「英語遠足」始末記 1 | 転妻よしこの道楽日記

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……というワケで、昨日は、だから「英語遠足」だった。
「明朝9:10、広島バスセンター切符売り場集合。私達のバスは9時半発」
と、集合時刻の予定を前日に(英語で・笑)メールしたら、M氏から、
「Sounds good! See you then!」
とノリの良い即レスが来ていたのだが、
昨日の朝、約束の時間が過ぎても彼は来ず、
もしや時間にルーズなタイプの外国人だったか…(^_^;?と
最初は少し、焦った。

しかし、M氏はいい加減な人ではなかった。疑って悪かった。
9時20分をまわった頃、駆け足で姿を現した彼は、かなり慌てていた。
遅れると思って、息せき切ってやって来た様子がありありだった。
彼が何か、言葉にならないことを言いかけていたので
(大阪弁でいう『いや、ちゃうねん…』みたいなことか(爆)?)
「大丈夫、まだあと7分あるから」
と私が言ったら、ようやく彼はホっとした表情になった。
そして、バスの切符も無事買って、やや落ち着いてからM氏が、
「昨夜あんまり寝ていない」
と言うので、忙しかったのかと訊ねたら、
「いや興奮してしまって」
と笑って答え、するとヨコから、K子さんまで
「私も」
と言った。

転妻「三次に行くこと考えて、眠れなかったんですか?」
M氏「そう(^^)」
K子さん「遠足楽しみな小学生みたいよね」
M氏「ホントホント(^_^;」

そうか、そんなに楽しみにしてくれていたのかっ。
ともあれ、間に合ったので予定通り9時半発の高速バスに乗った。
窓際からM氏、K子さん、私(は補助席)という順序で着席し、
バスは無事定刻に発車した。
それで、ツアコンよろしく私が、きょうのこれからのスケジュールを
『しおり』片手に確認しようとしたら、M氏が
「夕べ寝られなくて、今朝はバタバタして、バナナ一本食べただけ…」
と言い出したので
「それなら、先に三次ワイナリーへ直行して、ランチにしましょうか」
と私が予定変更を提案し、果たしてM氏はとても喜んだ。

三次までは80分弱ほどの所要時間で、快適な路線だった。
我々は騒がない程度に、気ままに愉快に喋って過ごした。
M氏は、アメリカにいたときから日本語を大学で専攻しており、
将来は大学院に進んで大学で教授職に就きたいとのことだった。
学生時代の副専攻は演劇だった、と彼が言うので、
「演技する能力は、教える仕事においても大いに力を発揮する」
と私が言ったら、彼は、まさに!まさに!と目を輝かせていた。

またM氏は、日本に来てアメリカととても違うと思ったのは、
お母さんが家族のことを、ひとりで全部やってあげていることだ、
と言った。

M氏「僕の家では、ママが家族全員のお弁当を作ったりしなかったよ」
K子さん「それぞれが自分で作るの?」
M氏「そう。洗濯も。自分の服は自分で洗ってた」
K子さん&転妻「え~?」
M氏「でも兄はあんまり洗濯はきちんとやってなかった。
 それで無断で僕のシャツを着たりして、『あ、それ俺の!』みたいな」
K子さん「彼女とは一緒に住んでいるの?お料理はどちらが?」
M氏「アメリカ人は基本的に半々にやるものだと思うんだけど、
 僕は料理が好きで、彼女は好きじゃないと言うから、今は僕が75%やってる」
K子さん&転妻「ほ~~(この人は、良い夫になれそうだな)」

……そんなこんなで、他愛もないことを喋っているうちに、
予定通り10時47分に三次バスセンターに到着し、降りてみると、
有り難いことに、呼ばなくても最初からタクシーがいてくれた
(ここと三次中央病院は、割と多くの場合、
タクシーの待機が期待できるそうだ@地元タクシー会社情報)。
御蔭で、我々は即座に三次ワイナリーへと向かうことができた。

ワイナリーは、平日昼だというのに、駐車場に車が既にたくさんあり、
団体の観光客も次々とやってきて、かなり賑わっていた。
M氏のご希望で、バーベキューでなく喫茶のランチに行くことになり、
食事をしながらここでも英語会話が続き、
これぞ、トータル・イマージョンの英語レッスンさながら(^_^;、
『全没入方式の訓練で、昼食時にも講師が同行します』
という某英語教室の宣伝文句を、私はつい思い出してしまった。
あれは、つまり、こういう状態のことだったのだな。
いや~、感謝せねばな(^_^;、今回タダでこんな英会話して貰って(爆)。
それから、ワイン売り場に行って、飲める人は試飲をし、
買ったお土産のワインボトルは重いので、自宅送りの手配をし、
更に、地下のワイン工場も見学した。

余談だが、ここでの雑談のとき、M氏は
ボジョレーヌーヴォーというものを知らないと言った。
「秋になって解禁日になると、日本のお店にも出て、たくさんの人が買う」
「フランスのボジョレーで、その年に収穫した葡萄で造った、
その年度の『新酒』のことです」、
等々と説明してみたが、彼は全く知らないと言った。
英語でもBeaujolais Nouveauだと私は思っていたが、
これでは通じなかったのだろうか?
それともアメリカ人の習慣には無くて知らないということなのか?
ちなみにここでM氏が、
「まだブドウを見てないよ。どこでブドウを作っているんだろうね?」
と言うので、ワイン売り場の人に尋ねてみたら、
ブドウ畑は、ここから車で5分ほど山のほうに行ったところにある、
ということだった。

さて、そのあと、我々はいよいよ、『風土記の丘』へ向かうことにした。
さきほど乗ってきたタクシーさんが、会社の番号を書いたカードを
降車時にくれていたので、そこへ電話して、
三次ワイナリーまで迎えに来て貰った。
乗ってみると、三次バスセンターからワイナリーまでの距離と、
ワイナリーから風土記の丘までの距離は、あまり違わないくらいで、
タクシーで7~8分、という感じだった(どちらも料金1200円ちょっと)。
朝からM氏とずっと英語で喋っている弊害(爆)がこのあたりから出てきて、
私は、タクシーの運転手さんに変な英語で御礼を言いそうになって焦った。

(つづく)