このところ、アクセス解析を見ていると、
血圧関連の検索語で拙日記に来て下さる方が、日々、一定数はあるようだ。
それと扁桃炎関係もかなり頻繁に見かけている。
やはり何かと体調不良になりやすい季節ということかもしれない。
私と高血圧の付き合いは結構長い。
そもそも、私は自分の人生で低血圧だったことは一度もなく、
20代前半でも、120~140/70~90くらいの値は普通にあった。
ただ当時は、今ほど厳格な高血圧ガイドラインは存在せず、
160/95を超えて初めて高血圧と見なされる時代だったので、
私は自分の血圧を心配したことも全くなかった。
妊婦健診に行っていた頃も、必ず120以上はあったが、
当初はそれが悪いなどと思ったことは一度もなかった。
上が120未満・下が80未満こそが『至適血圧』、
などという概念は、あの頃には無かったのだ。
ちなみに私が白衣性高血圧を発症したのは、この妊婦健診で、
24週のときだったか、忘れもしない135/65という測定値が出て、
「たっかいね~!?どしたん?大丈夫!?」
と助産師さんから真顔で言われたことがきっかけだった。
それまで、妊婦の血圧基準が140/90未満だとは知っていたが、
これを超えていなければ問題ないと思ってのどかに暮らしていたので、
130を上回ったことでこのように言われたのは、結構衝撃的だった。
以来、血圧測定のたびに、果たしてクリアできるかと緊張で脈拍が125を超え、
血圧のほうも、初回測定では必ず上が140を上回るようになってしまった。
助産師さんに白い目で見られながら、結構、繰り返し血圧測定をしたものだ。
今思うと、なんて胎教に悪い妊婦健診だったことだろう(--#)。
白衣性高血圧は、医療機関などの測定で緊張したときに限り、
普段よりかなり高い血圧が出る、という症状だ。
家庭血圧が高くなければ基本的には問題がないが、医師の中には、
「些細な理由ですぐ血圧が上がる、危険な体質であるということです」
という言い方をする人もいる。
そりゃそうかもしれないが、このような言われ方は、
血圧が心配な患者にとっては、一種の呪いみたいなものなのですよ。
こんな自覚を持たされた人は、もう一生、白衣性高血圧とはお友達だ。
それより、
「血圧が変動しているだけ。家で測って問題ないなら、治療も要らない」
と説明する医師のほうが、結果的に患者の血圧を安定させることができそうだ。
今の私は、家庭血圧は130前後/90前後というのが最も多い値で、
低くはないが、主治医には許して貰っている。
一方、最近の診察時血圧のほうは、
上が120~180/下が80~100と、かなり幅がある。
誰にどういう状況で何のために測られるかによって、
私の緊張度が異なるので、出る値も相当に開きがあるのだ。
先日、血圧を診て貰っているいつもの内科に行ったら、146/84だった。
白衣性高血圧とはいえ、慣れた先生の前でなら、
この程度に家庭血圧に近い値だって出るのだ。
入院中などウットリと眠いときなどに測定されると、120/80あたりもあり得る。
逆に、初めての病院で健康診断書作成のために、たった一度しか測って貰えない、
という状況のとき、私の血圧値は恐らく200に迫る最高値を記録するだろう(^_^;。
いずれにせよ私は、自分の血圧が高いことについては自覚があり、
診察時血圧が相当に上がることも経験しているので、
概して、検査で高い血圧値が出ても、すぐには驚かない。
瞬間的に170/100くらい出ることは、体調や心境によって十分に「あり」だ。
それより、むしろ私としては自分にあるまじき低い値が出たときのほうが
本能的な恐怖を感じる(^_^;。
どんなに若いときでも低血圧だったことだけはなかったのだから、
この私が、いくら測っても血圧が低いなどというときは、
よくよく悪いことが私の身の上に起こっているに違いないのだ。
前に、テッテー的にお腹を壊して息も絶え絶えになって内科に行ったら、
血圧が110/58とかで、先生がカルテを書きながら、
「血圧は問題ないですね~」
などと仰ったのだが、私は内心で「死にそうです」と思ったものだった。
また、筋腫からの大出血で倒れて、救急車を呼んだときもそうで、
車内で最初に血圧を測られると、上が90いくつしか無かった。
「いつも低いですか?」
と救急隊の方が尋ねて下さったのだが、私はその値を聞いて絶望しかけた。
下が90なら私は大丈夫であることを自信を持って言えるが、
上が90など異常事態で、死が近いとさえそのときは思った(爆)。
実際、人間は死ぬとき、徐々に血圧が下がって息絶えるのだ。
しっかりと血圧が保持されている人間は、死んだりしない。
まあ、そういうわけで、恒常的にあまりに血圧が高いことは
将来に渡っていろいろとリスクを伴うだろうということはわかるが、
日頃から血圧が高めの人にとっては、
むしろ急激に血圧が下がることのほうが危険だろうと私は思っている。
検査値の維持のために人生があるわけではないので、
至適血圧や正常血圧と言われるところまで下げることのみに固執するのは
血圧ノイローゼのもとだし、肉体的にも危ないことだと思う。
体重管理や食事内容改善、体調の善し悪しなどトータルで考えるべきであって、
140をちょっと超えただけでキリキリとストレスを感じるような、
数字合わせ的な血圧管理は心身に良くない。
そういえば、私が3月にESWL(体外衝撃波結石破砕術)を受けたとき、
患者に配られる記録用紙に血圧記入欄があった。
多分、この治療により血圧が急激に上がる患者さんがいるためだと思うが、
そこには複数の処置の候補のうち『アダラート舌下』の文字があり、
私は「それだけは絶対やめて~(^_^;」と思ったものだった。
アダラートは急速に効果を発揮する降圧剤だが、
私なんかは、そんなものを使用されたらそのせいで死にそうな気がした(^_^;。