


こうすると臭みも消えて、徳島や和歌山では「皿ねぶり」と言われるほど美味しくなります。
徳島産の新酢(出来立ての柚子100%果汁)をかけると旨味も増します

途中、磯釣りではお馴染みのサンタも遊んでくれまますので退屈はしません
あれこれと仕掛けを変更しながら何とか本命のグレがヒット


30cmをちょっと超えた尾長グレです。 よ~しこれでボーズは免れた

お次はちょっと馬力がありましたが、磯をかわして無事玉網に。 これはテンスです。
こんなんが底から浮いてエサを食べるのですから、秋磯というよりも奄美か沖縄で釣ってるような感じです
ラストまで1時間を切ってやっと口太グレの35cmをゲットしてやれやれ

最後の締めは、なかなかシャープな引きをするなあと思ってると、なんとモンガラカワハギ?

これは流石に海へお帰り頂きます

納竿して迎えの船に乗り、弟船頭にテンスのことを聞くと「ハトポッポ」やろ

一応魚やのに「ハトポッポ
」 けったいな名前やな~


白身で味が無い?のでフライかムニエルにしたらイケルで

陸に上がり、ちゃんとした名前を聞こうと、兄船頭に見せると「タヌキや
」 










もう笑うしかありません 深い所には「キツネ」もいるそうで、キツネは高額で取引されるとか

本命は2尾でしたが竿はけっこう曲がり楽しめました。 しかし、やはり暑かった

帰りはいつも寄るスーパー「大黒」さんへ行き今夜の夕食を物色

シマアジ(当然天然物)の30cmがいてましたので、馴染みのおばちゃんに「これ してくれる
」

お刺身用に調理してもらい、約2人前で400円ちょい
調子にのってヒラマサ(これも当然天然物)の少量パックのお刺身もゲット これは200円でした

あとは新柚子の絞り汁のビン詰め 馬路村のポン酢(阪神間よりずっと安い)をゲット
最後はホテルリビエラの展望風呂

ヌルヌルの温泉で汗を流して「エエ気持ちや~」 

リビエラ前から名礁 北割れを望んだショットです。(一番先端の米粒)
今回は期待した獲物 グレ イサキ スマガツオ シマアジ イシダイその他ではなく、
南方系の色物ばかりでしたが、水温が20度を切ったら再度チャレンジします。
きっと年末か年明けには頃合の水温になり、ポッテリとしたグレが竿を曲げてくれると思います。