ポゴレリチの来日中、ヨーロッパのポゴファン仲間の男性二名が
しょっちゅうメールをくれた。
用件は、私のことなんかどうでも良いのであって、
『我々のマエストロは、きょうは、どうしている!?』、
これに尽きるのだった。
とにかく朝に晩にメールが来るのだ。
どんだけ好きなんか。……って私に言われたくないか。
私は出来る限り、彼らの期待に添うように努力した。
演奏会を聴いた日には、勿論その感想を、
演奏会のなかった日も、KAJIMOTOのサイトから得た情報や
日本語の個人ブログや掲示板に出ている、各地の演奏会の記録・感想、
あるいは、これからあとの予定などを、毎回、簡潔に彼らに伝えた。
というか私の英語では、簡潔に伝える以上のことは不可能だった(汗)。
その都度、彼らはちゃんと解読して返事をくれた。
ドイツ在住の某氏は、最初こそ「敬具」などとかしこまっていたが、
私からの報告が重なるに連れ、「Kiss」になり「Embrace(抱擁)」になり、
昨夜はとうとう、「オー、マイ・ディア・ソウルシスター!!」と来た。
今回の来日公演は、長年のファンとして見ても本当に見事なものが続いたから、
私の感動や興奮が彼にも伝染したのだろうが、それのせいで、……いやお蔭で、
ヨーロッパの白人男性のソウル・ブラザーができるとは、思わなかったね。
もうひとりは、クロアチア地元のポゴファン青年だ。
Yahoo!のポゴ・グループで知り合ったのだから、5年以上は付き合いがあり、
彼が少年の頃から、ポゴレリチを神のごとく尊敬していることも聞いているし、
また彼から、ヨーロッパでの演奏会の様子など折に触れて教えて貰っている。
その彼もまた、今回のツアー関連の私の報告を喜んでくれた。
どんなことでもひとつひとつに盛り上がれるのは、ファンならではで、
書いたこちらとしても嬉しいし、とても有り難いことだった。
最後の名古屋公演が無事に終わったという私のメールに、
彼はことのほか喜び、感激と感謝の言葉を書き連ね、最後に、
「本当に本当に!ありがとう、ヨヒコさん!!」
え~……。
なんか、そんな名前のヒト、『古事記』に居なかったっけか……?