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てんちょうです。

 

今日は精神科病院の外来勤務で、40人以上の方と面接。

多いですよね~~。

でも一般的な精神科外来からしたら、これでもまだ少ない方なんですよ。

 

僕は来月で病院を退職する予定なので、

今日はいつもの精神療法面接に加えて、

全員の方に春から担当医が変わることを、一人ひとり、

お伝えしていかないと、いけませんでした (´;ω;`)

 

この、転勤時の担当者交代のご挨拶は、

今後の引き継ぎの説明だけではなく、

 

精神科の場合、お別れという感情が絡んできて、

患者さんの動揺も大きく、配慮が必要になるので、

何度も経験があるのですが、

お互いにものすごくエネルギーのいる作業だなと思います。

 

単純に言うと、

患者さん側には見捨てられ不安が

治療者側には罪悪感が刺激されて、

それをお互いが共有してちゃんと味わえる感覚を、

大事にできればなぁと思っています。

 

 

改めて、精神科治療は医療技術だけではなく、

人とのつながりを治療のために、

投入しているのだなぁと思います。

 

 

さて、さて、ここで問題です。

 

このような、心的エネルギーを必要とする仕事のことを、

なんて呼ぶか、ご存知でしょうか?

 

例えば、体力を使って、汗水流して働く労働は?

 

肉体労働。

 

知識や創造力で、知的生産で対価をいただく労働は?

 

知的労働。

 

ですね。

 

では、例えば、

看護婦さんが、患者さんに優しくいたわりを向けたり、

接客サービスでお客さんに心地よい気分を提供するために、

感情的なこころ配りを使うことで、対価をいただく労働は?

 

こたえ。

 

 

感情労働。

 

Rカフェ図書、武井麻子先生の本から

 

 

アメリカの社会学者、ホックシールドという人が提唱した概念だそうです。

 

例えば看護婦さんも当然、一人の個人なので、

体調が悪くて機嫌の悪い日もあれば、

患者さんの苦しい場面に、こころが折れそうになったり、

受け入れがたい患者さんに嫌悪感を持つこともあるわけですが、

 

業務上、自分に正直な感情をモロに出すわけには行きません。

ホントの自分に正直な、そんな感情にも嘘をつかないように、気が付きながら、

きちんと距離を取り、セルフケアする自分なりのノウハウを意識しながら、

 

眼の前の患者さんに、いたわりを提供しないといけないわけで、

これは、目に見えないけど、とんでもなく高度で重労働になるわけです。

人間に自然に発生する、感情、というものを、

業務上、道具として扱えるようにして、提供しているのですね。

 

体力を消耗するわけでもない、

頭をフル回転させているわけでもない、

 

なのに、今日の仕事は、なんか、

めっちゃくちゃ疲れたぁ~~あ、 って、なる感じ。

 

それ、感情労働かもしれませんよ。

 

ちなみに、

感情のコントロールで、

もっとも間違えやすいのが、

 

ホントの自分の感情に嘘をついてしまうこと、

です。

麻痺させたり、蓋をして、

なかったコトにして、

白衣の天使になって、頑張りすぎてしまう。

 

医療や介護福祉、教育、エンタメなどの、

人のためにするお仕事の現場では、

典型的にもっとも燃え尽きて、こころを崩してしまうパターンです。

 

感情労働という、目に見えない重労働ををしているということを、

ちゃんと自覚して、自分もいたわって、ホントの自分に戻って、

必要な休息を取るのが、大事ですね。

 

かくいう自分も、陥りやすいことなので、

自分のためにも、記事にしてみました。

みんなでお互い気をつけましょう~ウインク

 


追記

ちなみに、僕の場合、外来の後は、

必ず売店でアイスを買ってきます。

外の景色の見えるところで、

一人、アイスを楽しむのです。

ウシシ (´Θ皿Θ)ウシシシ



 

おまけ

 

武井麻子先生のこの本も面白いですよ。

看護学の本で一番好き。

精神分析、集団精神療法の視点から、精神看護が語られている。

分析の専門書よりも、専門的

 読み物としての看護学


中井久夫先生の名著より好きかも