朝 7 時ごろから、晩 11 時ごろまで世界陸上競技大会が放映されている。オリンピックに似た雰囲気はあるが、柔道やレスリング、野球、卓球、バドミントンなどの球技は無く、陸上のみということで日本人には入賞すら困難な競技の大会である。東京で開催されているということで世間?は盛り上がっているように見えるが、恐らくごく一部の人たちとマスコミだけのことだと冷えた見方をする者も少なくない。しかし、国家を度外視して、凄いスピードで走る短距離や凄いスタミナで走る長距離選手には感動し、世界記録を更新した棒高跳びの競技には興奮した。昼は暑さで競技は回避され、比較的気温の低い朝と夕~夜に開催されているようだが、外国人ばかり勝ってしまうので、ついつい外国で開催されているという錯覚に陥ってしまい、娘に 『 今、現地は昼なのかな? 何時ごろなの? こっち(日本)は今、夜だけど。こっちが昼の時間は、向こうが夜なので競技は止まってるんやね! 』 なんて質問したら娘に 『 なんでよ、東京でやってるじゃない! 』 と大笑いされた。ところで、短距離が黒人とくにジャマイカや UAS が恐ろしく速く、長距離では同じく黒人のアフリカ勢であるケニア、エチオピアが強すぎることに疑問を感じたので少し調べてみた。歴史的には 1492 年にコロンブスのアメリカ大陸発見以降に、ヨーロッパの白人が中南米に進出し、インカ帝国やアステカ帝国を滅ぼし権力を確立した。これにより白人はインディオ先住民に強制労働を課したり、疫病を持ち込んだりすることで先住民の人口は減少し、アフリカから黒人奴隷を労働力として補った。これが、米~中南米の黒人の始まりである。未だに、貧しい環境で幼い頃から労働に耐え、自然に足腰が鍛えられるということが、後の陸上競技に生かされてくる。同様にアフリカ大陸のエチオピアやケニアも貧しい生活のなか、幼い時から労働を強いられ、通学にも往復 2 時間以上かかる環境の中、長距離を歩く、走るというのが当たりまえの生活になっているのである。共に貧しさからの脱出のためのハングリー精神で、走ることに人生を賭けているのである。ケニア、エチオピアは標高が高い地域にあり、酸素が薄い環境で生活している。肺活量も大きく、全身への少ない酸素の供給が上手い。これらの条件で、国をあげて長距離競技に取り組めば、金メダルに辿り着けることは容易にわかるし、最早どれだけ他国が頑張っても勝てないはずである。一方、中南米、USA の黒人選手に関しては、ACTN3(アクチニン3)遺伝子を持っている者が多く、これは筋肉の強化、収縮を促し、スピードを瞬時に上げる筋繊維を増やすスプリンター遺伝子と言われている。遺伝子にまで遡ってしまうと、どれだけ他国が頑張っても限界がある。このような事実を突きつけられると、最早日本は陸上競技から撤退するか、ACTN3遺伝子をもった黒人の帰化などで対抗するしかないのではと厳しく思う。色々調べてみたが、これが全てではないのでがっかりせず、皆で応援しましょう。