クロアチアのマリーナ・アンボカーゼ女史のもとで研鑽を積まれた、
ピアニスト高橋若菜さんのリサイタルが、8月6日に仙台で行われる。
アンボカーゼ女史は、イーヴォ・ポゴレリチが夫人のケゼラーゼ女史を亡くしたあと、
彼への指導と助言とを引き継ぎ、新たな可能性を与えてくれたピアノ教授で、
現在も教鞭を執られているが、年齢的には引退もそろそろ遠くないとのことだ。
高橋若菜さんはザグレブに留学され、アンボカーゼ女史に師事し、
現在9年目になられるピアニストで、このほど御出身地の仙台において、
『アドリア海から復興への祈りを込めて』と題されたチャリティコンサートを
開催されることになっている。
高橋若菜のクロアチアンライフ
2011年8月6日(土) 7時半開演(7時開場)
会場: 仙台シルバーセンター 交流ホール
~プログラム~
S.ラフマニノフ: 前奏曲集より
プレリュード Op23 br.4
プレリュード Op23 br.6
プレリュード Op32 br.5
プレリュード Op32 br.12
プレリュード Op32 br.13
A.スクリャービン:ソナタ No.4
I.アルベニス:組曲「イベリア」第一巻 ボカシオン 港 セビリアの聖体祭り
I.アルベニス:ナヴァラ
E. グラナドス:スペイン舞曲より Nos.2, 6, 12
チケット:前売り券 2000円 当日券 2500円(全席自由)
プレイガイド:三越(株)ヤマハミュージック東北仙台店
河合ミュージックショップ仙台店
主催:高橋若菜 (高橋若菜ホームページ www.wakanatakahashi.com)
後援:クロアチアビジネスセンター、日本クロアチア協会
お問い合わせ・チケット申し込み:youngleaves328@hotmail.com
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この演奏会は震災以前から予定されていたものではあったそうだが、
会場の仙台シルバーセンターが被災し、一時は開催が危ぶまれたということだ。
しかし幸い、8月6日までにはホール修理の目処がつくことになった。
高橋若菜さんは、私にとってはポゴレリチが縁でお名前を知ることとなったピアニストで、
奇しくも原爆忌の夜、震災復興支援の演奏会をなさるということでもあり、
広島からご成功をお祈り申し上げたいと思っている。
そして、仙台やその近郊の音楽ファン、ポゴレリチ・ファンの方々にも、
この演奏会を知って頂けたら、そしてアドリア海から届く音を味わって頂けたら、
と願っている。
どうか、素晴らしい一夜となりますように。
上記演奏会情報及び高橋若菜さんプロフィールを、私にお寄せ下さいました某氏にも、
心より篤くお礼を申し上げます。
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折しも、あの津波にのまれた仙台空港で、きょうから国内定期便が再開した。
国内定期便も再開=通常ダイヤに「復興へ一歩」―仙台空港(時事通信)
『空港ロビーでは同日朝、国内定期便の再開第1号となるアイベックスエアラインズの福岡便出発に合わせ、祝賀セレモニーが開かれた。仙台空港ビルの伊藤克彦社長は「官民が団結し、わずか4カ月半で再開できた。本日からは、復旧から復興に向けた第一歩を踏み出します」とあいさつした。』
震災の日からずっと思っていることなのだが、私は、
こうした肯定的な『力』や『願い』を蔭ながら支えることに、
微力であっても、そのとき出来ることをして尽力したい。
あの地震のせいで日本の将来はもう絶望的だ、という言い方を好む人もあるが、
たとえ状況が困難なものであっても、そのような主張には私は与しない。
なぜなら、将来のことなど何一つ保証の無かった終戦時の広島の人々が、
もうだめだと諦め絶望していたら、今日の私自身、ここに存在していないからだ。