てんちょうです。
今日は病院勤務の日でしたが、
同僚の先生に、ふと、
ブログ見ましたよ~って、
言われて。
マジかぁぁあ~~!!
恥ずかしいから、
内緒にしておいてくださいね(笑)
と思わず無意味に抵抗してしまいました。
不思議ですよね。
オープンに記事を書いているのに。
自分の中に引きこもって、
書きたいことを引いてくるから?
日常の中でブログの話題が出ると、
謎のヒヤヒヤ感があります。
特にまぁ、
同業者に見られるのが、なんか一番怖い。
(あ、親に見られるのも怖いけど、
怖いというより、、、、絶対嫌だ(笑))
怖さ突破とか、大きな口を叩いても、
怖いことはいっぱいです。
でも、突破して、一番怖い、
病院ネタで、行きましょう。
今日の病院診療のいち場面から。
来週は祝日でお休みなのもあって、
めちゃくちゃ、外来患者さんが多かったんです。
お会いできる時間って、
ほんとに数分です。
3分間診療、とかって、
世間的に聞こえが悪くて、
評判が悪いですよね。
医者側も聞きたい話があるのに、
時間が取れず、
ドアの向こうで待っているたくさんの患者さんが、
ちらっと、イラついている様子なんかが伝わった日には、
もう焦って焦って、すごくストレス。
で、今日の患者さんの話。
次回もものすごく予約が混んでるので、
予定を遅らせませんか、と提案したのです。
でも、やっぱりその日に予約を入れたいと、言われる。
一瞬でも、先生に会っておきたいんです。
と。
なんで? 笑
ヤメテー!
わしゃー、カミサマかよ~??
なんも話、できんよ?
と一瞬思ったけど、
なんか、そんな感覚もわかるなー、という気もしまして。
んー、じゃあ、一瞬ね!
とパンパンに溢れたの予約枠に、
予約を入れることにしたのでした。
僕自身、無数のセラピーセッションを受けてきたし、
教育分析的に継続セッションも受けて来たのですが。
セラピストに会うって、
セラピストが面接室で「なにかすること」って、
癒しの本質ではないように思えたのです。
自分の課題に対して、
自分が自分のための時間を取る。
自分に時間と、お金と、労力を注ぐ。
とっても勇気を出す。
約束の日まで、日常が区切られる。
どんなことを話すか、相談するか、
無意識的に自分の神経の許容範囲で、
アクセスが始まる。
面接室までの道中、流れる景色を見る。
なんか街を見ながら歩く。
道中で、駅の人や、受付の人と接触する。
待ち時間を過ごす。
セラピストに会う前に、緊張する。
セラピストとなんか話すけど、
緊張してどっか意識飛んでる 笑
ホッとして、面接室を出る。
なんか、頑張った気がして、
ご褒美にちょっと贅沢して、
美味しいものでも食べたくなる。
で、ぼーっとして、なんかが頭の中を、プカプカと
よぎって、通り過ぎていく。
良い時もあれば、悪い時もあって、
でもなんか一人では動かなかったものが、
ちょっと体験として進んでる気がする。
これって、セラピストは、
ポチッと置かれた布石のよう。
ん? ただの石ころ?
そこを巡って、自分との対話を少し進めるための、
パイロンみたいなもの?
そんな連想が湧いたのでした。
そうだな、
なにかしよう、
なにかできる、
わしゃーカミサマかよ~、
と思い上がってたのは自分でした。
患者さんにとって、
自分のカミサマ時間を紡ぎ出すための、
大事な時間だったんだな、
って。
それを自分がなにかできることがないからって理由で、
邪魔することもないですよね。

魂の萎えたパイロン
気をつけましょー。
