もう一度行きたかった太刀魚はさっさと南下して姿を消してしまいガッカリ。
その内ハゲも終わってしまっては!と思いもう一度ハゲ釣りに行くことに。
行きつけの釣り船に電話をし用意をしてると、釣り船の女将さんから電話が入る。
「○○さん、明日もし良かったら小船に乗られませんか?」
「親船は30人を越えてきましたので… 小船はイカがメインでハゲとの両方です」
「小船は何人ですか?」
「4人です」
「えっ?4人ですか! じゃあ小船にします!」
イカとの2本立てで4人とはラッキー。食べるには2本立ての方が良い。
5時前に現地に到着すると既に大勢の人が見える。
ハゲみたいなマニアックな釣りにこんな沢山の釣り人を見るのは初めて。
女将さんと話してると「有り難いことですが、皆さん大漁ということはないですね」とのこと。
当然である。底さえ取っていれば釣れるアジやガシラとは違う釣り。
1日やって10尾程度の人が多く名人級は50尾を越える。
今年は数が多いものの、腕が釣果に極端に出る魚である。
6時前に出船し西へ進路をとる。 「!?東とちゃうんですか?」と常連のKさんに尋ねると
「ハゲのことがあるから鹿の背でするんやろ。アオリは諦めやな」と既に撃沈モード。
この御仁は週に2~3回乗ってる名人であるが、もうアオリは2回連続で握ってるらしい。
暗いうちは夜行目のエギでしゃくるが反応なし。
富島沖に場所を替え、明るくなってきたので、グリーン系にレッドの混ざったエギにチェンジ。
ギューンと乗るが引きがない。ハリイカの登場。
船中でたま~に上がるが全てハリイカばかり。
それでもオカズにはなると思い淡々としゃくる。今日はエギが当たり一人着々と数をかせぐ。
10時ころに船頭のMさんが「アカンわ!ハゲ行こか~」
これには皆「行こ 行こ!」と、もう既に竿を変えている人もいる。
林前のポイントでハゲ釣りを開始。
何回か流して誰かがハゲを釣るも、船頭さんが「もう30分したら釣れるから」とアナウンス。
11時頃からあちこちで竿が曲がる。
突然名人Kさんの竿がしなり、笑いながら「ハマチやな~」とハリスが2号なので無理せずあしらってる
上がってきたのは50アップの肥えたハマチ。
「俺にも交通事故でハマチがけえへんかな」と期待していたが、
根ががりとハゲの層を考え、かなり底をきってたので結果的にはこれも不発。
大型を想定してロングハリスにしていたが、25僂泙任多いのでショートに交換。
交換してから調子が出てきて、一流しに1尾の好打率でヒットさせる。
これを1日やったら40や50はいくやろな~と思いながら終了の13時までせっせとハゲを誘う。
親船に乗船していた名人はやはり60尾オーバー。
この名人の今シーズンのハゲは4桁にのるのではないか。
行く度に見る名人の腕は流石であるが、もうお裾分けを貰ってる方々も飽きてきてるだろうな(笑)
アオリはもう水温の低いエリアを離れ南下しており撃沈。
タチウオもすでに南下しており冬の足音がそこまできている感じがする。
いよいよグレのシーズンである。メバルも時間も問題。
また楽しみなシーズンがやってくる。